2015年4月12日日曜日

YouTube以前の世界

今晩夕御飯を食べていたらチャーリーが言いました。

「YouTube以前の世界なんて、想像もできないわ」 って・・・・・。私とデイブは思わず顔を見合わせてしまいました。そうなのか、今の世代はYouTubeにそんなに依存してるのか。インターネットのない時代、コンピューターのない時代ではなく、YouTubeのない時代ね。

何がそんなに想像できないかというと、「何か聴きたい音楽があっても、それを簡単にYouTubeで探して聴けない。」とのこと。

そうか。我々の頃は、確かに好きな曲を思いつきでいつでも聴けるような環境ではなかったですね。そう、我々はですね、レコードを借りて録音したり、ラジオからエアチェック(和製英語且つたぶん死語)したんですよ。FM雑誌というものがあって、それでいつどの局で誰の新作アルバムがかかるかチェックして、夜中に起きて録音したりですね、相当の労力とお金をかけて音楽を聞いた物ですよ。

録音するのも、90分のテープにアルバムを2枚録音するんだけど、このテープを、ヨドバシカメラまで、TDKの2本1000円のテープを買いに行きました。だから1000円でアルバム4枚録音できるわけですが、今ならブランクのCD-Rは、イギリスでは1枚20ペンスとかで買えるから、その差も大きいです。

とにかく音楽ファンは、お小遣い全部とバイト代のかなりの額を、音楽の情熱に捧げていた物です。

ロックビデオなんて物は、本当にめったに見れるものではなく、金曜の夜中に「小林克也、ベストヒットUSA」を見たくらい。高校生の頃はビデオのある家自体がそんなになく、ビデオのある友達がとってくれていたソニーベータのビデオを、学校帰りにみんなで見に行ったりしました。

今となっては楽しい思い出です。

最近って、「音楽が商業化されすぎて、おもしろくなくなった」ってよく聞くけど、 人間って簡単に手に入る物は大事にしないものだから、音楽が使い捨てになるのも、時代の流れに沿ったことなのかなあ。

「今日の初めて」
 写真は今日のディナー。初めて子羊の足1本まるまま焼きました。これって、あの、漫画に出てくる肉にそっくり。

そして付け合せに、カリフラワーの新しいレシピを試してみました。(カリフラワーにしては)まあまあの味でした。

ではこちらもよろしく
 
イギリス(海外生活・情報) ブログランキングへ


2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

チャーリーちゃんの言葉、衝撃的ですね。やっぱ、我々は年寄りだということか。

その羊の足もすごいな・・・。さすが西洋の国やね。

Atsuko さんのコメント...

やっぱり衝撃的よね。インターネット以前じゃなくて、YouTube以前というところが完全にネットがあることが前提になってるし。

漫画の肉やね、日本には売ってないわなあ。