ルイーズ・ヘイが、「最悪のケースばかり考えて心配しておびえてるなんて、子供がお化けの話を読んで、怖がって眠れないのと同じです。」と言っていましたが、まさにその通りですね。
でもこれには、進化論的理由があるそうです。ジャングルなどの野生で暮らしていれば、神経を張り巡らせて、常に猛獣が襲ってくるんじゃないかと警戒しているほうが、すぐに逃げられるからだとか。でもその割には、テレビなどを見てると、水飲み場などで、結構のんびりとガゼルやシマウマは水を飲んでるように見えますけどね。
それで数年前に思いついて、最近また思い出したのですが、「最善の事態」を強引に考えるっていうのはどうでしょうか?心配事などがあるときに、「でももしかしたら。。。。。。になって、すごくいいほうに物事が回るかもしれない。」って考えるんです。
そうすると不思議にちょっと心が軽くなります。「まあそれはないとは思うけど、絶対にありえないとも言えないしな。」とか考えて。「最悪の事態」が唯一の可能性ではないって当たり前のことに、改めて気づくからでしょうか。
ずいぶん前ですが、ルイが遠いプールで、スイミングクラブのクラブTシャツを置き忘れ、同じ日に買ったばかりのクラブのスイミング帽子を破ってしまったことがあったのです。片道1時間近くかかるから、取りに行くにはガソリン代がかかりすぎるので取りにもいけないし、相当 頭に来て、ルイを叱りました。
でもそのときに、「でも帽子は、もしかしたら、買ってすぐ破けたから取り替えてくれたりして。Tシャツのほうも、何かのきっかけで戻ってきたりして。」と、わざと考えてみました。
そうしたらなんと、本当にそうなったんです。Tシャツのほうは、スイミングクラブの人でそのプールに翌日行った人がいて、その人が持って帰ってきてくれました。
帽子のほうは、翌週、ただ「ルイが破ったので」と新しいのを買おうとしたら、こちらから何も言わないのに、「もともと穴が開いていたのかも。」とただで新しいのをくれました。
そういうわけで、「最善の事態」を考えるの、お勧めします。
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ルイのガールフレンドの家からの帰り。夕日が海に沈んで美しかったです。 |
4 件のコメント:
おおー、それは引き寄せたね。ほんと、そんなもんだと思いますよ。私は最悪の事態なんて全然考えないんだけど、私が脳腫瘍になった時、最悪の事態を考えることが得意な妹が、「でも、こうなったり、こうなったりして、失明しちゃったり、死んだりしたらどうするの?」と最悪話をいっぱいしてくれて、ほんと困りましたよ。
それはそのときに考えればいいのであって、まだ見ぬ未来は、いいようになると思っておいて損はないと思います。
妹は、最悪を想定していたら最悪になった時のダメージが小さいと言っていたけれど、ダメージの大小なんて、別にどうでもいいし。
なるほど~!私はまさにいつも「最悪中の最悪の事態」を考えては未来の心配ばかりして、その上にもってきて過去の失敗を繰り返し思い返しては嫌な気分になったり、ほんと自分でもアホじゃないかと思っています。「今」に全然いないんですよね。私も頑張って「最善の事態」を考えるようにしてみたいと思います。帽子とTシャツの話も興味深いです。
あくあさんってきっとそうだろうなあと思ってました。進化論に反してる!それともさらに進化してるか?病気のときは、特に最近はネットでいろいろ調べられるから、それも良し悪しだなあと思う。最悪の場合の病状は、あんまり見ないようにしてるけど。
私は普通に、考えないようにしても、ちょっと考えてしまう。せめて子供たちにはそれを見せないようにしてるけどね。
ルイは逆で、むちゃくちゃ楽観的でこちらがむっとするくらいだけど、すごくうらやましい。一生あのままで行って欲しいわ。
さっちまんさん、誰でもそんなものだと思いますよ。でも、ちょっとがんばれば自分の考えをいいほうに向けることはできるから、お互いがんばりましょう。そうしないと、ストレスって年とともにだんだん高まってくると思うし。
心配事は胎教にも悪いですよ~!
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