ルイとチャーリーのスイミングクラブの運営は全員が有志でなっていて、プールサイドで指導してくれるコーチたちも、全員がコーチの資格を持った有志の無給です。週にいくつもさまざまなレベルでトレーニングセッションがあるので、コーチたちは10人くらいいます。そのうちのシニアコーチの一人でルイとチャーリーがよく教わっているコーチはラリーという70代のおじいさんです。
外見は年相応のおじいさんなんですが、プールサイドではぜんぜん年寄りらしくありません。別に水の中にはいって教えるとか動きが若々しいとかいうわけではないんですが、とにかくコーチとしての厳しさというかスピリットがぜんぜん衰えてないんです。
ちょっとでも怠けてるとすぐに激が飛んできます。みんな上級のスイマーなので私達が見ても怠けてるとは見えないんだけど、すごくよく見てます。プールではいつもタイムウォッチを手に、なん往復もプールサイドを歩いています。プールではエコーで声が聞こえにくいので、よく指を2本口に突っ込んで大きな音で口笛を吹いてます。
一番すごいと思うのは、コーチとしてのファイティングスピリットがぜんぜん衰えてないこと。「エンジョイすることが一番大切」とか「ベストを尽くせばそれで良い」とか、甘いことはぜんぜん言いません。あくまで「より早く泳いで記録を上げろ。」「レースでは絶対勝て。」という感じでばしばし厳しく言ってきます。
この人も街で見ると普通のおじいさんなんですけどね。でもこういう人材って貴重ですよね。もう隠居してるから時間はたくさんあるし、仕事をしてないからおそらくこれは彼が一番エネルギーを注いでることなんでしょう。クラブにしてもありがたいし、彼にとってもクラブは生きがいに違いありません。
話は変わって今日スーパーに行きました。駐車場で車を止めて、スーパーの建物の方向に道を渡っていると車が止まって、通らせてくれました。で、その運転手を見ると私のヨガのクラスにきているおばあさんでした。
彼女のことは昔も書いたことあるんだけど、今はたぶん86歳です。彼女も外見は白髪だししわしわだしおばあさんという感じなんですが、毎週ヨガに来ます。私の教えるヨガはかなり運動量の多い中級者向けのヨガなんですが、彼女はできないものはほとんどありません。やらないものはヘッドスタンドとスピードのあるアシュタンガヨガだけ。昔はショルダースタンドはパスしてたのですが、最近はそれも皆と一緒にこなします。
彼女はこのヨガをやってる村集会所のすぐ近くに一人で住んでいて、いつも歩いてやってきます。 それで車を運転するのかどうか分からなかったんですが、今日見たら小型車を自分で運転してました。
そういえばデイブのお父さんも先日78になったのですが、大きなぴかぴかの青いアウディを運転して、300キロや400キロくらい自分で運転して、数年前にはここにも遊びに来ました。デイブノお母さんが亡くなって、4-5年前に新しいガールフレンドができました。彼女も70歳くらいだと思うんですが、二人であちこち旅行に行ったりすごく楽しそうです。その彼女もまだまだ運転しているようで、去年フィアットの可愛い小型車の新車を買っていました。
特に田舎に住んでると、運転できなくなるとすごく不便だし、そうなると急にさらに老け込む気がします。いつまでも運転するには、やっぱり体を鍛えておかないとだめなんじゃないかなあ。
なんかこういう人たちってお年寄りって言葉を 使うのがはばかわれるくらいですね。ここに上げた人たちはみんな白髪で外見は老人って感じなんだけど、やっぱり気持ちがちがう。
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4 件のコメント:
いい話ですね。そういう人たち大好きです。そういうふうになるのが夢ですね。
白髪やしわは仕方ないかもしれないけれど、体力や足腰は若い頃から鍛えられるし、何よりも心を若く保つのが重要みたいですね。今から心がけていれば大丈夫でしょう。
白髪は染めてもいいし、しわはお手入れすれば少なく出来ると思うよ。肌ってお手入れするしないで全然違うから。
確かに白髪は簡単に染められるね。でもしわは一旦できてしまったらもどらないでしょ?できるまでのお手入れが大切ということか?
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