2016年9月13日火曜日

体ではなく、思考でもない

現在人気あるインドの聖人で(インドに聖人はたくさんいるみたいです)、サドゥグルという人がいます。ここでも何度か書いたことがあります

サドゥグルの教えるメディテーションで、次のようなものがあります。

東に向いて座り、手のひらを上に向けてひざに置きます。そして5分ほど、I'm not the body. I'm not even the mind.「私は体ではない。私は思考ですらない。」 と唱えます。そして数分アーと声を出し、その後心を静めて瞑想します。

このI'm not the body. I'm not even the mindというコンセプトは目新しいものではなく、インドの哲学ではよく出てくる概念です。これって、体でないというのはわかりやすいけど、思考でもないというのは、どういうことなんだろうと時々考えることがあります。

それについて今日ふと思いついたことがあったので、記録のためにここに書いておきます。

この状態に一番近いのって、夢の中じゃないでしょうか。夢の中の自分って、現実の身体からかけ離れていますよね。たとえば私は51歳なんですが、夢の私は大体もっと若いです。それだけじゃなく、なんか、私でない私であることすらあります。たとえば男だったり、現実の私ではないんだけど、同時にやっぱり「自分」なんです。

体だけでなく、頭の中も私ではないです。現実の私ならやらないようなことをやったり、考えないようなことを考えたり選択したり。だから、そういう意味ではぜんぜん私ではないんだけど、やっぱり夢の中では、「自分」であることはわかっている。

引き寄せの法則のエイブラハムは、夢の中の状態は、魂が体の呪縛を離れた状態だというようなことを言ってます。体の呪縛だけでなく、頭や思考の呪縛からも離れた状態なのかな。

最近よくはっきりとしたいい夢を見ます。昨日の夢は追いかけられて、南に逃げる夢で心臓どきどしして目が覚めたくらいだったんですが、なんとなくいい夢だったなあという印象でした。夢って不可思議すぎる。

ではこちらもよろしく

 
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4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

脳卒中になった脳科学者が書いた「奇跡の脳」という本、読みましたか?それに、脳卒中になったとき、左脳の機能を失ったため、自分と自分じゃないものとの境目がわからなくなったという記述がありました。

この間、瞑想をしていたとき、短時間ですがそういう状態になりました。あれが続くと、体でもなく、思考でもなく、悟りに至るのかな・・・という感覚でしたね。催眠だと簡単に至る精神状態ですが、催眠のときは意識が残っているので、それも消しちゃわないといけないんでしょうけど。

あの状態を何十分とか継続できるようになってみたいものです。そしたらつながれそう・・・?

Atsuko さんのコメント...

その本初耳です。日本語で書かれた本?面白そうですね。

催眠だと簡単に至るの?催眠ってそんなにすごいんだ。

あの状態になると、時間の感覚がぶっ飛ぶんじゃない?20分瞑想したと思ったら、実は2時間だったとか。

私は一度もないけどね。

あくあ さんのコメント...

https://www.youtube.com/watch?v=BsSWaYITW4g

「奇跡の脳」の人、TEDにも出てました。これ、そのYouTube。もちろん原書は英語ですよ。"My Stroke of Insight"だと思います。めっちゃ面白いです。

催眠は、時間とか分からなくなる、ふわふわした、別次元的な状態に簡単に至ることはできるけど、顕在意識が残ってるんですよ。瞑想から悟りに至ったことないからわからないけど、あれから顕在意識も消えた状態なんじゃないかなぁという予想をしてます。

Atsuko さんのコメント...

あとで見てみる。面白そう。
一度実験台で催眠療法受けたことあるけど、感じとしては、すごくリラックスした状態かな。瞑想でも同じような境地になることもあるけど、宇宙との一体感とか、そういうのはないわ。