5月の初めにイギリスでは総選挙があります。
イギリスは基本2党制で,右派の保守党と左派の労働党がほぼ10年おきくらいに政権を握ります。今は保守党だけど、前回の選挙で保守党は過半数に至らなかったので、中庸の民主党との連合政権になってます。
この民主党が第三の政党です。
それがここ最近勢力を伸ばしているのが、超右翼のUKIP(英国独立党)です。主要な政策は、イギリスのEUからの独立と、移民反対。不況が続いているから、こういう過激な政党に票が集まりやすいんでしょうか。地方選挙でもどんどん議席を集めているし、この調子だと総選挙でも議席をいくつか取得しそうです。
景気が悪いから、とにかく外国人の責任ということにする・・・・・・って言うのは、70年ほど前にありましたよね。ド ではじまるヨーロッパの大きい国で。ヒではじまる独裁者とか。
今のところは、議席を獲得しても、いくつかというレベルなので、それほど体制に影響はないかとは思いますが、もしも次も連立政権で内閣に入るなんてことになったら・・・・もう私は日本に帰ろうかと思うほどですよ。
まあでも幸いなことに、UKIPはこの辺の田舎でこそ勢力を伸ばしていますが、若くて教育のあるプロフェッショナルな人たちの多いロンドンなどでは、全然人気がないようです。
たぶんUKIPに投票するような老人達はどんどん死んでいくし、アンチUKIPの若者達はどんどん投票権を得ていってますから、一時的な人気で終わるんじゃないかと楽観するようにしています。 選挙の日まで3週間ありますから、それまでにもさらに何人もUKIP支持者が死んで、アンチUKIPが投票できるようになることでしょう。
まあもしも私がイギリスを去るってことになっても、帰るのは日本だから別にいいんですが、シリアとかモザンビークとか、帰ったら投獄されたり拷問にあったりする可能性のある国から来てる人たちは、本当に気の毒です。
私は政治関係の番組を見ると心が乱されるので、見ないようにしてますが、今日はテレビで党首たちの討論会があり、 それを家人が見ていたので、いやいやながら少しは耳に入ってきて、気分はちょっと悪いです。
忘れよ忘れよ、やっと阪神勝ったし。
昨日の初めては、新しいヨガの生徒さんが5人も来て下さいました。
今日の初めては、新製品のお弁当などに入れるチーズを買いました。
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2 件のコメント:
なるほど、それは辛いね・・・。
自分には納得のいかないものが主流になるのって、やっぱ辛いよね。サラリーマン的には経験あるけど。
世の中は、いい方向にいくと思いたいけど、「いい」の定義は人によるからな・・・。
そうやね。しかもこの場合は、私から見ると、明らかに知的努力を放棄したような投票者が支持してるから,余計に腹立たしい。
でも、そういう勢力が高まると、それに反対する勢力も高まるわけで、「移民がいかにイギリス社会に貢献しているか。」というキャンペーンもロンドンを中心に行われてるようです。なので、長い目で流れを見ると、悪いことではないのかも。社会や政治は、世の中の流れには結局逆らえないと私は思ってます。
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