2016年9月11日日曜日

ギリシャの空港での警察との件


サントリーニの空港は小さいのに、すごい数の観光客の乗り降りがあります。それで、我々が帰国する日は、空港の外に長い列が出来ていました。旅行会社の人が整理していたので混乱はなかったのですが、まずチェックインに空港の外で列。荷物をレントゲンに通すのに列。そして搭乗ゲートに入るのに列。ラウンジは小さいですので、チェックインのあとは、空港の近くのカフェで時間を待ちます。

自分の飛行機の搭乗時間が来るまで、空港の中には入れないんです。

さて我々がサントリーにをあとにする夜。すべての手続きがスムーズに進んで、カフェでちょっと時間をつぶしたあと搭乗ゲートの入り口に向いました。もうすぐ搭乗開始。列が出来ています。

列に並ぶ前に、パスポートを警察にチェックされます。この飛行機の便はイギリスのホリデー会社のチャーター便なので、お客さんはイギリス人ばかりです。イギリス人のパスポートチェックは、ほとんど形だけ。でも私の日本のパスポートを差し出すと、ガラスで隔てられたデスクに連れて行かれました。

警察官がガラスの向こうの座ります。そしてコンピューターになにかタイプしました。しばらくしてまた何かタイプ。こんなことが5分くらい続きました。そして別の若い警察官を呼んで、交代しました。こちらは別のコンピューターに何か入力しました。

飛行機の離陸時間まであと15分くらいしかありません。なのに10分くらいもこんなことが続きました。

もう乗れないかな。次のイギリス行きの飛行機は1週間後。それまでサントリーニにいるという運命なのかな。まあクレジットカードもあるしな。それにしても、一体何が?テロリストの疑いをもたれているのか?赤軍派で同じ名前の人がいる?

そう思っていたら、すでに通過して、この警官の見ているコンピューターをガラス越しに横から見れる位置にいるデイブと子供たちが、心配というよりはあきれた顔をしてコンピューターを指差しています。

何かと思って聞くと、なんと、警官たちはそもそもコンピューターを立ち上げて、必要なプログラムにたどり着くことだ出来ないでいるのです。EU以外の乗客が乗ることを想定していなかったのか、そもそもコンピューターが立ち上がっていない。そしてやっと立ち上がったと思ったら、なんとそれは、ウインドウズXPなんです。

そしてそこから、なぜかインターネットエクスプローラーを立ち上げ、そこから必要なプログラム(ページ?)にたどり着けないらしい。

そもそもこんな場所でXPやインターネットエクスプローラー使う?その前に、コンピューター、せめて立ち上げておいて欲しい。それに考えてみたら、この場でつかうプログラムなんて決まっているだろうに、なぜたどり着けない?

こんなのじゃ完全に飛行機乗り遅れる~

と思っていたら、結局ペンでその辺の紙の裏に私のパスポート番号書いて、通してくれました。

ギリシャ人って働き者って先日書いたけど、こんなところがイギリス人から見たら、ギリシャって頼りない国って思われてしまう所以なんだろうなあ。

逆にヨーロッパで頼りがいという面ではギリシャの対極にあるのはドイツなんですが、その話はまた後日。

ではこちらもよろしく。


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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

その落ちはなんなんだ(笑)

そういう人々って・・・いるよね・・・

Atsuko さんのコメント...

普通のホテルとかレストランの人とか、ギリシャ人はてきぱき働き者だけど、やっぱり警察とか、お役所仕事があかんのかな。どこかの国と同じ。