2017年12月30日土曜日

失敗

年の瀬に全然関係ない話なんですが、なんとなく一年を振り返る時期でもあるので、関係なくもないかな。

2週間ほど前の話です。ある事情で腹の立つことが起こり、怒りに任せて色々言ってしまったということがありました。今から考えてみれば、たまたま運が悪かったり偶然や誤解が重なったせいで、その相手もぜんぜん悪気があったわけではなかったのですが、私が言ってしまったせいで、その人の気持ちも傷つけ、周りの人の気分も悪くなったということがありました。

言ってしまったあと、冷静になってすごく後悔しましたが、 後の祭りでした。

こんな感じで、怒りに任せて発言して後悔したことが1年ほど前にもありましたし、もっと遡れば、子供が小さい時に、怒りで強く叱りすぎたり手を上げたりということもありました。

怒りの感情に流される。これって本当に後悔と失敗の元だと思います。

私は全体としては、人生を振り返って後悔したりくよくよしたりすることはまずないんですが、失敗という話になれば、人生を振り返ると、明らかにこれは失敗だったなあと思うことがあります。結婚は離婚したくらいだから明らかに失敗。一言で言えば私は男性を見る目が無いみたいです。大学も学科の選択は失敗でした。就職は金銭的には失敗だったのかどうかはともかく、毎日嫌々働いてたから、やっぱり失敗かな。

こんな感じで、いまさら人生を振り返ると、失敗だらけ。

でもだからといって、ここを変えたいとかこうすればよかったとかあまり思わないし、一般的な意味での「失敗」でも、その時にその選択をしなければ今の私はないんだから、一概に失敗とは言えないんじゃないかとも思うし。

そこでふと思いました。そもそも人生って物は、失敗の歴史なんじゃないのって。そう考えてみれば、本当に私の人生ってそのもの。でも失敗の積み重ねの人生でも、人生そのものが失敗とはぜんぜん思わない。

そう思いつくと、なんとなく気分がすっきりしました。失敗してもいいんだというか、失敗か成功かは、そのときの価値観に基づいた判断なだけで、その「失敗」にこだわって先に進めなくならない限り、長期的にはどっちでも同じなんじゃないのかなって。

最初の話に戻ると、もちろんこれは大失敗ではあったんですが、まあそれでも日に日にそれは過去のことに なるわけだし、大きい失敗や後悔からはそれだけ大きく学ぶわけですから、まあしょうがないなって・・・。

いやいや人間って、結局は自分の失敗からしか学ばないことも多いし。

そういうわけで、早速来年の抱負のひとつは決まってます。腹が立ったら、口をつぐんで立ち去る。これです。

そして皆さん、失敗を恐れずにやって行きましょう。人生なんて失敗で成り立ってるようなもの。

ではこちらもよろしく

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4 件のコメント:

foo さんのコメント...

怒りのピークは6秒で来ると最近なにかで読みました。そこだけ我慢するとおさまるとか。ずいぶん、短いもんですね。

来年もどうぞ宜しくお願いします。

Atsuko さんのコメント...

fooさん、6秒ですか。昔から10まで数えろと言いますよね。
時々長々と考えれば考えるほど腹が立つことってありますが、そういう時はもう収まるまで消えるしかないなと思ってます。どんなに腹が立ってもいつかは忘れるし。

年の瀬ですが、イギリスでは味気ないですよね。今年は本当にお世話になりました。来年、こちらこそよろしくお願いします。

あくあ さんのコメント...

うん、最近、人生は、学ぶためのテーマが次々と現れるようになってるんだろうなという気がしてます。なので、学んで自分を変えないと、同じような失敗が続きますよ。怒りを口にしてしまうというのもその一種だったんでしょうね。そこまで意識して口をつぐめるようになったら、もう同様の事態は生じなくなるんじゃないかな。

Atsuko さんのコメント...

口をつぐんでも、それ自体がコミュニケーションの手段の一つだから、気分を害したのは相手に伝わると思うし、本当は腹が立っても顔色ひとつ変えないって言うのが理想なんだけどね。でもなかなかそこまではたどり着けそうにないので、まずは口をつぐんで姿を消すようにしようと思います。