トランプが象徴するポピュリズム、そして国粋主義が近年は台頭してきて怖いなあと思っているのですが、ここ数日はワクチン国粋主義が話題になってます。
イギリスは世界で最初にワクチンを承認した国で、そのためあちこちのワクチン会社に予約注文を入れてました。12月から始まった接種はなかなかうまく進んでいるようです。
が、ここに来て、オックスフォード・アストロゼネカ社のベルギーで生産されるワクチンが遅れてるとかで、オーダーが遅れた(そもそも承認がやっと先週)EUがパ二クり、「EU外の国にワクチンの輸出を禁じる。」とか言いだし、それがブレクジットの一番の悩みの種になってるアイルランド共和国とイギリス領の北アイルランドの境界の問題となり、 要するに話がややこしいことになりかけたのです。
幸いにもEUがパニックから目覚め、前言取り消しとなりましたが、それにしてもこの発言によるダメージはもうなかなか取り消せません。
ワクチンに関するいいニュースは、アストロゼネカ、ファイザー、モデルナ社のほかに 、2つほどの会社のワクチンの開発が成功したとのこと。一つはジョンソン&ジョンソンの子会社。それでイギリスは早速両方の会社に数千万本のワクチンを注文しました。
それで、イギリスは大人全人口に接種しても十分余るほどのワクチンを確保したそうです。
それでWHOは、老人と危険なグループと医療関係者の接種が済んだら残りは先に後進国に回して欲しいとの声明を出しました。イギリス政府も、「もちろん他の国にも回す。」とか言ってますが、一方では「でも毎年接種しないといけないかもしれないし、異変が起こったら接種のし直しが必要になることもあるし。。」とか言ってます。
イギリスの懐の深さがが試される時ですね。私はあんまり期待はしていませんが。特に今の保守党政府の下では。
ではこちらのブログランキングのクリックもよろしく。
0 件のコメント:
コメントを投稿