2019年12月19日木曜日

総選挙、嘘つきボリス圧勝

選挙の結果、もうご存知ですよね。

労働党惨敗。残念。

って、そんな程度の問題じゃないのですよ。多くのイギリス人のショックの受け方と危機感は、日本人には想像できないと思います。その理由は、政権によって市民の生活が大きく影響を受けるからです。私は社会的にはNHS(医療サービス)、ホームレス問題、貧困家庭の激増、温暖化問題が一番恐れていることです。個人的には、移民問題が直接自分にかかわってくるので、これも一番気になることの一つです。

惨敗の原因は大きく分けて二つです。一つは労働党党首コービン氏をマスコミが徹底的にに叩いたこと。そしてそれよりも大きいのは、やっぱりブレクジットでした。

これでもうEU離脱は決定的になりました。1月末に離脱になります。

2020年末までが移行期間で、そのあいだにいろんな貿易交渉を締結すると 保守党は公約しました。

が、1年でEUとの貿易交渉を成し遂げるのは無理だという声が強く、その場合はやっぱりノーディール(条約なき)ブレクジットとなるそうです。

というわけで、選挙の結果は出てしまいましたが、ブレクジットのほうはまだごたごたが続きそうです。スコットランド独立もかなり可能性が高まってきました。

ではこちらもよろしくお願いします。

4 件のコメント:

A子 さんのコメント...

それなのになぜ保守党が圧勝してしまったんでしょうか。
イギリス国民の多くが危機感を持っていたらこんな結果にはならなかったと思うので不思議です。
最近はEU国民が差別の対象となって、大陸に戻る人たちも多いとニュースでやっていました。
今のうちにフランスやベルギー国籍を取るイギリス人も多いとか。
これからどうなっていってしまうんでしょうね。

Atsuko さんのコメント...

A子さん
本文の繰り返しになりますが、やっぱりブリクジットでしょうね。それから、コービン氏は党内では人気がありますが、マスコミがとにかく叩いたので、国民全体からは人気がなかったのでしょうね。
スコットランド独立も現実味を浴びてきましたから、スコットランド移住を考えているイングランド人も多いんじゃないでしょうか。もしもイングランド北部の境界線の近くに住んでいたら、我々家族も考えたと思います。

A子 さんのコメント...

Atsukoさん、そうでした、記事にちゃんと説明してくださっていました。ごめんなさい。
つまり、マスコミがある意味保守党に国民を誘導した=マスコミもブレグジットを支持しているということなんでしょうかね。
以前、親はブレグジット支持、子供は反対の家庭がテレビに出ていて、親が「自分はもう年金をもらっているので、正直どちらでも良いんだよ」と言っていて非常に驚きました。どちらでも良いけど、なんとなく離脱に賛成しとくか、程度だったとは。こういう人が案外多いかも知れませんね。

Atsuko さんのコメント...

A子さん
お返事遅れてすみません。「怪しいフォルダー」になぜか紛れ込んでいました。:(
イギリスのよく読まれている新聞、TimesとSunは、スカイニュースやアメリカのFoxニュースを牛耳っているオーストラリア人のルパート・マードックが保有していて、彼がイギリス人の世論を操作していると言われています。まあ、ガーディアンやミラーと言った、左寄りの新聞もあるんですけどね。
そうなんですよ!老人がブレクジットに投票したのが許せないです。未来を受け継ぐ若者(18歳以下)は投票できなかったのに。息子は同時17歳で投票できなかったのですが、今年22歳になります。今の大学生が全然投票できなかったブリクジットが今年実現するというのは、納得できないです。