こちらに戻ってくる2日前に大学のサークルの人たちと飲みに行く(と言っても、飲めない人ばかりでしたが)ことになりました。土曜で遠くから泊りがけで参加してくれる人もいたので、できる人で昼から集まって、母校を見に行くことになりました。
私の母校は大阪外国語大学といいます。私が入学する数年前に、大阪市内のど真ん中から、大阪府北部の箕面市の、雨が降ればマムシが流れてくるような山の中に移転しました。それなので大学は新しくて設備も文句なかったんですが、とにかく遠いんです。それで、卒業後にわざわざ訪問しようなんて気には、よっぽどのことがないと起こらないので、この日参加した3人は、卒業以来初めての外大ツアーでした。
夏休みだから建物には入れなくて、学生もほんの数人見かけただけです。でも建物は、新しいバス停と新しい棟が建った以外は、全然変わっていませんでした。
この石段の上に建つと、遠くまで、大阪だか千里だかの街が見え、素晴らしい景色。 さすが山の上。それなのに、学生時代は、景色なんて見た覚えまったくありません。あの頃は景色どころではなかったんだなあと話しました。
キャンパスの外周をぐるっと歩きました。これはグラウンドの周りを1周することになるんですが、我々は誰もこのグラウンドの記憶がありません。ナイター設備まであるというのに。よっぽどスポーツなどの健全なことに縁のない生活送ってたんでしょうね。
ところで母校と言いましたが、実は大阪外大は5年以上も前に、大阪大学に合併吸収されているのです。とはいえ、実際のオペレーションは、阪大の外国語学部と肩書きが変わっただけでキャンパスも同じで、ほぼ昔と同じように運営されてるみたいです。
当然ながら、学校の門には「大阪外国語大学」ではなく、「大阪大学」となっていました。このことはもちろん当時のニュースで知っていましたが、実際目にすると、しみじみと実感。
大阪外大よりはもちろん阪大のほうが格が上だから、そのことは喜ばしいと言えるけど。。。。でも私達には全然関係ないことです。
母校の名前がどこにも見当たらないと言うのは寂しい物です。そう思っていたら、古くてサビだらけの掲示板に「大阪外国語大学教員掲示板」と残っていたので、逆に寂しさが増しました。
その後1時間かけて大阪梅田まで戻って、楽しく懐かしく飲み会。
その2日後にイギリスに戻ってきました。
すると、時差ぼけも解消しないうちに、ショックなメールを受け取りました。その夜御一緒するはずだったサークルの大先輩が、その日の前後にお亡くなりになったとの訃報でした。当日来られなかったので、急用が入ったのかなあと皆で話していたところでした。
秋風が吹き始めるこの季節はただでさえ寂しいのに、今年は余計に、頭をリセットするのに時間がかかりそうです。
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6 件のコメント:
こんにちは!
あのツアーは、楽し懐かしでしたね。
一人でなく仲間と三人で行ったのが良かった。
久々に少し感傷的になりました。
秋ですかね
HP(ブログでなく)にもアップしてしまいました。
(3人の写真はありますが、顔はモザイクです。それでも困る場合は削除します。)
あ~
大先輩の思い出も、落ち着いたらいつか書きます。
ご参考
http://www.yamaburabura.com/Profile/2014Gaidai/2014Gaidai.html
山歩きさん、当日はお世話になりました。建物に入れないのは残念でしたが、人がいない分たっぷり感傷に浸れましたね。
HPこれから覗いてみます。写真のことはもちろん全然OKですよ。
このタイミングで、Tさんの死。なかなか普段のイギリスモードに戻れそうにありません。
その写真、全く思い出せないなぁ・・・と思いながら読んでいたら、なんとサークルの方が亡くなったんですか?私の知らない人でしょうけど、それはショックですね・・・。て言うか、ショックなんていう言葉で済まないでしょうね・・・。私も昔、飲みに行く約束をしていた先輩がその前に亡くなったという経験をしましたが、しばらく立ち直れませんでした。
この写真思い出せない?そんな、どんな記憶のシステムをしているのだ???
お店に来なかったので、連絡が行き違ったのかなあと思ってたんです。テーブルもセットされて待っていたんだけど、後で分かったことでは、その頃は自宅の寝室でこと切れていたのだけど、まだ誰にも発見されてなかったんです。ショックです。
猫組解説委員です。
写真で見る墓石階段が、思ってたよりも長くて急峻な気がします。もっと短くてなだらかだったような記憶があるんですが。
これも年のせいかな…
あんな階段を毎日毎日、上ったりおりたりしてたなんて。今では考えられません。
猫組解説委員さん、私はこんなに狭かったかなあと感じました。でも写真では見えないけど、上から10段くらいは左右に広がっているのですよ。
そういえばかなりの高さですね。でもヒイヒイいって昇った記憶はないです。若さかな。。。。
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