2008年10月19日日曜日

風邪を引きました

ずっと元気にしていたのですが、懐かしいような風邪を引きました。イギリスに来て20年くらいになるのですが、こちらの風邪は結構厄介な病気です。もちろん人によって違うと思うのですが、わたしのパターンは、のどがすごく痛くなって熱がでて、少し楽になってくると鼻水が出て、体調は戻っても咳がいつまでも続くと言う病状です。場合によっては扁桃腺炎や気管支炎になって抗生物質をもらったり、一度はこじらせて肺炎になったこともありました。でも今回の風邪は、昔引いた日本の風邪のようでした。ただただ鼻水が出て、目がウルウルと潤んで、面倒くさくはあるけれど、風邪薬を飲む気もしないくらい体調的には元気にしていました。日本では人前で鼻をかめなくて、それが苦しかったけれど、こちらは皆平気に鼻をかむので、その辺は楽です。夜ちょっとよく眠れなかったという以外は、特にしんどい思いもしなかったのですが、残念なことに、味がまったく分からなくなりました。土曜にはせっかくローストラムを料理して、デザートには庭で採れた採りたてのりんごでアップルパイを作ったのに、全然味わえなかった。今日は先週トリントンで買った新鮮なパイナップルを食べましたが、これもおいしくなかった。でも回りは皆すごくおいしいといっていたので、カロリーを採るのも悔しいので、半分ルイに上げました。

日曜日にはルイの初めてのラグビーの試合で、車で1時間強かかるクレディトンという南デボンの街まで行きました。日曜の朝の9時ごろ田舎道を走っていると、路上に鹿が2匹いて急ブレーキをかけました。鹿はあっという間に生垣の中に消え去りました。いくらデボンが田舎とはいえ、野生の鹿を見ることはめったにありません。奈良の東大寺やリッチモンドパークの鹿とは違い、この辺の鹿は正真正銘の100パーセント野生です。こんな大きい哺乳類が、まったく人間の手を借りず、しかも人間の暮らす近くで自然に繁殖しているかと思うと、なんだか不思議な気がします。

試合のほうはこんなに遠くまで遠征に来た割には、前半後半あわせてたった30分でした。残念ながら負けましたが、ルイはトライを一本決めかけたり(サイドアウトで無効)、結構がんばっていました。ゲームが終わると、あちらのチームの保護者たちが用意してくれたソーセージとポテトチップを、楽しそうに皆で食べていました。でもあとで念のために聞いて見ると、手を洗い忘れたらしい。多分皆泥だらけの手で、手づかみで食べていたのでしょう。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ルイちゃんラグビー頑張ってるんやね。
ところで日本でも最近は職場とかでは平気で鼻をかみます。(私だけ?ではないと思う…)駅とか電車の中ではまだ「こっそり」て感じですが…

Atsuko さんのコメント...

ルイちゃん、体は細いけど、足が速いので、フライハーフとかをしているらしい。スクラムは危ないから、スクラム組みに当てられなくてよかった。耳もちぎれたり形がゆがんだりするらしいよ、スクラムって。

私は日本でも大学生のころは開き直って、事授業中も試験の最中も、ティッシュの箱を横において鼻をかんでいたけど、そういう人は一人もいなかった。