2016年3月13日日曜日

日本とイギリスのいいところの比較

今日子供たちと話していて、日本とイギリスを比較してみて、それぞれのいいところを5つずつあげてもらいました。

イギリスのいいところは、

1.NHS(国民健康サービス)。医療が無料なところ。
2.政治
3.基本的に「公平」の精神が根付いているところ。
4.教育。特に大学。
5.BBCとロイヤルメール(郵便)


これは子供たちが(17歳と15歳)挙げたことですが、案外よく理解してるなあと感心しました。

3番の基本的に公平というのは、階級制度がまだ根強いのに変だなあと思うかもしれません。 これは、男女平等だとか児童保護とか、またゲイの権利、人種差別撲滅のための努力などが含まれていると思います。階級制度については、政治的意欲は昔から強いですが、なかなか解消されていないのは事実だと思います。

こうしてみると、イギリスのいいところって、だいたい広い意味での政治に関係あるエリアですね。確かに日本とイギリスを比べると、日本の政治はゴミ。
日本のいいところは以下の通りとのこと。

1.食べ物。
2.人が礼儀正しくて親切。
3.冬がイギリスほど辛くない。
4.アニメ、野球、ショッピングなどの文化
5.電車

こうしてみると、本当に、政治的な要素はないですね。あえて言えば電車くらいだけど、これは多分、電車を時刻表どおりに動かすという国民性。

ルイいわく、「僕が挙げた日本のいいところって、全部観光客が挙げるようなことだなあ。」って。確かにそうですね。

その後、二人で話してましたが、やっぱり働くならイギリスのほうがいいんじゃないかという話になってました。日本って残業やらサービス残業やら、会社への忠誠心とか、大変そうだし、何よりも労働組合が弱いから、労働者の権利が守られてないし。

それはそうです。二人ともよくわかってますよね。こう考えると、ますます日本の政治力のなさで、国民が不利益をこうむっていると思います。でも、政治って要するに国民一人一人が作っていくものだから、「政治が悪い」って人事のように言うのが一番悪いかも。

The public gets what the public wants.

結局投票するのは国民一人一人なのですからね。私は選挙権ないけど。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

子供たちすごいね。もう立派にいろんなこと理解してるのね。って言っても、自分のその頃はいっぱしなこと言ってた気がしますけどね。

改めてイギリスと日本の比較を見てみたら、なるほどそういう違いなんですね。政治が素晴らしいと子供が思っているというのがすごいなぁ。日本の政治ってなんでこんなにひどいんでしょう?何がいけないの?

でも、食事と人々の礼儀正しさと気候の過ごしやすさだけでも、私はやっぱり日本がいいかな。イギリスの食事事情はちと苦しい・・・。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、確かに、若者が、「いろいろあるけど比較すれば自分の国の政治は悪くない」と思うって言うのは、すごいことやね。イギリス人のティーンエージャーの若者の政治意識はすごく高いよ。そもそもパンクロックだってその辺からでてきてるし。

何でこんなに政治がひどいのかな、日本って。投票年齢を18歳に下げるとちょっと変わるのかな。若者が興味持つって大事と思うけど。

イギリスでは16歳に下げるという話が時々でます。