今日、ネットで買った品物を返品する必要があり、指示通り、街の、日本で言えばコンビ二のような宅配便の受付をしている店に行って、送ってきました。
日本って宅配便は企業にも一般にも浸透していますが、イギリスでは、ネットショッピングが宅配で送られてくることはよくあるけど、個人が宅配で送ることはまずありません。ネットオークションや個人でやってるネットショップなど、ほぼ99パーセントが郵便局の郵便で送られてきます。
日本でこれだけ宅配便が浸透してることを考えると、イギリスには宅配の個人マーケットのビジネスチャンスは大きいでしょうね。
そういうわけで、今日初めて、宅配便で物を送りました。
で、この荷物を持っていった店なのですが、こういった店はイギリスでは Convenience Store ではなく、Corner shop(角の店)と呼ばれます。20年位前までは、イギリスでは日曜は大きい店は営業禁止だったし、平日も開店してる時間が短かったので、時間外はこういったコーナーショップで、新聞やら牛乳やらちょっとした買い物をすることが出来ました。
一般的に言うと、店のサイズは日本のコンビ二と同じくらいかちょっと小さめ。品揃えは、食品、新聞や雑誌、タバコ、トイレットペーパーや生理用品や風邪薬など、アルコール。そして最近はサンドイッチやパイやコーヒーなどのちょっとしたスナック類も売っているし、レジで電気代や携帯電話の支払いや、上記のような宅配便の受付などもやってます。値段はやっぱりスーパーよりは高いです。
こう書くとまったく日本のコンビニみたいですよね。でも、私は今日宅配便の受付に行くまで、コーナーショップ=コンビニということに、一度も思い当たりませんでした。
私達家族は、コンビニが大好きです。日本に行って最初の1週間ほどは、コンビニを素通りできず、すべてのコンビニに入ってしまうほど好きです。私達だけでなく、海外に住んでいる日本人はみんなコンビニが好きだし、日本に住んでいる外国人もコンビニが好きだそうです。普通に日本に住んでる日本人の人たちも、コンビニ好きそうですよね。
でも、私も私の子供達も、イギリスのコーナーショップはどちらかというと、きらいです。なので頭の中で、この二つが同じものだと考え付きもしませんでした。
で、今晩子供たちに、何故コンビニとコーナーショップは違うのか、聞いてみました。
チャーリーの意見は、
1.コーナーショップはなんとなく入りにくい。店の内装がさえない。
2. 値段が高い。
3. おいしいものが売っていない。
ルイの意見は
1.コーナーショップには漫画が置いてない。
2.コーナーショップにはおにぎりが売ってない。
3.ガラの悪い青少年がたむろしている。
チャーリーの言うように、コーナーショップはなんとなく店が雑然としていたり、照明が悪かったりで、ビジュアル的に入りたいと思わせるものがありません。それどころか、私が今日行った店には入り口に、「小中学生は一度に二人まで。」と張り紙がしてあります。チャーリーが入る気にならないのは当然です。
値段が高いのは日本も同じだから、これは理由にはならないですね。それからルイが言う、「ガラの悪い青少年」の件は、日本でもヤンキーが店の前でヤンキー座りしてタバコ吸ってたりしますから、(今もしてるかな。むかしはそうでした。)、これも同じ。
私的には、「おいしいものが売っていない。」これに尽きると思います。日本のコンビニって、まず飲み物が、アルコールは別にしても、ファンタ系、お茶系、コーヒー牛乳系といろいろあり、おにぎりとお弁当。そしていろんなスナック菓子があり、菓子パンやケーキやスイーツ、アイスクリーム、そしておでんや豚マンやから揚げ。
イギリスには、ほんとうに「とりあえず何かおなかに入れとけ」的なものしか売ってませんから、これは大きい違いですよ。
イギリスにも日本のローソンみたいに、外見がすっきりした大きいチェーンが出来る可能性はあるし、実際ロンドンにはもうあるのかもしれません。でも食べ物がイギリス文化である限り、日本のコンビニのようにはならない気がします。
・・・と書いて思い出しました。ウインブルドンの駅前の、コンビニとスーパーの中間くらいの店には行った時、イギリス人向けにいろんな種類の日本のお弁当が売ってました。 こういう店が、ローソン化していく可能性はあるかなあ。
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