前にここで、最近イギリスで勢力を伸ばしているUKIPという政党について書きました。そのときに書いたことの一部をここにコピペします。
「それがここ最近勢力を伸ばしているのが、超右翼のUKIP(英国独立党)です。主要な政策は、イギリスのEUからの独立と、移民反対。不況が続いているか
ら、こういう過激な政党に票が集まりやすいんでしょうか。地方選挙でもどんどん議席を集めているし、この調子だと総選挙でも議席をいくつか取得しそうで
す。」
それで、移民の私としてはちょっと住みづらくなってきてるという話でした。
この政党UKIPの支持者の統計を見ると
男性
白人
50歳以上
教育レベルはGCSE(中高卒)
田舎(移民は少ない)
社会経済ステイタスC以下(労働者階級以下)
無職
持ち家
が一番典型的な支持者だそうです。ちなみに無職と持ち家というのは、支持者が定年退職した老人が多いことから来ています。
一番支持層が少ないのは、当然ながら白人でない移民と、大学生以下の若者です。
それで我が家(私と子供たち)でも、よくアンチUKIPの話で盛り上がっています。うちの子供たちは情熱的にUKIPを嫌っていますが、白人の普通のイギリス人の友達も、UKIPに我慢ならないという人たちがたくさんいるようです。
ルイの友達の一人はよくFBに反UKIPのコメントを書いているし、別の友達は「おじいさんが家にUKIPのポスターを貼ったので、もう訪ねていけない。」と言っていました。
それで思うのです。UKIPってありがたいなあって。若者の政治離れが問題になりますが、イギリスの今回の選挙は、アンチUKIPで若者の間での 選挙に関する興味がすごく高いです。政治や社会の仕組みの勉強にもなります。UKIPの教育的価値は計り知れません。
イギリスは18歳から投票できるので、ルイはあと18ヶ月ほどで投票権を得ます。初めて選挙に行くときに、まだUKIPが出馬してるといいのになあと言っていました。今から反UKIP票を投じるのを楽しみにしています。
私と子供たちの間では、最近なにかとUKIPの話題で盛り上がるので、選挙が終わるのが残念なほどですよ。
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2 件のコメント:
おー!その話の展開いいわ!
確かにいい刺激になるね。
でも、日本だと、移民反対、日本は日本人のものだ的な議論をする集団がいると、賛成する人、結構多そうだから、いかに遅れてるか、改めて感じるね。
イギリスは移民の歴史が長いから、ここまで来るにはいろいろ、醜いことやひどいことや犠牲者もたくさんいたんだよ。殺人やら人種差別やらね。
日本はその他国の経験から学習して、はやく国際国家として恥ずかしくない規範ができるといいと思うよ。
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