2011年2月11日金曜日

教育費の捻出


チャーリーが学校から手紙を持って帰ってきました。チャーリーともう一人の女の子が5年生の中から(全員で20人強)数学のGifted and Talentedに選ばれて、3月に数学の1日ワークショップに参加できるとのことです。参加費は30ポンド。

これでちょっと考え込みました。 選ばれたのは嬉しいんですが、30ポンド払って行かせたものかどうか。たぶん一人目なら喜んで行かせたと思うんだけど。ルイもこういうのに何度か行った事があるのですが、お金を払ったことはありません。30ポンドは5000円くらい。

迷っているのは次の2点です。

1.一体どんなワークショップなのかぜんぜん書いていない。
2.ルイの経験から行って、たぶん楽しい1日にはなるだろうけど、だからといってそれで数学が向上するわけではないと分かっていること。

もう一人の女の子のお母さんも同じことで迷ってるらしい。でもあちらはおじいさんがお金を出してくれるそうなので、彼女は行くことになるでしょう。ということはその子を一人で行かせるのも可哀想なので、たぶんチャーリーも行くことになるでしょう。

まあたかがお金だし、こんなことで頭を痛めるのも嫌なのでどっちでも良いんですが、ふと思いつきました。普通のイギリス人って(私も含めて)、子供の教育にお金をかけないことに慣れてるなあって。税金が高い分、教育費なんて政府が払うものと決め付けてます。(大学の学費はまた別ですが、これはまた別の日に)

私の日本の友達なんてみんな子供の塾代を捻出するのに大変なのに。

うちの子供は塾に行かないけれど、それでもイギリスの普通のうちに比べると、うちは習い事等で結構お金がかかってるほうなんですよ。ここに年間の費用をあげてみます。

チャーリーのバレエ、モダンダンス、タップダンス、400ポンド
ルイのテニス、75ポンド
二人のピアノ、500ポンド
二人の水泳、トレーニング300ポンド
水泳、競泳参加費150ポンド
二人のライフセイバー180ポンド

これは月謝だけで靴や水着やその他もろもろは別にかかりますが、合計1605ポンド。26万くらいか。一人に月1万強ですから、日本の子供達よりはお金かかってないんじゃないかなあ。塾の月謝って一体いくらくらいなんだろう?

学校もぜんぜんお金かからないんですよ。小学校も中学も教科書もノートも買わなくても良いし、中学になってからは筆箱や電卓は自分で用意しますが、小学生は筆箱すら要らない。たまに遠足だとか劇場に行くとか、特別イベントとかで1000円とか2000円とか徴収されるくらいです。ルイなんて9月に中学に行き始めて、学校にお金を持っていったのは技術のクラスの教材費の6ポンド(1000円)だけ。

そういえばルイは歯の矯正師にかかってるんだけどこれも無料だし、チャーリーのめがねも無料でしかも毎年新しいのに変えてくれるらしいし。

そう考え始めると30ポンドなんて本当に小さな額のお金なんですよね。まあチャーリーが行きたいなら行かせてあげます。

写真はドライブで顔を出し始めたスノードロップの花。春は確実に近くまできていますねえ。 スノードロップという詩を詩のブログに載せましたので、よろしければこちらを


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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

最初、一か月の費用かと思ったよ。年間だったや安いなというのが印象ですね。日本じゃ月に一人5万やそこらはかかってるんじゃないかなぁ?その分イギリスは税金が高いとはいうけどね。所得税は日本と同じくらいだよね?消費税が大分高いのか。

Atsuko さんのコメント...

所得税って一番広く適用されてるのは25パーセントだけど、日本もそんなにするの?日本って10パーセントくらいかと思ってました。イギリスはちょっと高所得になると40パーセントだからこれは高い。消費税は言うのも嫌ですが、食費とか子供服にはかからないようになってるんだよね。

本文で書き忘れたけど、体重は50.5キロでした。50でとりあえず固定したいなあ。おいしいもの食べてる限りは太らない!