2020年4月29日水曜日

コロナウィルスロックダウン 37,38日目 階級制度

イギリスは階級社会と昔から言われているのは、ご存知かもしれません。昔からUpper Class(貴族)、MiddleClass(自営業者やプロフェッショナル)、Working Class(労働者階級)の3つの階級があると言われています。これは今でも残念ながらほとんど変化はないです。

が、それでも外国人が増えて 、移民やEU民もふえて、この階級制度もいろいろ定義が変わったり、細かい区分が増えたりしてます。

例えば昔から言われているのは、北部と南部の違い。北部は昔からヨークシャーとかシェフィールドとか工業地帯と炭鉱、南はロンドンなどの裕福な地域。

それからわかりやすいのは、人種の違い。イギリス人と移民。

最近よく言われているのは、世代の違い。私くらいの年代以上の人は、土地や不動産の値段が上がったり、年金のインフレ以上の上昇が保証されていたりと、金銭的に恵まれているのに、若者は、大学ローンを抱えて(昔は無料だった)不動産の値段も上昇しすぎて手が出ず、しかも老人が増えてその年金を負担する一方、ブレクジットとか保守党政権とか、老人が大挙して投票してとばっちりをうけていて、世代間の意識のギャップが問題視されています。

そしてこのコロナ。

これはご存知の通り老人にとっては恐ろしい病気。でも若者はかかっても多分問題なし。それなのに、老人は年金をもらって家でじっとしてればいいけど、20代30代40代は、働けないし職を失ったり家を失ったりと、経済的に大きい打撃を受けてます。それで、さらに年代による格差が広がっていくと言われています。

もう一つ言われてるのは、庭のある人とない人。うちのような田舎に住む人はだいたい庭があって、たとえ小さくでもガーデニングもできるし、子供を庭で遊ばせたりできますが、都会のフラットやアパートメントに住む人は、公園まで閉鎖されていたりと、本当に閉塞感を感じながら暮らしていることと思います。

ロンドンなどでは天気がいいと人が集まるので、公園を閉鎖するという動きが出てますが、これは庭のない家に住む人たちにとっては、すごく不公平なことだと一部の政治家が反対してます。そもそも「公園を閉鎖」とかそういう決まりを作る政治家は、だいたい大きい庭のある家に住んでいるのですから、不公平もいいところです。

人が多すぎて問題なら、庭のない人だけ 公園に行っていいとか、家の番号が奇数の人は奇数の日だけ公園に行っていいとか、なにか対策をすればいいのになあ。

ではこちらもよろしくお願いします。

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