2019年4月28日日曜日

汚い会社

最近、個人的にもイギリスの世論的にも一番関心のあることは、環境問題です。先々週はロンドンは1週間以上も、環境活動団体エクスティンクション・レべリオンにあちこち占拠されました。そしてイギリス人が誰もが愛する、自然番組のプレゼンターのデイビッドアテンバラの「クライメート・チェンジ」が報道され盛り上がったところに、スウェーデン人のグレタちゃんがロンドンに電車でやってきました。グレタちゃんは国会にゲストとして出席し、演説しました。これが例によって、まったく歯に衣着せぬ厳しいもので、「よく言ってくれたぜ」って感じでした。

そう言うわけで、私なりにも毎日このテーマについて調べ、最近強く思うようになったのは、お金のことです。

個人的にできることは、車を使わないようにするとか、牛肉を食べないとか、いろいろあると思うんですが、このCO2の問題はその程度で何とかなるようなレベルではないくらいの、危険なレベルに達してしまいました。根本的に社会を変えないと、もう破壊的な温暖化の加速を止められないレベルです。

そしたらこんな記事を見つけました。ガーディアンというイギリスの大手新聞社の記事です。世界のCO2は、100の企業が 排出しているという記事です。

一番のトップはChina Coal。名前の通り、中国の国営の石炭の会社で、なんとショッキングな、世界のCO2の14.32パーセントがこの会社の責任です。

知らない会社(中東などの)が多いんですが、よく知ってる会社もあります。シェルとBP(イギリスの石油会社)です。この二つだけで合計3.2パーセントです。日本の会社はないようです。

こういうのを見ると、個人がいくら頑張っても、海から耳かきで水をすくい取ろうとしているようなものだなあと感じます。

ですから最初に書いたような活動を通して、政治家に圧力をかけるのは非常に大切だと思うのですが、もう一つ大切なことは、企業に圧力をかけることです。で、どうやって圧力をかけるか。それはもちろんお金を使ってです。

英語ではDivest. つまりInvestの反対で、シェルやBPなどの「汚い」企業への株式投資を辞めることで、これがここ数年、大きく広がってきています。

この続きはまた後日書きます。興味ある方は、またお越しください。

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