お子様のいる人たちにお聞きします。お子さん達は食事はご両親と同じものを食べますか?時間の都合で一緒に食べないとしても、おそらく日本の家族はみんな同じものを食べてると思います。
ところがイギリスでは、子供は大人と別のものを食べさせる家庭も多いんです。その理由のひとつは、私が考えるには、子供たちの就寝時間が早いこと。うちは10歳くらいまでは8時、それ以降は9時で、去年くらいから10時になりましたが、10歳くらいまで7時なんて家庭も多いです。
そんな時間に寝させようと思うと、晩御飯も早くなり、子供はソーセージやフィッシュフィンガーなどの簡単なもので、大人だけ後で別のものを食べるという家も多々あるようです。
その辺の事情もあり、その他の私の理解できない事情もあり、ずいぶん大きくなっても、ティーンエージャーになっても別という家庭もあります。そりゃ、小さい子供の時から親と一緒に食べていなければ、ティーンエージャーになって一緒に食べるってことはないわな。
先日スーパーで無料でもらった雑誌に、「子供と大人に別々に料理するべきか、それとも皆で同じものを食べるべきか。」という議論が載ってました。こういう議論があるっていうこと自体驚きました。
別々に作るという人は、「自分は専業主婦で時間があるし料理も好きだし、子供に嫌いなものを無理強いしたくないから、別々のものを作る。」と言ってました。
一緒のものを食べる派は、「そんな時間がないし、そのほうがお金がかかる。」とのこと。
そして一番驚いたのは、このスーパーによると、69%の人が、子供には別々のものを作るそうです。
まあいろんな家庭にそれぞれ事情があるし、それぞれ方針があるとは思いますが、私から見たら、この議論はちょっと的が外れてるような気がしました。食べ物って文化だし、家で食事をするって言うのは、教育的な側面もあると思うのですよ。味覚って、その他の感性と同じで、磨かれていくもの。それを、子供が喜びそうな、日本で言えばカレーとかハンバーグだけを食べていたら、味覚が成熟しないんじゃないかな。
なによりも一番思うのは、家庭はレストランじゃないということ。家の外に出たら、給食でも機内食でも、人の家のお呼ばれに行っても、他に人と同じものを食べることが前提です。自分で好きなものを注文できる環境なんて、実は割合にしたら少ない。つまり、一つや二つはチョイスがあるとしても、基本出されたものを食べるしかない。
誰だって多少は苦手なものがあると思うけど、嫌いなものを残しても、大体のものが食べれるようにならないと、自分も苦労するし、恥をかくことも多々あると思うんです。
うちの子供たちには小さい時から言ってました。大きくなって世界を旅するようになれば、何でも食べれるようにならないと困るよって。それでも二人とも苦手な食べ物はあるし、好き嫌いもないわけじゃないけど、きらいな献立でもだいたい後でおなかがすかない程度には、食べれます。(一部、たとえばマッシュルームだけ取り出して残したりはしますが。)
イギリスの食べ物についてはいろいろ言われていますが、まあこの辺も食文化が発展していない理由かなあと、私はこっそり思ってます。
断捨離は、これも無断ですが、チャーリーの学校用の靴。なぜかチャーリーはここ2年ほどで足が小さくなり、この靴は大きすぎるんです。なんとも不思議なこととしかいえません。。。断捨離57番。
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6 件のコメント:
全く持っておっしゃるとうり。厚子さん、明確に書いてくださって有難う。私もいつも子供、大人別食に関しては疑問を持っていましたが、それが味覚の発達を妨げ、この国の食べ物に対する’わがまま’につながっているとは考えてもいませんでした。
よそのうちに招かれても平気で’私はこれは食べられません。’なんて言う人が多すぎると思います。薬と合わないとかアレルギーとかいう場合または宗教上の理由であれば納得がいきますが、ただ単に自分の主義、好みで出されたものまで食べないと言うのはわがままを正当化しているだけだと思います。
一番頭にくるのは我が家に来て和食を期待するベジタリアン。和食はかつおのだしを使うから献立組むのに大変なんです。
そういう人達の中には日本に行ったことのある人もいてご本人達は’サラダや野菜料理を食べていたから大丈夫だった’といっていましたが、彼らはドレッシングにチキンエキスが入っていたりすることには無頓着。
古い考えかもしれないけれど、出されたものは有りがたく頂くという日本的考えって私は好きです。
へえ、そんな習慣があったのか。初めて知りました。それがその食文化の原因なのかもしれないなんてねぇ。ふーん、勉強になった。
子供と大人が別々の食事をしてる家庭が多いって、知りませんでした~!ちょっと話はズレますが、こっちの人ってお皿にたくさん食べ残して、それを何の躊躇いもなくズザザザーッ!ってゴミ箱に捨てるので、最初は抵抗がありました。先日も、義母が皆の軽食用にオーブンで小さいウインナーみたいな物をたくさん焼いたんですけどね、全部食べ切れなくて何本か残ってたんです。私だったら後で食べようって取っておくんですが、義母はそれもズザザザーっとゴミ箱に捨てていて、私は心の中で「ひいいいい!!もったいない!!」って叫んでました・・・。捨てる前に「いる?」って聞いてくれる時もあるので、その時は有難く頂戴してます(^_^;)
直子さん、子供達の友達が来て、満足にご飯食べてくれたことってほぼ皆無です。こんなに食が細くてどうするの?って子供ばかりだけど、ただ口に合わないのかなあ。わざわざイギリスの子供の好きなスパゲティとかチキンナゲットとかだすけど。デザートは良く食べますね。ルイなどは、料理好きのお母さんのいる友達の家に、何でも良く食べるからと、喜ばれてお呼ばれするくらいです。
そう、日本食は実はベジタリアンは難しいよね
あくあさん、「その食文化」ですよね、本当に。私も子供を持って初めて知ったけどね。
さっちまんさん、こんにちは。それ私も思いました。特に子供がいると毎日残るじゃないですか。これをガバッとゴミ箱に捨てるんですよ、イギリスの多くのお母さん達は。見てて気持ちいいくらいドカンと全部。でもオーストラリア人の友達は、もう自分の分は食事の準備はしないで、子供の残り物で済ませると言ってたので、やっぱりイギリス人ならではなのかな、この食べ物を粗末にすることの躊躇のなさは。
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