2015年5月16日土曜日

ボブおじさん

久しぶりに英語の面白い表現について書いて見ます。英語と書きましたが、たぶんこれはイギリス英語に限られると思います。

すごく昔に仲良くしていた15歳くらい年上の友人がよく使っていた表現で????とおもったのが、six of one half a dozen of the other  と swings and roundaboutsです。

最初のsix of one half a dozen of the otherは、「どちらも同じ」という意味です。たとえば電車とバスを乗り継いでいくほうが早いか、運転したほうが早いか質問されて、six of one half a dozen of the other と答えると、「どっちも似たようなものさ」ということです。

直訳すると、「6つのとある物か、半ダースの別の物。」 ということになりますね。

それから swings and roundabouts。こちらも「結局同じ。」という意味。たとえばおごったりおごられたりする関係の長い付き合いの友人がいるとして、ここ最近続けてこちらがおごることが続いても、長期的にはswings and roundabouts、つまり「結局は損得なし、同じくらいに収まる」という意味に使います。

Swingはブランコのこと。Roundaboutは、日本では見かけないけど、子供たちが乗ってぐるぐる回る公園にある遊具のことです。この表現の本来の言い回しは、What you lose on the swings, you make up for on the roundabouts。つまり「ブランコで損する部分は、ラウンドアバウトで取り返す。」という直訳になります。

子供たちが公園で遊んでいて、ブランコに乗る時間が減っても、その分ラウンドアバウトに長く乗れるから、結局損得ないよということらしいです。

この二つの表現は、うちの子供たちなどの若い人は使いませんから、古い表現だと思います。

それから、面白いのが、Bob's your uncle.直訳は「ボブは君のおじさん。」。意味不明でしょ。

これは、何か物事のやり方を説明したときに、「簡単なことさ」。」という意味で、最後に付け加えます。たとえば何かの作り方を説明するときに、「こうやって、ああやって。。。。ほら、Bob's your uncle!」という風に使います。(わかる?)

面白いので語源を調べてみましたが、不明だそうです。となると、余計興味がでてきます。

この表現を今日ルイに言ってみましたが、ぜんぜんわかってくれませんでした。説明すると、ああ、そういえば聞いたことあるという反応だったので、こちらも古い表現なんでしょうね。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

おもしろーい。特にBobがイギリスっぽいなぁと思いました。

roundaboutって、丸い交差点で、どこからでも抜け出られるやつかと思ったけど、そういう意味だっけ・・・と思って調べてみたら、やっぱり交差点もroundaboutでした。roundaboutの交差点ってどこの国であるんだっけ?どこかの国で運転してた時にあったけど、どこだったか忘れました。ニュージーランドかな。イギリスも?

Atsuko さんのコメント...

そうそう、それがRoundaboutなんだけど、公園にあるのもRoundaboutというらしいです。
Roundabout,どうして日本にないのかな。事故も一度も見かけたことないし、いいと思うけど。