2015年10月1日木曜日

なぜイギリス人は化粧をしないか

このブログにコメントをくれるあくあさんは、東京の自由が丘でエステのサロンを経営しています。1年ちょっと前に始めたのですが、それまではまったく畑違いの外資系の金融に勤めていました。で、そのサロンなんですが、ろくに宣伝もしていないのに、すごくお客さんが入るようなんです。それでこの夏、西麻生にもう一件支店を作りました。

値段を聞いてみると、(私の感覚からすれば)すごく高いんですよ。それなのに毎週来る常連のお客さんがたくさんいるようです。

そう思えば、この間日本に行ったときも、エステの宣伝をあちこち(特に駅や電車の中)で見ました。高そうなのから、庶民的そうなものまでいろいろ。

こうして考えれば、日本って(特に女性)、美を追求する意欲ってすごく高いですよね。皆化粧してるし、おしゃれ。そしてそれが当たり前になってる。私も日本に住んでいたころは、ファッション雑誌も読んだし、化粧も毎日してました。

それが21歳のときからイギリスに住み始め、あっという間に一切お化粧しなくなりました。夜お出かけするときとか、せっかくだからおしゃれしたくなってするくらい。シティーの銀行で勤めてたときも、ほとんどお化粧した記憶ありません。

今はイギリスでは、10代の若い子はお化粧するけど、大人は、会社に行くなど普段はあんまり化粧しません。おしゃれしたい人はするけど、そうでもない人は化粧っ気ないです。つまり日本みたいに、常識として化粧することが求められているということは全くないです。

時々、いつも身奇麗で、お化粧もきっちりしてる大人もいますが、そういう人は、「あの人はお化粧するのが好きな人。」と取られていると思います。

日本のおしゃれ度もすごいですが、最近は韓国もすごいそうですね。その辺は日本の方たちのほうがよくご存知と思いますが。

それで思いました。日本や韓国で皆が化粧しておしゃれするのは、単一民族だからじゃないかな。つまり人種が同じだから、 美醜の比較をしやすいんじゃないでしょうか。そして、差も目立ちやすい。なので、みんなきれいになることを目指す。

イギリスの場合は、結構人種が入り混じってるから、美醜の価値判断が難しいし、人によっていも違うし、そもそもあんまり美醜で人を判断することも少ない気がします。

たとえば私が美人だなあと思うイギリス人の女性のことは、一般には特に美人という評価はない場合が多いです。 それから日本人中国人などのオリエンタルな顔については、日本人が美人と思う顔と西洋人が思う美人とは、ちょっと違う気がします。日本人は、目がパッチリというのが美人の条件だと思うんですが、こちらでは切れ長の目で小さい鼻が美人のオリエンタル顔と思われてるようです。

それでもまあどちらにしろ、美人は得というのは、洋の東西問わないようですよ。昔心理学を勉強していたときに、「美は正義」みたいなタイトルの本に出くわしましたから。

ではこちらもよろしく
 
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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

西麻生ではなく、麻布十番です。ちなみに、西麻布という町もありまして、私はその昔、西麻布にすんでました。

でもね、男性に関してはイギリス人はおしゃれでかっこいいというイメージありますよ。少なくともロンドンの人は。女性もアメリカ人は太っちゃうけど、イギリス人はスタイルもキープしていて、アメリカ人よりはおしゃれなイメージです。まあ、確かに化粧気のない人もいるけどね。



Atsuko さんのコメント...

麻生十番だそうです、皆さん。

確かにイギリス人の若い男性って、かっこいいイメージあるよね。ミュージシャンとかロッカーのイメージ。シティーでもスーツ姿のパリッとしたかっこいい人はたくさんいた。女性は太った人、確かに多いよ~。
アメリカ人って、そういえば女性ってすごくお化粧してるイメージあるけど、それってどうしてかな。