2019年9月17日火曜日

ジョンソン首相がいろいろ追い詰められてる件

イギリスの国会は、先週ぎりぎりで「条約なしのブレクジット禁止」の法律を立法化し、その直後に、予定通り首相ジョンソンが国会を閉鎖しました。国会は5週間閉鎖になり、ブリクジットの期限の2週間前にやっと再開される予定です。

野党の国会議員は閉鎖に及んで、かなり長々と国会に居座っていました。

元々ジョンソンとしては、国会を閉鎖して、審議時間切れによる「条約なしのブレクジット」に持ち込む計画だったのですが、野党数党と一部保守党議員が協力し立法化した上記の法律のため、それは難しくなりました。

ジョンソンはいまだに「条約があろうとなかろうと、10月31日にEUを脱退する。」と言い張ってますが、それが違法になったわけです。「では法律を破るということですか。」と、ニュースでインタビューされてました。イギリスの総理大臣が、「法律違反をするつもりか?」と聞かれるなんて、ありえないことです。

そしてこの上記の5週間の国会の閉鎖の合法性をめぐって、今日は英国の最高裁で裁判が行われています。先月イングランドの高等裁判所とスコットランドの高等裁判所で、時を同じくしてジョンソン政権が訴えられたのです。しかもスコットランドの法廷に訴えたのは、同じ保守党のもと総理大臣、ジョン・メジャーです。

イングランドの裁判所は合法、スコットランドは違法との判決を下し、今日最高裁での裁判が始まりました。

昨日はジョンソンはやっと思い腰を上げてルクセンブルクでEU側と話し合いを持ちましたが、記者会見には顔を出さす、ルクセンブルグの首相に批判されていました。

そうそう、それからジョンソンが持ち掛けていた総選挙なんですが、野党が同意せず、1-2か月先延ばしになりました。こんな事態に及んでも、オピニオンポールはジョンソンの保守党有利だそうです。

さらっと簡単にまとめようと思いましたが、もう全然まとまりませんよ!

しばらく「デイリー・ボリス」は続く模様です。


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