私が教えてるヨガのクラスは、だいたいが「一般クラス」で、誰でも参加できるレベルになってます。長くやってる人も初心者の人も一緒にします。
ただ一クラスだけ、初心者クラスがあります。だいたい半分くらいの人が本当の初心者で、半分くらいが、初心者レベルでずっと続けている人達です。
まったくの初心者の人達は、フィットネスレベルに関係なく、だいたい一目でわかります。 マウンテンポーズという、とにかくただまっすぐ立つというだけのポーズがあるのですが、これがヨガをやってる人とやってない人は違うのです。
ヨガをやってない人は姿勢が悪いかというと、そういうわけでもありません。ただ、まっすぐに立つだけでも、ヨガらしい立ち方って言うのがあるのです。もちろんマウンテンポーズだけじゃありません。初心者クラスですので特に難しいポーズはしないけれど、やっぱりヨガをしたことがない人は、全体がヨガらしくないです。体の柔らかい人でも同じです。
細かいことを言えば、足が平行に並んでいるとか、視線、あごの位置、肩の位置などが違うんですね。
でも面白いことに、たとえ週に一回一時間でも、半年もヨガをすれば、立ち方も座り方もヨガらしくなります。
長く続けていても、ある程度以上はなかなか上達しない人もいます。そういう人はどこが違うかといえば、すごく基本的なこと、誰でも出来るはずのことをきっちりしないのです。(出来ないというわけではないと思う。)足の親指同士が触れるように立つ、足を広げて立つときに、足を平行にする、指先まで伸ばす、指示された一点を見る、など。どうして出来ないかというと、「詳細に注意を注ぐ」という訓練が出来ていないからです。
そう、ヨガは、ただマウンテンポーズのようにまっすぐ立つだけでも、すごくいろいろ指示があるのです。その一つ一つに注意を払い、自分でも頭の中でそれをチェックすること。これがヨガが精神修行である理由の大きい理由だと思います。
「難しいポーズはしなくていいですよ。でも簡単なものを一生懸命やってください。」と言ってます。
でも大人が、趣味で習いに来ることですからね。初心者レベルでも一般レベルでも、間違っていたり怪我をする危険があれば直しますが、厳しく口やかましく言ったりはしないですよ。たとえちゃんとできてなくても、続けて来るだけで意義があるし。それに何より、お客さんでもあるわけだし。。。
上級レベルではもっと厳しく言ったほうがいいかもしれませんが、なかなか難しいです。
明日は月に一度の、一番上のレベルのワークショップです。厳しく教えてきます。
ところで下は家人のクエートのお土産。缶はあまりにも「空港のお土産」感たっぷりでちょっと引きましたが、
中を見て家族は歓声! 中東のお菓子でした。大体ピスタチオとアーモンドが入ったものでした。金のものはまるで小石みたいで、匂いも食べ物の匂いがしなかったけど、まあまあおいしかった。左のはどれも大体おいしかったです。
こういうお土産、好きです。
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4 件のコメント:
こんにちはAtsukoさん、通りすがりです。いつも楽しく拝見してます。特にヨガやスピリチュアルなテーマの話は興味をそそります。私もヨガを始めて10年以上になりますが、シンプルなポーズほど美しく無駄なく行うのが難しく、基本を怠るとそれが如実に表れますね。この世の全てに共通すると思いますが、基本を毎日行うことの大切さを感じます。チャック・ミラーがパタビ・ジョイスと最初に出会った時に、ヨガを始めて9年目と言ったら、P・ジョイスがそりゃ初心者だなと言ったそうです。ヨガって深い!
通りすがりさん、こんにちは。スピリチュアルの話、いろいろねたはあるのですが、そういう話嫌いな人も多いだろうなあと思って、小出しにしてます。またいろいろ書きますね。
確かにシンプルなポーズのほうが難しいんですよね。私もサン・サルテーション、多分今まで一万回以上やったと思うけど、今でも一回ごとに新しいチャレンジ事項が出てきます。長くするほど、難しさがわかってくるのかもしれません。
私も実はかれこれ、ヨガを20年以上やってます。でも、やっと初心者レベルの次のレベルに差し掛かったかなというくらいです。
コメントありがとうございます。
ずっとヨガをやった方がいいと言われながら出来てませんが、そういうふうに言われるとやりたくなりますね。
ほんとに始めたいな。うーんと、55才までには始めて、60才までにくにゃくにゃになることにしますよ。
あくあさんのように忙しい人ほど、ヨガをやる必要があると思うけど、そういう人はなかなかできないよね。きっと最初は、ペースが遅いから退屈と思うし。
55歳から60歳じゃたったの5年だから、まだまだ初心者だよ。(笑)確かにくにゃくにゃにはなるかもしれないけど。
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