このBook Offっていう名前、すごい語学センスのいいジャパニースイングリッシュだと前から思ってました。しかも、「英語の語学センスがある」ではなくて、「ジャパニーズイングリッシュの語学センスがある」です。
BooksをSell Off(売り払う)というところからきてるんでしょうが、お客さんが売り払うとか、お店がお客さんに売るとか、Offとなった、つまり普通の店頭では売ってないようなものを売ってるとか、Offという言葉の曖昧な広いニュアンスが、たった2語の簡単なわかりやすい商標になってると思います。
日本語に英語が入ってきて、ジャパニーズイングリッシュというものがしっかり根を下ろしたから、そういう語学センスというものが生まれてきても不思議はないですね。
そういえば昨日書いたマイブームという言葉も、意味が非常にわかりやすいという点ではすごくいいジャパニーズイングリッシュですね。そもそもブームという言葉の使い方がジャパニーズイングリッシュ。(間違いではないけれど、英語ではPopularとかIn fashionとかが普通かな。Economic boomという以外ではあんまり聞くことがない言葉です。)でもまあわかりやすすぎて、センスはまあまあかな。
話はぜんぜん変わりますが、映画で昔、大ブームになったThe Lord of the Rings(指輪物語)には、Hobbitという人種が出てきます。人種というか、架空の種族。 そのHobbitという言葉が本当にすごくありそうな英語なので辞書で調べてみたところ、そういう言葉はありませんでした。やっぱりこの著者の造語だったのでした。
でも本当にHobbitって簡単な音で2音節で、英語にそういう言葉が存在しないのが不思議なくらい英語らしい単語だと思うのですよ。
語学センスって、やっぱりそういうものをもって生まれた人がいるんでしょうね。
ではこちらもよろしくね。

イギリスランキング