先日車のラジオでクラッシックFMを聞いていたら、懐かしい聞き覚えのある曲が流れました。誰の音楽か知りませんが、すぐに思い出しました。チャーリーが昔バレエを習っていた時、これでソロを踊ったのです。家でも何度も練習しましたから、曲にあわせて振り付けも思い出しました。
そのことをあとでチャーリーに言うと、「・・・・・(それで?)」という反応でした。
・・・・・・・・・
5歳くらいから10歳くらいまで、毎週通ってました。先生がロイヤルバレエの先生で、才能があると見込まれチャーリーもロイヤルバレエのジュニアアソシエーツというエリートプログラムに応募したくらいでした。でもその頃にはチャーリーは水泳でも才能を表し、段々バレエも、そして一緒にやっていたタップダンスもモダンダンスもコンテンポラリーダンスもおろそかになり、水泳の大会がバレエのレッスンと重なることが多くなり、結局やめました。
バレエって最初はそんなにお金はかからないけど、段々グレードが上がるにしたがってレッスン代も高くなります。バレエだけでなく、タップ等他のダンスもするようになり、コストもどんどん上がっていきました。他にもコスチューム代や、タイツやバレエシューズなどの消耗品など、どんどんお金がかかります。それなのに、水泳でレッスンお休みばかりでした。
やめると決めたのは私だったけど、チャーリーは、「え、やめてもいいの?本当に?」という感じでした。私としては、数年経ったらまたバレエをやりたくなるんじゃないかと期待してたけど、全然そんなことはなく今に至ってます。
私自身は子供のころからすごくバレエを習いたくて、でもその頃の日本ではバレエなんてどこでレッスンがあるのかも分からないし、何しろ普通の子供が習うようなものではありませんでした。それでもバレエをやりたいという気持ちは消えることなく、大人になってロンドンに住み始めてから、24歳くらいの時にやっと始めました。一時はすごく熱心に、週に4-5回レッスンに通ってました。
ロンドンだったのでロイヤルバレエもその他のバレエ団もよく見に行ったし、バレエショップもいくつもあり、とにかくバレエのすべてが好きでした。でも30くらいの時にヨガを始めて、段々バレエに行かなくなって、そのうちやめました。
だからチャーリーにバレエを習いに行かせたのはもちろん私。先生がエキセントリックな、まさに元バレリーナというタイプの人で、レッスンに行ってその先生がお手本で踊ったり、年上の生徒さんたちが踊るのを見るのも好きでした。
でも上記のような理由でチャーリーもバレエをやめて今に至ってます。
そしてバレエを5年ほどやったことで、チャーリーが得たもの。。。。
考えてみると、それが何もない気がします。たぶんチャーリーは幼かったので、とにかくお母さんに連れられてレッスンに行って、才能があるとかロイヤルバレエとかおだてられて続けていたけど、本当はあんまり好きじゃなかったんじゃないかな。踊るのも見るのさえも。
私はすごく楽しかったけど、結局私のエゴだけでチャーリーを バレエに行かせてたんだなあと、今になってつくづく感じてます。あんなにお金も時間もかけてね。
今はルイもチャーリーも週に6回も水泳のトレーニングに行って、競泳シーズンには毎週の様にイギリス中運転して 大会に行ってますけどね。でも水泳って結局アマチュアスポーツだし、何よりも競技人口多すぎるし、どう考えても、大人になったらやめることになるか、ぜいぜいバイトで水泳のコーチするくらい。
プロになるわけでもないし、たぶんこれでお金を稼ぐこともない。
そう考えたら、水泳もチャーリーのバレエの様に、あとで振り返ったら、あれはなんだったんだってことになるのかなあ。
とにかく今はスイミングクラブが楽しいみたいだし、勉強や仕事の心配しないで泳げるうちに、思いっきり 楽しみながらチャレンジして欲しいです。こういうのって親が熱心だとプレッシャーになるので、気をつけようと思います。
だってどうせさあ・・・・。やがて悲しき習い事。
断捨離は偶然にも本文と 関係あるのですが、ルイの今年もらった水泳とライフセーバーのメダル。別にメダルもらっても嬉しい年でもないようで、袋から出してさえいません。79番。
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