2013年8月30日金曜日

お湯信奉

イギリス人ってお湯の洗浄力を信じています。

たとえば洗濯。最近では環境保護のために、30度で洗いましょうというキャンペーンがされていて、洗剤も低温でも洗浄力があると歌った物が増えましたが、数年前まではみんなお湯で洗ってました。うちに2年位前まで使っていた洗濯機は、40度以下で洗うという機能がなかったくらい。

そして手を洗うのもお湯で洗わないときれいにならないと思っているし、食器洗いももちろんお湯。歯もお湯で磨かないと黄ばむと思ってる人もいるくらいです。

でも、普通に考えたら分かると思うんですが、手を洗うときのお湯の温度はせいぜい40度強。これでばい菌が死ぬわけはありません。手は石鹸をつけて洗うからこそきれいになるのです。

食器洗いは確かにお湯のほうが油切れがいい気がするけど、実際にはどうなんでしょうね。これも洗剤つければ関係ないのかもしれません。歯にいたっては、全然関係ないと思います。ちなみにこちらの歯医者さんは最近は、歯磨きのあとは口をゆすがないようにとアドバイスしてます。歯磨きの中のフッ素が歯を歯に残すためです。

で、洗濯。日本の実家の全自動洗濯機は、お湯で洗うという機能がありません。すべてのものが水です。なのできれいになるかなあとちょっと心配でした。でも割合大丈夫でした。というか、全然問題ありませんでした。別にそんなにいい洗剤使ってるとも思わなかったんだけど。

イギリスで、私は大体30度くらいで洗います。でも白いものとか臭い体操着などは60度で洗ったりします。でも別に高温だからって、きれいになったと思った事はほとんどないです。水で洗うより少しくらいましかもしれませんが。

何でも聞いたところによると、洗濯物がきれいになるかどうかは、何よりも洗剤の質に関係あるそうです。う~ん、そういえば確かに高い洗剤はよく落ちる気がします。

それから、もしかしたら日本の水ってやっぱりヨーロッパの水と違うのかもしれません。

イギリスから紅茶を持っていったのですが、同じように入れても濃く出ないんですよ。色も匂いも薄くなってしまう。逆にイギリスではなかなかおいしいコーヒーにありつけません。というか、日本の普通のその辺で飲めるような、軽い酸味のあるおいしいコーヒーは、こちらでは一度も飲んだことないです。 イギリスのコーヒーは専門店で飲んでも、濃すぎて胸がむっとする感じ。エスプレッソなんかにはいいのかもしれません。

お茶の味はともかく、もしかしたら日本の水って洗浄力強いとか?そんなこと聞いたことないけど、ありえなくもないですよね。

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4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

へえ、そんなの聞いたこともなかったですよ。ヨーロッパの水って硬水でしょ?日本の水は軟水。Wikipediaによると、「石鹸は脂肪酸とナトリウムの塩であるから、硬水のマグネシウムイオンと出会うと不溶性の塩(石鹸かす)を生じるため使用感が悪い。また、衣類にその塩が付着するので色のくすみが生じ、衣料の保存中にそれが分解して脂肪酸になり異臭を発したりする。染色ではカルシウムイオンが染料と反応し、不溶性の色素が生じ、それが繊維と結びつくため、色ムラが生じる。」そうで、「硬水は含有するイオンによって一時硬水と永久硬水の二種類に分けることができる。前者は石灰岩地形を流れる河川水、地下水などで、炭酸水素カルシウムを多く含み、煮沸することにより軟化することができる(反応式は後述)。後者はカルシウムやマグネシウムの硫酸塩・塩化物が溶け込んでいるもので、煮沸しても軟化されない。」そうです。

おそらく熱くしてミネラル分を飛ばそうとしてるんじゃないかな?

日本の軟水は洗濯にも料理にも合うようですよ。だからコーヒーもおいしいんでしょう。

日本、ラッキー。

Atsuko さんのコメント...

へーえ、やっぱり洗浄力の違いは水の違いだったのね~。ロンドンでは特に水が硬くて、ケトルのなかは石みたいなものがこびりつくし、洗濯物もなんかグレーっぽくなるんだよね。この辺は水は軟水といわれてるので、ロンドンのような問題はないけど。でもやっぱり日本とはずいぶん違うんだろうね。

コーヒーの味が違うということは、料理の味も違うだろうね。

匿名 さんのコメント...

お湯は殺菌効果ありますよ。60度以上の温度だと殆どのばい菌とか死にますし。だから私は、まな板や包丁は熱湯をかけて消毒します。肉も食中毒を防ぐために、60度以上、鳥や豚肉は中が70度以上になるまで調理しないといけないですし。

日本の洗濯機はお湯で洗うことが出来ないので、何かと不便な気がします。病人がいて、シーツとかをキチンと消毒するにも、60度とかの機能がないから、熱湯を大量に湧かして洗わないといけないのでとても面倒です。

そうそう、イギリスで洗濯の洗剤を買うと、水の硬さによって、使う洗剤の量をかえるように指示が出ています。硬水の場合は軟水よりも多いめに洗剤をいれるように書いてあるし。

私は硬水は苦手です。イギリスでも軟水のところがあって、同じ紅茶の葉でお茶をいれても、お茶の味や色が断然違います。石灰が少ないので、口当たりもいいですし。

Atsuko さんのコメント...

うちも軟水です。だから食器洗い機にも水のソフトナーを入れなくてもいいし、洗濯も柔軟材なくても大丈夫だし、ケトルにも固まりがつきません。ロンドンに住んでたときは、ケトルの手入れはもちろん、アイロンも水道水使うとすぐにだめになりましたよ。特別なDe-ionaised waterと言うのを使ってました。もちろん今はぜんざいの量も少なくていいし。

でもそのかわりSouthwestは水道料金が半端なく高いので、全然得にはなってないですが。