2016年3月14日月曜日

クルーズで隠居

今日、2ヶ月のクルーズから帰ってきた友達とお茶を飲みました。イギリスの南のサウスハンプトンから出航して、スペイン、カナリア諸島と回って、ブラジル、チリ、アルゼンチンまで回って帰ってきました。

クルーズって老人がするものというイメージがあり、(この友人も60歳以上)、興味のある人は何度も行くけど、興味のない人はぜんぜん興味ないもの。この友達もおととし初めて行くまでは、ぜんぜん興味なかったんだけど、一度行って病み付きになったようです。

「老人ホームに行くかわりに、クルーズに行く人もいるのよ。」とのこと。

詳しく聞いてみると、費用は食事全部込み(飲み物だけ別)で1日35ポンドだったとのこと。35ポンドじゃその辺のホテルも泊まれません。確かに値段だけみると、老人ホームよりも安いですよ。しかもプールだとかジムだとか映画だとか 講演だとか、いろいろ設備やエンターテーメントも充実しています。

ただ、やっぱり老人ホームじゃないから、健康にある程度自信があって、動ける人でないとだめですね。

このクルーズには、一人で参加しているおばあさんがいて、講演にも聞きに来るし、ダンスや催し物にも積極的に参加していたそうです。年はなんと91歳ですって。

ほんと、体は鍛えておきたいものです。

看護婦さんと参加している人もいたとか。個人で看護婦さんを雇い、その人のクルーズ代とお小遣いを支払うという契約だそう。別に病気というわけではないので、車椅子を押してもらったり、着替えを手伝ってもらったりという、身の回りの世話役ということのようです。

ここにもちょっと前に書きましたが、インドで隠居するっていうアイデアもあります。インドに限らず、毎年インドとかタイとか、場所を変えてもいい。クルーズに隠居するっていう手もあるんですね。

ま、今から隠居生活を夢見てるわけじゃありませんが、いろいろチョイスがあるんだなあというのは、考えると楽しいです。暖炉の前で紅茶飲んで編み物してるだけの老後なんて夢ないもんね。

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今日ヨガの生徒さんからかわいいメモ帳もらいました。母の容態が悪く日本に行っていたので、そのお見舞いというか、気持ちです。ちょっとしたものだけど、嬉しかったです。

4 件のコメント:

nekonasu ねこなす さんのコメント...

お母様、心配ですね。
私も親の年齢からしてそろそろ覚悟しておかないと、と思っています。
でも子供たちが大きくなったので、その点はすぐに駆けつけるにもラクかも、と思っています。

ところでこのクルーズのことは、以前聞いたことがあり、私も「へー、そんな技があるのか!」と感心してました。
ただやっぱり大きな病気になったりするとダメだから、基本的には健康でないとムリですよね。
世の中、いろいろな手があるものですよね。(笑)

Atsuko さんのコメント...

ねこなすさん、こんにちは。
癌にかかってから3年以上になるので、こうなることはわかっていたのですが、いざそうなると、やっぱり海外に住んでいるといろいろ大変です。妹がいるからいいもの、いなかったら本当にどうしていいか困ったと思います。おっしゃるとおり子供たちは置いていけるくらいに成長したからよかったです。うまく出来てるものだなあと思います。

クルーズ隠居のこと、やっぱりご存知でしたか。南欧やら、先日書いたインドやら、イギリス人って老後はイギリスで過ごしたくない人が多いんですね。(笑)

あくあ さんのコメント...

そんなに安いクルーズっていったいどういうシステムになってるんでしょう?安いピースボートの世界クルーズでも今見てみたら106日間で129万だったから一日12000円くらいだし。もっと短期間なのかな???

Atsuko さんのコメント...

35ポンドって言うのはディスカウント込みということだったので、正規料金なら倍近くかかるのかもね。
この話に聞いたのは2ヶ月くらいのクルーズで、700人乗りくらいの船で、食事や設備もすごくよさそうでしたよ。老人ホームって一日いくらかかるのかわからないけど、母が入る予定の緩和ケア病棟の個室の値段は一泊15000円とのことなので、12000円に割り引きが聞いたら、それほど高いこともないねだんなのかなあ。