2016年6月23日木曜日

国民投票の日

今日は国民投票の日でした。

私は選挙権がないから関係ないけど、朝から気になりました。でも「もう投票行った?」という会話はあんまりまわりで聞きませんでしたね。なんとなくみんな投票の意向を隠して、こっそり投票している感じがします。EU派の知人は堂々とFBなどで意向を表明している人が多いので、反対派はちょっと後ろめたいのかもしれません。

なぜ後ろめたいかというと、これには移民問題が大きく関わっているし、ほんの少しレイシスト(人種差別主義者)の傾向が あると思われてる部分もあるからかもしれません。

昼間は、大きいラウンドアバウト(ロータリー)で、学生さん数人がIN派のキャンペーンのプラカードを持って、ドライバーたちに手を振って最後のキャンペーンをしてました。

同じラウンドアバウトで、50代の白髪の男性が、ユニオンジャックの旗をマントにしてOUT派のキャンペーンをしてましたが、私の前にいたドライバーに、サムダウン(親指を下に下げて反対の意を示す)されてました。

ま、しかし、この辺りは老人が多いので、OUT派が多いです。

IN派が多いロンドンは今日は大雨だったんですが、大丈夫だったかな、みんな投票行けたかな。気になります。

さっき投票が締め切り。結果は明日の朝です。

今のところのニュースでは、IN派がちょっとだけ優勢なんじゃないかと言うことですけど、まだ油断できません。

どちらの結果になっても、この国民投票のキャンペーンで、「外国人嫌い」が容認されるようになったことが一番残念なことだと思います。いろんな面でこの国民投票によるイギリス社会へのダメージは大きいと思います。

今のこの嫌な社会情勢も、イギリスの長いリベラルで民主的な歴史上では、最近の不況と移民問題の悪化への一時的なパニック反応で、イギリスの良識は不動であると思いたいです。

そうそう、これは17歳でまだ投票権のない息子が言っていたことです。 EUの今後の発展で一番影響を受けるのは若者なのに、老人がNoに投票するのは、人が集まっている部屋に行ってヘビメタのCDをかけて部屋を出て行くようなものだと言ってました。

ではこちらもよろしく。


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散歩でとってきたFoxGloves

2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

えらいことになりましたね・・・。まさかこんなことになるとは、想像もしてなくて・・・油断してました。民主主義ってすごいな。多数決なんだ・・・。

なんかISとかこれとか、ナショナリズムというか、異人種排斥というか・・・世界はそっちの方向に向かっちゃっているのか。

Atsuko さんのコメント...

群集心理って怖い。老後は日本かなと真剣に考えてます。ビジネスばしばし立ち上げて、バイトさせてね。