おとといのこと、洗濯をしていたら洗濯機から大きな音が。中で何かが壊れたらしい。それで、一度8年位前に来てもらったことのある、近所の家電修理屋さんに電話しました。すると、翌日の朝すぐに来てくれました。
前の洗濯機も同じようなことが数回あり、そのたびに直してもらったので、今回も直るとばかり思っていました。だって買ってから5年も経っていません。そしたら、直せないことはないけど、買うのと同じくらいお金がかかると言われました。前の洗濯機は、そのパーツ(ベアリング)だけを取り替えることができたけど、この洗濯機は、ドラム全部を取り替えないといけない仕組みになってるそうです。
まだ5年も経っていないというと、「最近の家電は、わざと5年くらいの寿命に作られてる。」と言われました。省エネのテクノロジーが日進月歩なので、古いものはエネルギーを使いすぎるから、どんどん新しいものに買い換えることが奨励されているそうです。
前回買ったときは、隣町の大きい家電量販店に買いに行きました。値段はネットと同じくらいの市場底値くらいでしたが、買ってから届けてもらうまで28日も待たされました。(注文してから作ってんのか!?と突っ込みたくなりましたよ。)しかも届けてもらうのは、指定できるのは日だけで、「朝の8時から夕方8時までの間にお届けします。」という、イギリスの昔ながらの悪サービスです。しかも!!平日なら10ポンド、土曜なら20ポンドも配達代がかかりました。その場で売ってくれるわけではないのに、配達代がかかるって、どういうこと?と思いました。
しかも、届けるとはまさに、発泡スチロールに包まれた洗濯機をドアの前に届けるだけ。取り付けに50ポンド、古い洗濯機を持っていってもらうのに25ポンドもかかるとのこと。(だからこれは自分たちでやりました。)
なので、新しいのを買ったほうが安いと言われたとき、「え~、じゃあ28日間も洗濯機なし?その間、手洗い~?」と、頭がくらっとしました。
洗濯機を見てもらった後、乾燥機も調子が悪かったので直してもらっているうちに話ししていると、その人がうちから車ですぐの場所で、家電の小さいお店をやっているようなのです。在庫があるのか、買ったらすぐに入手できるのか聞いたら、もちろんとのこと。しかもそれだけでなく、無料ですぐに届けてくれて、取り付けて、古い洗濯機は持って行ってくれるとまで。
それでその日の昼休みごろ、家からほんの3キロくらいの場所にあるその人の店に見に行きました。裏には倉庫があり、300台くらい家電が在庫にあるそうです。10分で選んで、1時間後くらいには届けられ、取り付けもすべて完了でした。しかもお金は後払い。明日電話でもして、カードで払ってくれと言われました。
もしも不良品だったり初期問題が起きても、すぐに電話したら来てくれます。パーツも10年間は保障付きで、もちろん故障したら、直してもらえます。
値段はたぶん量産店で買うよりも5~10パーセントくらいは高いかもしれないけど、配達代その他を入れると、こちらのほうが断然安かったです。
そしてこれが一番大きいんですが、ストレスの大きさがぜんぜん違いました。
ネットや量産店で買うと、配達の日は休みを取って家にいないといけないし、しかも、あちらの不都合で、一日中待っていたのに届かないということがたまにあります。(去年オーブンを買ったとき、そうでした。)届けてもらったのが不良品で、電話して換えてもらわなければいけないということもありました。(同じく上記のオーブンで2回もありました。結局このオーブンのときは2回も不良品で取替えで、最初に注文してから3ヶ月近くかかりました。)
もちろん不良品のときは、また別の部署に電話して、たらいまわしになったり、電話で長く待たされたり、配達を手配するのに時間がかかったり、あれこれメールしたりと、手間と時間とストレスはかなり物です。
それが今回は、朝の10時に修理屋が来て、買い替えを勧められて、その4時間後にはすべて終了でした。
家電は今度からは全部この店で買おうと思いました。 ネットショッピングっていいけど、物によっては配達の手配等が面倒だし、ネットはまさに売るだけだから、アフターサービスなんて全然ないし。
ネットショッピング全盛のせいで、街角の店は軒並みつぶれていくと言われてますが、どうしてどうして。小さい店でないとできないサービスや付加価値をつけると、多少値段に厳しいお客さんでも、付いてくると思いますよ。
最後に、この修理屋さんが言っていた豆知識。最近の洗濯洗剤はブリーチなどの化学薬品の代わりに酵素で汚れを落とすようにできていて、でも酵素は45分くらい漬けていないと効き目がないとのことでした。なので最近の全自動洗濯機のサイクルは、長くなってるそうです。
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1 件のコメント:
イギリス20年ぐらい住んでますけど、イギリスではサービスはお金で買うものなんだろうなってよく感じます。Waitrose やJohn Lewis がイギリス人の間で人気がある理由もよく理解できます。カスタマーサービスがやはりいいですよね。 後、イギリスの場合は、使い捨てではない、常に使う家電とかは、Which とかの比較サイトを使って、よく調べてから買うようにしています。それと、できる限り信頼のあるブランドやメーカーのものを買うようにしています。我が家の家電のほとんどはドイツのメーカーのMiele かBosch ですけど、結構頑丈にできていて、滅多に壊れないです。Miele の掃除機は、一度スイッチが動かなくなって、メーカーのカスタマーサービスに電話すると、次の日に掃除機を入れる箱を持ってきてくれて、その次の日に箱を取りに来てくれて、その三日後にはきちんと修理して、自宅まで宅急便で届けてくれました。イギリス人の夫は、家電や常に使うものは安物を買いたがらないのも最近ではよく理解できます。先週食器洗い機が壊れてのですが、いろいろと調べた結果、多分クリスマスのセールでBosch の商品を買おうかなあと思っています。
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