イギリスの選挙の結果ですが、もう日本でも報道されてるのでご存知と思いますが、誰もの予想を大きく裏切り、保守党が過半数を取って、単独で政権をとることになりました。ここまではまあどうってことないんですが、細かい部分でいろいろ妙なことが起こっています。
保守党と並んで2大政党の労働党は、予想を大きく下回り、議席を大きく失いました。その敗因は下で書きますが、責任を取ってミリバンド党首が辞任しました。
第三政党で先週まで保守党と連立政権を握っていた民主党は、議席を57議席から、なんと8議席にまで、49議席も失って大敗しました。これは、反保守党として支持していた支持者層が、保守党と組んだため、プロテストで他に投票したためと思われます。 なので先日まで副首相だったクレッグ党首は責任を取って辞任。
極右派のUKIPは、党首のファラージを議員にするために全力をイングランド南のある選挙区に注いでいましたが、同じく反UKIP団体が総力を挙げてそれを阻止する運動をしていたためか、ファラージは落選。結果は議員一人当選で、ファラージは責任を取って辞任。
スコットランドは、今までは労働党と、スコットランド独立を掲げるスコティッシュ・ナショナル党が勢力半々くらいでした。(保守党はほとんど勢力なし)。それが去年、スコットランド独立のための国民投票で独立派が破れ、党首が女性に代わりました。
党首が代わってから、支持が大上昇。今回の選挙では、議席を6議席から56議席に伸ばしました。このせいで当然労働党は、全国では議席を大きく失いました。
ここまでは前置き。
本題です。
それで現在イギリスの政党は、保守党を除いて、すべての党首が女性です。党首が辞任した労働党、UKIP、自民党は副党首が次の党首が選出されるまで率いていますが、みんな女性。スコットランドは上記のとおり女性、ウエールズの政党、プライド・クムリも女性。(北アイルランドは男性ですが、アイルランドの話は長くなるので、ここでは踏み込みません。 )
アメリカもヒラリー・クリントンが大統領選出馬するとかしないとかいってますし、ヨーロッパではドイツを初め、デンマーク、ラトビア、スイス、コソボ、スロヴェニア、ノルエー、リトアニア、マルタ、ポーランド、クロアチア、キプラスが女性大統領、もしくは首相です。
私の時代だけでも、世界は変わっています。
今日の初めては、チャーリーの友達が4人も遊びに来ました。
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2 件のコメント:
すごい!西洋はそこまで行ってるのか!!ほんとすごいね。
しかし、1990年代の初めごろ、私が一人で韓国に出張したとき、日本は女性が銀行の代表としてくるのかと韓国の金融機関に驚かれたくらい、韓国では男尊女卑が激しかったんだけど、今や韓国の大統領も女性です。日本だけが遅れてるかもね~。
やっぱりすごいよね。韓国も女性大統領やね。私もすごいなあと思った。アジアでも、昔からインド、パキスタン、フィリピンは女性リーダーがいたしね。
日本はまだまだなのかなあ。
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