ここ2年弱のことですが、金曜の夕方はアップルドーという、元漁村で今はアーティストが多く住む素敵な海辺の町でヨガをします。
これは私が教えるのではなく、アシュタンがヨガをする人達が数人集まって、小さいホールを借りて一緒にヨガをします。
私は20年前にロンドンを離れて以来、アシュタンガヨガの先生が いなくなってしまったから、自分でヨガをしているのですが、週に一度こうやって他の人達とヨガをするのは、すごく自分のためになっています。私の中でヨガに対する考えや取り組みがさらに深まりました。
今日はこのヨガの日。
ここ1週間ほどストレスフルなことがあり、家で一人でヨガをする時間もなく、今日のヨガを楽しみにしてました。
マットの上に立ちしばらく深呼吸。そして最初の動きをはじめます。気持ちよくてストレスがスーッと引いて行く感じ。
それなのに、5分もしないうちに、頭になかにいろいろストレスの元凶となっていることが浮かんできて、しかもそれに関するメールを送ることが頭に浮かびました。それで、こんなことは初めてなのですが、外に出てメールを送り、しかも一件電話までかけました。
そしてまた中に入ってヨガを始めました。でもなかなか集中できません。「もうだめ。これは切り上げて帰ろう。」とまで思いました。ヨガって割と最初は集中できないものですが、こんなに集中できないことは珍しい。
それでも、次の息、次の息と、一つ一つの呼吸にだけ意識を集中して、マインドフルを心がけて丁寧にヨガを続けました。
そのあとはいつもどおりに続けられました。1時間半後には死骸のポーズで完璧リラックス。本当にこれこそ今日の私には何よりも必要なものでした。
それで思いました。自分にとって一番必要なものって、自分の中で抵抗を感じるものなんだなって。どういう深層心理の仕組みかわからないけど、一番 重要なもの、必要なものに対しては、なぜかまっすぐに進めなくて、葛藤のようなものを乗り越えないとたどり着けない。
私のヨガの先生が、「いいヨガの先生とは、一番やりたくないなあと思っているポーズを与えてくる。」と言ってました。それと似たようなものかも。
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