2010年5月16日日曜日

りんごの木をもらう



5月の半ばを過ぎたというのに、今年はすごく寒いです。昨日まで暖房を入れていました。何せ夜は気温が零下近くまで下がって霜が降りるんですよ。この週末からちょっと温まるということで暖房は今日入れてませんが、やっぱり寒いです。最高気温はせいぜい13度くらいです。 そういうわけで野菜畑がぜんぜん進みません。育ちかけていたジャガイモは霜でだめになりました。多分死んだわけではないので、また育ってくると思うんだけど。それから普通ならもう外に植えているトマトやきゅうりやかぼちゃの苗もまだ窓際にあります。霜の危険が去ってから撒く種は、まだ撒けていません。

暖かい年ならもう今頃ジャガイモの初物が採れ、イチゴも実がなり始めてる時期なのに。

それでも今日は雨の中りんごの木を植えました。友達がくれたものです。ここデボンにはRosemoorという広大で有名な庭園があるのですが、そこに働いてる人からただでもらったそうです。だから多分由緒ある立派な木です。でも彼らの庭には植える場所がなく(とても大きい庭だけど、りんご用のスペースが無いとか。)、1年ほど植木鉢に入れっぱなしになっていたらしい。それを不要になったラズベリーの苗と一緒にただでくれました。 田舎ってこんな風に、何かとただでもらうということがあります。

このりんごの木、先週見に行ったときはたくさん花が咲いていましたが、今日はだいぶ散っていました。今年は実がなるかな。無理かもしれません。

ついでにりんごの花と梨の花の写真を載せます。





果樹園全体の写真はこんな感じです。



4 件のコメント:

こんの さんのコメント...

あつこさん りんごの木 もらったのですね
植え替えた時(年)は、花が咲き、実がなっても、実のらせないで摘んで(摘果)ください
そうすることで、確実に根付かせ、木によけいな負担をかけないで済みます

「天童の家」のさくらんぼの木も、半分はもらったものです
農家では、あげたり、もらったりで成り立つ部分が大きいですねぇ

お互いさまの精神でしょう

あくあ さんのコメント...

素晴らしい景色ですね。そんなところで住んでるんだなぁ。ひとつひとつの選択の結果がこれだけ違った人生をもたらすっていういい事例ですねぇ。イギリス、すごく寒いようですけど、暖かいシーズンに行くことがあれば、是非遊びに行きたいです。

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、そうですか。わかりました。では味見は来年の楽しみにしておきます。

さくらんぼの木、そんなにもらったのですか。やっぱり田舎の暮らしってそんなものですよね。私も先月ジャガイモの種芋を隣の人にあげました。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、選択といっても別にすごく田舎に住みたいと願ったわけでもないんですけど、そろそろロンドンを出てもいいかなとは思いましたね。

それから会社を辞めたころ、次のキャリアをいろいろ模索していたとき、「私は農業をしたい。」と強く思ったことがあります。そのときは、「でも農家というのはそこに生まれるか嫁に行くかしないとなれないよ。」といわれ、それ以来忘れていました。でも結構いろんな人に言いふらしていたようで、今になって「願いがかなったね」と人に何度かいわれました。実際本物の専業農家などはやりたくなかったと思うので、ちょうど良いくらいに願いがかないました。これもアブラハムの言う、Ask and it is givenという感じです。