2018年9月11日火曜日

スローの実の梅干

イギリスには(多分ヨーロッパには)スロー(Sloe)という実がなります。これは庭に育てるようなものではなく、田舎道を散歩してるとヘッジ(生垣)の中に勝手に生えていたりするものです。外見はほぼブルーベリーなんですが、梅などの同じ種類の植物で、味は全く別物。こんな渋いものが世の中に存在するのかと思うような味です。

そんなスローなんですが、秋にはスローを取っている人を道端で見かけます。うちの庭には勝手に生えているスローの木がたくさんあり、割と簡単に手に入るんですが、実はなかなか入手しにくいようです。その理由の一つは、この実からスロージンという梅酒のようなものを作ることができ、そのために探してる人が多いからです。(多分)

去年は豊作だったのに、採るのが遅くなったので、鳥にたくさん食べられてあまりとれませんでした。なので今年は早めに収穫。こんなに取れました。

スロージン、スローウォッカ、スローラム。お酒のほかには、スロージェリーとかスローチャツネ。いろいろ作りたいものはあるんですが、今年初めて梅干を作ってみました。

3週間くらい前に お試しにちょっとつけてみたら、これが美味しいんです。渋さはすっかり消えてました。サイズが小梅よりさらに小さいので、それが難点なんですけどね。

あと2週間ほどで漬けあがるかな。そのころに外で干せるような天気ならいいんだけど。

しかし今年はよく梅干を作りました。アプリコット、プラム、庭のプラム、そしてこのスロー。すごく簡単だし美味しくできるし。今まで30年もイギリスに住んでいたのに、全然知りませんでした。これでもう日本から梅干持ってこなくていいわ。

ではこちらもよろしくお願いします



2 件のコメント:

びーちゃん さんのコメント...

こないだすももの塩漬けつくりました。ジュクジュクになる前に半分腐った感じでした。(湿気がすごく高いので、無理だったんでしょうか。)半分ぐらいは、オッケーな感じでしたが、皮が硬くて、日本の梅干とまではいきませんでした。

Atsuko さんのコメント...


Bちゃん
それって本当に腐ったんでしょうか?カビた?塩は重量の10-16パーセントとか読んだことありますが、素人の場合は15パーセントくらいでないとカビが生えやすいと聞きました。私は塩15パーセント、クエン酸3パーセントで漬けてます。やっぱりなかなか日本の梅みたいにはならないよね。私は今年はいろいろ試してみたんだけど、プラムはやっぱり皮が固くて、一番よくできたのはアプリコットでした。