2016年3月26日土曜日

いろんな宗教の違い

インドのとある聖人が、「神に近づくためには何をしたらいいですか。」と、聞かれました。それに、「ヒンズー教徒ならクリシュナに祈りをささげなさい。イスラム教徒ならアラーに祈りなさい。キリスト教徒なら、キリストに祈りなさい。」と答えたそうです。

私がここに何度か書いたサイババのもとには、ヒンズー教徒だけでなく、キリスト教徒や仏教徒など、世界中から信者が集まります。サイババは、主にヒンズー教の教えに基づいて語りますが、改修しろとは絶対に言いません。むしろ、それぞれが自分の宗教の教えを守るように語ります。

有名なサイババの言葉です。
There is only one langugage, thelanguage of heart.
There is only one religion, the religion of love .
(言語はひとつしかない。心の言葉である。宗教はひとつしかない。愛の宗教である。)

でも確かに、宗教によって、教えが大きく違う部分があり、何が真実なんだろうと考えてしまうこともあります。たとえば、カーマや生まれ変わりは、一番戸惑う部分です。

同じ生まれ変わりでも、人間として生まれてくるのか。それとも動物や虫に生まれ変わることもあるのか。

それでも、「神」という存在が、人間の観念では理解できないものであれば、その辺の違いは、些細な違いと言うことになるのかもしれません。

考えてみれば、人間だって、人の評価って違うじゃないですか。家族からは頼りないと思われていても、会社では 有能で慕われていて、でも学生時代は評判が悪かったとか。Aさんのことをよく言う人もいれば、悪く言う人もいるとか。

その評価の違いは、立場による関わり方の違いもあるし、評価する人の考え方の違いによるところも大きいし。

だから宗教による「神」の違いも、その文化とか伝統とか国民性で違いがあるもの、うなづける気がします。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

この年になると、人はそれぞれ違うということが良く分かりますね。若い頃はそれがわからなかったから、自分と異なるものに腹を立ててストレスを溜めたりしてたんだなと思います。ほんと、同じ人は一人もいないし、身近な人ですら、想像もつかないような考え方や感じ方をしていたりするし。子供の頃からそれをしつこく教えるといいのになと思います。

Atsuko さんのコメント...

それから、自分のことをあれこれ思う人がいても、それはその人自身の問題で、自分とはあんまり関係ないと思うようになったな。だから人にどう思われても気にならない。というか、自分のことを理解できる人はいないと思うようになった。自分でも理解できないし。