今気が重いような、怖いような複雑な気持ちでいることは、来週のアメリカの選挙です。
賭け屋の倍率はヒラリーの勝利が9-1だとか。オピニオンポールもほぼどれも僅差でヒラリー氏有利とのこと。
私がこんなに気が重い理由は、なんと言っても今年のイギリスのEU離脱の国民選挙のことがあるから。あれも、ずっと僅差で残留派が勝っていて、開票が始まっても、残留派優勢と数時間は言われていました。それで安心して寝たら、一夜明けたら離脱と言うどんでん返し。
ドナルドトランプは、11月には児童レイプの容疑で、12月には脱税で裁判にかけられることが決まっています。そんな人間を、さすがにアメリカ人は選ぶわけはないわ、と思いたいですが、イギリス人がよく勉強もしないでマスコミと一部の政治家に煽られてEU離脱に大挙して投票した例がありますから、本当に蓋を開けてみないと、どうなるかわかりません。
今こんな脆弱な国際状況と環境問題の中で、トランプが大統領になりでもしたら、世界はとんでもないことになるんじゃないかと、心配です。
それに今回の大統領選挙は、一番有能で一番経験のある女性と、まったく無経験の勢いがいいだけの口先男が同じ職に応募して、どちらがポストを得るかということでもあります。
今回、やはりこれは私の取り越し苦労で、結果的にヒラリーが勝ったとしても、それでも米国の半数に近い人間が、トランプの「世界のほかの国なんて雑魚だ、アメリカはグレートだ、弱気になる必要なんてない、アメリカの条理がすべてだ。わしらはアメリカンウエイとやり通すぜ!」 というポリシーに同調していると言うことは、問題は深いと思います。
ま、それでもたとえトランプ氏が勝っても、4年か、最悪8年のこと。(その間に第三次世界大戦になるかもしれませんが。)
イギリスはEUを離脱したら、それは永遠。
どちらの方が罪が重いか、難しいところです。
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4 件のコメント:
私も同じことを思ってドキドキしてます。
結果を見るのが怖い〜。
EU離脱の件は、先週裁判で国会で採決を取るってなったけど、どうなるのでしょうね。
とにかく庶民としては、ポンドの価値が激減して日本に行きにくくなってしまい困ります。
数年前にはありえない為替ですよね〜。(溜)
来年夏までには持ち直すといいけども。
ねこなすさん
この記事を書いたあと、ガーディアンでもほぼ同じようなことを書いた記事を読んだので、皆同じような危機感を持っているのだなあと感じました。
ブリクジットの件、新聞は裁判官を糾弾し、メイ首相は今日は「新聞には裁判官を批判する自由がある。」なんてこと言ってましたね。なんかますます泥沼にはまって行ってるようです。
為替、日本だけでなくユーロもドルもだし、ガソリンの値段などにすぐに直接響いてくるし、怖いです。
キャットラヴァー
お久しぶりです。私、民主党のボランテイアをしていますが、もう、民主党員の中には、ヒラリーが嫌いな人もいて、でも、トランプが勝利すると、米国の未来は輝かしくないものと考えている人々が多いので、アンチヒラリーの人々も一緒になって、結束して、ヒラリーが当選することを望んでいます。
火曜日が投票日。明日も、ボランテイア、頑張ってきます!!火曜日の夜に、主人とシャンパンで乾杯できることを、祈っています。
おぼっちゃま、願書を提出されたのですね。我が娘も、11月1日に第一志望校に願書を提出いたしました。結果は、12月中旬に知らせがきます。
キャットラヴァーさん
こんにちは。さっきテレビで大統領戦のレポートをしてましたが、やはり女性や黒人層の中でも、積極的にはヒラリーに投票する気にはならないと言う人が多いと言っていました。確かに彼女のように政治家としてのキャリアが長いと、敵も多いんでしょうね。
ボランティアですか、ご苦労様です。アメリカだけじゃなく、世界の未来がかかってますよ。そして女性の地位の問題も。ぜひ最後の追い込み、がんばってください!
娘さんも受験生なのですね。クリスマスまでに結果が出るのですね。こちらは、もしかしたら今月中に面接に呼んでもらえるかも?って感じです。
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