2016年5月20日金曜日

断捨離と頭の中の部屋

母の葬式の後、数日の間、母の遺品の整理をしました。・・・・というか、実態は母の個人的な服などを処分です。すごい数の服を捨てましたよ。

私は数日しか日本にいないし、葬式直後の家の中はかなり散らかってましたので、片づけからの勢いの断捨離でした。私は物を捨てるのがすごく好きなんですが、妹にしたら、疲れているところに、母の私物とはいえ、いきなり自分の家の中のもの(妹は母と一緒に住んでました)を整理されて、迷惑だったことでしょう。

昨日、エックハルト・トールというスイス人のスピリチュアル系の著者のレクチャーのビデオを見ていると、興味深いことをを言ってました。

部屋を借りたり買ったときに、一番肝心なものは空間です。でもその空間に、家具やらいろんな私物を運び込んで、徐々にその空間は物に埋められていき、だんだん空間が小さくなり、身動きが取れなくなります。

人の頭や心(Mind)も同じなのです。

あれやこれやの考え、心配事、過去のこと、そんなさまざまな思考で頭の中がいっぱいになって、思考のせいで身動きが取れなくなり、一番大切な心の中のスペースを失っている。

私が断捨離が好きなのは、物がなくなってすっきりして、なにか新しいスタートが切れそうな気がするからです。断捨離ってセラピー的要素があるとよく言われるけど、これと関係あるのかもしれません。

物を捨てることで家の中の空間が増えることが、心の中のいろんな思考の呪縛から解放されることのシンボル的意味があるのかな。

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4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

なるほどね、空間ね。

物理的にも精神的にも減ってるかもしれない。

断捨離しないとね。

Atsuko さんのコメント...

断捨離ってそういうことやねんなあって、気づきました。精神的空間がないと、きっとしんどいよね。

本読みと山歩き さんのコメント...

良い視点ですね。
私もハードのみならず頭の中の断捨離を進めます。

一生使わない脳みそがたくさんあるようなので、誰かがその空間を見つけてくれないかな~
ノーベル賞ものですな、
できるのは科学者かはたまた宗教家か…

Atsuko さんのコメント...

山歩きさん
断捨離から始まって、最後は離婚に至った(だんなさんの断捨離)人を知ってます。やっぱり、物を捨てたいというのは、何かのシンボルなのかもしれません。

それはやっぱり見つけるのは自分でしょう。禅のマスターでも、悟りを開いた人は誰も何も教えてくれません。