2010年3月30日火曜日

チャーリーのめがね


先日チャーリーとルイを眼科に年に一度の定期健診に連れて行くと、チャーリーは近視でめがねがいるといわれました。ほんの少し悪いだけなので、必要なときにかけるだけでいいとのことです。

私たちはそんなこと少しも思っていなかったのでちょっとショックでしたが、チャーリーはその場でめがねのフレームを選ぶことになって、嬉しそうでした。めがねができるまでは1週間くらいかかるということで、それ以来毎日のように「いつめがねができるの」と聞いてきました。

そして今日の午前中に電話がかかってきて、できたから取りに来るようにとのことでした。学校の帰りに行ったのですが、チャーリーの親友とルイも一緒についてきました。3人ともとてもものめずらしく嬉しそう。今はチャーリーはそれをかけてテレビを見ています。ちょっと複雑な表情をしています。嬉しいような照れくさいような、でも友達に変だと思われたらどうしようというという心配とかが混ざった表情をしています。

今まで知らなかったのですがイギリスでは子供は16歳まではめがねは無料です。フレームを買うには国民健康サービスからバウチャーが出て、そのバウチャーで買うか、デザイナー物などで高いものはそれに差額を足して買えます。昔は国民健康サービスのめがねというのはジョークの種だったのですが、今ではデザイナー物と変わらないデザインです。チャーリーのはディズニーのハナモンタナのロゴまで入っています。

しかも16歳までは毎年定期健診に行くたびに新しいめがねに取り替えることができます。そしてもしも壊れたときは、修理バウチャーまで出て、ただで直してくれるらしい。

そういえばルイも先日歯科医で矯正がいるといわれました。5月に専門医に会いに行きます。これも18歳までは無料です。こういうところが本当にイギリスってありがたいんですよね。イギリス人はこれは当たり前だと思ってるようですが、日本の事情を少し知ってる私は、やっぱりイギリスって懐が広いなあと改めて思ってます。

10 件のコメント:

こんの さんのコメント...

命を国家が守ってくれる。アメリカもようやく国民皆保険制になるようですねぇ
その点イギリスは先進国ですから、見習うモデル国です
我が天童市も、子どもたちの医療費は無料です

メガネによって、印象がかなりちがってくる人がおりますが...
チャーリーさん 似合ってますね

ふぅ さんのコメント...

メガネも歯の矯正も無料っていいな~。
こちらの国では(詳しくは調べてないけど)大人と同じく有料だと思います。

一体どこにそんな財源があるのかしら???

我が子が無料で支給してもらっているのは、アレルギー(主に花粉)免疫治療の薬で、もう4年間くらいずっと無料でもらっています。

もちろん完全には治らないのでしょうが、この治療のおかげで、毎年花粉症の季節が来ても、治療前に比べたら、症状が軽くなってきました。

私もこの国に住むようになってから花粉症になったので、この治療したいな~って思うんですが、大人は有料だそうです。

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、天童市も子供は無料?すごい、そんなことができるんですね。

イギリスの制度、文句言う人もいますが、全体的にはすごくいい制度だと思っています。医者に行くのにお金がかかるなんてことは、この国の人は考えられないことだと思います。

チャーリーのめがね、私はまだなれてませんが、本人は結構気に入ってるみたい。時代は変わりましたね。昔はめがねって絶対マイナス要因だったのに。

Atsuko さんのコメント...

ふぅさん、ヨーロッパってどこでも無料のような気でいましたが、国によって違うんですね。そちらの国も子供は無料にするなどしないと、ますます出生率が落ちるのでは?

処方箋は子供は無料だけど、大人は有料で、結構します。でもアメリカなんかに比べるとぜんぜん楽ですけどね。

うちのルイももうすぐ花粉症が出る季節です。でも免疫治療なんて聞いたことないです。抗ヒスタミン財で症状を抑えるだけですよ、こっちでは。

ふぅ さんのコメント...

あっ、そうそう、補足ですが、こちらの国では、ホームドクター制度のようなものがあり、その先生にかかるのにはお金は要りません。

でも、その後専門医に診てもらいたければ、そこからは保険はきくけど、有料。しかも、その内容によっては、ものすごく長いウェイティングリストが出来ていて、その辺が不便なんです。

・・・で、結局急ぐ場合はプライベートにお金を出して、検査や診察を受ける破目になり、不経済ですね・・・。

Atsuko さんのコメント...

ふぅさん、その専門医に行くときの「保険」というのは、個人保険というか保険料を月々払うんですか?

イギリスも基本的には同じ問題(ウエイティングリスト)があるんですが、最近はどんどん改善されてきて、あまり問題はないみたいです。ただプライベートだと個室やホテルのようなきれいな部屋に入れるらしいんだけど。だからちょっとした手術はプライベートでするような小金持ちの人たちも、やっぱり心臓病などの大きい手術はNHSが頼りになるみたいです。その辺は本当にイギリスって公平ないい国だなあと思いますね。

あくあ さんのコメント...

メガネ代まで払うとはすごいね。その分ヨーロッパは消費税が高いんだよねぇ。

こんのさん、アメリカは国民皆保険制には至らなかったんですよ。大反対の嵐で。結局、今民間の保険に入れない人たちが入れるように公的資金を入れて法整備をするだけにとどまったんです。

ちなみに、日本には60分くらいでメガネが出来上がるお店があります。値段も5000円とかからあります。デザインもいいです。すごい時代になってますよ。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、やっぱリ何もないところから国民皆保険にするのは大変なんでしょうね。よっぽど力のある政権でないと。

今日、人とめがねEtcの話をしていたら、彼女の義理の息子さんは1ヶ月入れっぱなしのコンタクトレンズをしているとのこと。そんなものがあるんですか?

ところでその5000円というのは、フレームも全部含めて?それだったらすごく安いですね。

ふぅ さんのコメント...

さっきコメントを入れたつもりが何故か入ってませんでした・・・(苦笑)。

保険の話ですが、これはやはり国民健康保険で、まぁイギリスと似てる筈です。ホームドクターの処方箋(無料!)で、薬を買ったり、公立の病院に行ったりします。そして、保険が一部だけきいても、支払った分は、毎年確定申告時にクレームすれば、一部還付されてきます。

でも、めがねが無料なんて、イギリスは豊かですねぇ。こちらは、公立病院の入院費が無料です。出産の時もタダで入院しましたよ。(もちろん、その前にいろいろ検査やら診察やら定期的にその病院勤務医にプライベートでかかっていたので、お金はかかったけれど・・・。)

Atsuko さんのコメント...

ふぅさん、医療保険ってややこしいですね。イギリスは大人は処方箋代かかるはずなんだけど、生活補助をもらっていたりするとただだし、子供もただ。払う人は4分の一くらいなんじゃないだろうか。歯医者は子供はただだけど、大人はかなり高い。日本より高いんじゃないかな。

出産のときはこっちはすべてただでしたよ。もちろんプライベートに行くこともできるけど。おそらくそっちのほうがプライベートにかかる人が断然多いような気がします。イギリスでは王室関係とか、有名人とか、よっぽどお金持ちしかプライベートで出産する人は聞かないなあ。