2020年1月30日木曜日

新型コロナウイルス 日英の対応の違い

武漢から広がった上記のウイルスですが、日本とイギリスの対応の違いが結構気になります。普段は日本のニュースは滅多に見ないんですが、中国とのかかわりが深い日本ではどんなものかとチェックしてみると、まずマスコミの取り上げ方が小さい。芸能ニュースの隣に同じ顔して並んでるではないですか。

まだ陽性が一人も出ていないイギリスなのですが、ニュースの半分くらいはこのニュースだし、新聞も一番の大きいニュースです。ブレクジットを明日に控えてるというのにです。

何よりも対応の違いに驚いてます。こちらでそれらしき症状が出て結局陰性だった人の話が新聞に出てました。医者に電話すると、まず家を出ないように言われ、間もなく防御服を着た特別救急車がやってきて、隔離医療施設に運び込まれ、そこで検査を受けたとか。国民健康サービス(NHS)の対応はびっしりと準備万端のようです。

今週読んだ日本の記事で驚いたのは、武漢から来ていた27人の団体観光客の話です。そのうちの一人が症状が出て陽性がわかり隔離されましたが、残りの26人はそのまま日本ツアーを続けたとか。これはやばいですよ。

と思っていたら、翌日には、武漢と関係ないバスの運転手さんが感染とのニュースでしたね。

そして次に驚いたのは、武漢から日本にチャーター機で帰ってきた人たちの話です。大半(191人)の人は念のため千葉のホテルに2週間滞在。 ただし二人は検査を拒否したので、そのまま自宅に。(!!!)

今日のニュースでは、怖いことにこのホテルに泊まっている帰ってきた人のうちの二人が陽性とのこと。200人弱の中の二人です。これって、武漢にいる人の1パーセントくらいは感染してるってこと?

イギリスでは日本に遅れを取って、明日イギリス人はチャーター機で帰国とのことです。(これがまたいろいろもめてるんですけどね。)帰国する人たちは、帰国後2週間隔離所に入ることを条件に戻ってきます。飛行機の乗務員も、防備服を着用するとのことですが、中国からイギリスまでの長い道のり、なかなか異様な光景になりそうです。

イギリスは、英国航空が中国からの便を当面すべてキャンセルしました。バージン航空はまだ飛んでるようです。

イギリスが大げさなのか、日本が対応が遅いのか。

早期にこの事態に収拾がつくことを祈るばかりです。

ではこちらもよろしくお願いします。

2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

1/30の記事でしたね。そうねぇ、今は日本もこのニュースだらけになってるけどね。

しかし、こういうことになると「国」の単位なんだなーと思います。誰も中国に軍隊派遣したり医師を派遣したりしてなさそうだもんなぁ。震災のときにはアメリカ軍が助けに来てくれてたけど、感染だと来てくれないのかな。

Atsuko さんのコメント...

震災の時は、自国は問題ないから援助できるけど、いざ自国民が危機にさらされると、そうもいかないんだね。難民問題もそうでしょ。
最近は世界の将来に対して悪い予感しかしなくて、戦争か温暖化による災害かと思ってたけど、ウイルスとは意外な盲点でした。