2008年10月25日土曜日

子供のことで忙しい土曜日と極楽の日曜日








土曜日、午前中はチャーリーのバレエのリハーサルでかかりっきりでした。来週の金曜にコンテストがあるのでそのための練習です。自分の番が来るまでかなり待ったのですが、その間他の中学生や大人のリハーサルを間近に見れて面白かった。将来有望なグレースはまだたった12歳と言うのに、驚くほどうまい。今年はロイヤルバレエのオーディションに受からなかったらしいけど、いつか彼女はプロになると思う。チャーリーは白いチュチュを借りて踊りました。なかなかがんばっています。来週、入選するといいのだけれど。

午後はルイとチャーリー、二人とも水泳の大会があり、チャーリーは200メートル平泳ぎ、ルイは同じく200M平泳ぎと200Mメドレーを泳ぎました。まだタイムが出るまで分からないのですが、チャーリーはおそらく2位だと思う。ルイはどちらの種目も最後の最後まで強敵で友達でもあるチャールズと競り合っていたのですが、両方ともタッチの差で勝ちました。チャールズは今までいつもルイより少しだけ上手で、いつも彼が一位、ルイが2位と言うことが続いていたので、家族を上げてとても喜びました。
今日日曜はお父さんが子供たちをつれてマンチェスターの近くの実家のほうに遊びに行きました。水曜まで帰ってこない!子供たちはそれはそれは楽しみにしていました。いとこたちに会うのも楽しみながら、お母さん抜きで行くのがどうもとても嬉しいらしい。特にチャーリーが。これはそう手放しでは喜べないことかもしれないけれど、あまりにもニコニコと嬉しそうなので、こちらも嬉しくなります。もちろんその裏には、一人っきりで思いっきり羽を伸ばせるという私の下心もあるのですが。この週末にイギリスは夏時間が終わって、時計が1時間戻ったので、子供たちは今朝は5時から起きていました。私は8時ごろおきて、お弁当にサンドイッチを作って、行ってらっしゃいと見送った後、ベッドに直行。ゆっくりと昼までまた寝ました。水曜まで仕事の予定もないし、毎日思いっきり寝てゆっくりするぞ、と楽しみにしています。ああ、極楽。
昼以降は静かな、不思議な午後でした。夏時間が終わるとその日は1日が25時間で、急に夕方が早くなります。それだけでも少し変な気分なのですが、今日は朝から降っていた雨がやんで、でも空気はとても湿っていて風がまったく無くて、まるで水の中にいるような気がしました。家族がいなくなったこともあって、家の中も外もとても静かで、なんだか幻想の中にいるよう。肌にしっくりしないけれど、悪い気分でもないという妙な日曜です。

2008年10月19日日曜日

風邪を引きました

ずっと元気にしていたのですが、懐かしいような風邪を引きました。イギリスに来て20年くらいになるのですが、こちらの風邪は結構厄介な病気です。もちろん人によって違うと思うのですが、わたしのパターンは、のどがすごく痛くなって熱がでて、少し楽になってくると鼻水が出て、体調は戻っても咳がいつまでも続くと言う病状です。場合によっては扁桃腺炎や気管支炎になって抗生物質をもらったり、一度はこじらせて肺炎になったこともありました。でも今回の風邪は、昔引いた日本の風邪のようでした。ただただ鼻水が出て、目がウルウルと潤んで、面倒くさくはあるけれど、風邪薬を飲む気もしないくらい体調的には元気にしていました。日本では人前で鼻をかめなくて、それが苦しかったけれど、こちらは皆平気に鼻をかむので、その辺は楽です。夜ちょっとよく眠れなかったという以外は、特にしんどい思いもしなかったのですが、残念なことに、味がまったく分からなくなりました。土曜にはせっかくローストラムを料理して、デザートには庭で採れた採りたてのりんごでアップルパイを作ったのに、全然味わえなかった。今日は先週トリントンで買った新鮮なパイナップルを食べましたが、これもおいしくなかった。でも回りは皆すごくおいしいといっていたので、カロリーを採るのも悔しいので、半分ルイに上げました。

日曜日にはルイの初めてのラグビーの試合で、車で1時間強かかるクレディトンという南デボンの街まで行きました。日曜の朝の9時ごろ田舎道を走っていると、路上に鹿が2匹いて急ブレーキをかけました。鹿はあっという間に生垣の中に消え去りました。いくらデボンが田舎とはいえ、野生の鹿を見ることはめったにありません。奈良の東大寺やリッチモンドパークの鹿とは違い、この辺の鹿は正真正銘の100パーセント野生です。こんな大きい哺乳類が、まったく人間の手を借りず、しかも人間の暮らす近くで自然に繁殖しているかと思うと、なんだか不思議な気がします。

試合のほうはこんなに遠くまで遠征に来た割には、前半後半あわせてたった30分でした。残念ながら負けましたが、ルイはトライを一本決めかけたり(サイドアウトで無効)、結構がんばっていました。ゲームが終わると、あちらのチームの保護者たちが用意してくれたソーセージとポテトチップを、楽しそうに皆で食べていました。でもあとで念のために聞いて見ると、手を洗い忘れたらしい。多分皆泥だらけの手で、手づかみで食べていたのでしょう。

2008年10月14日火曜日

ルイの誕生日


月曜日はルイ君の誕生日です。もう10歳にもなるのですよ。ちょうど10年前の今頃病院でうんうんうなっていたかと思うと、感無量です。それで日曜には友達を二人連れて、妹のチャーリーも一緒にIGORと言う映画を見に行きました。そして帰りはKFCでフライドチキンを食べました。子供と言うのは本当になぜ皆ファーストフードが好きなのでしょうね。映画のほうは大人の私たちにはちょっと退屈でしたが、子供たちは皆「10点満点中10点」と言うことでした。まあ、子供向きの映画なので、当たり前でしょう。それにしても、最近は子供向けの映画が多くなったと思いませんか。昔は話題の映画は大体カバーしていたように思いますが、今はとても全部は見切れません。

土曜には、ルイが水泳クラブの友達のプールパーティーに招かれ、トリントンと言う隣町に行きました。それで、ルイがパーティーにいる間の2時間近くを トリントンで店を覗いたり、ランチを食べたりしたのですが、天気がよくて素敵でした。我々の住むビデフォードから車で20分くらいのこの街は、ビデフォードより小さいので、買い物に来ることもありません。でもマーケットの中に面白い店がならんでいて、その通りがガラスの天井で覆われていて、太陽に光が入って、すがすがしい気持ちがしました。プールの隣には植木や植物を育てて売っている、植物園と園芸屋が一緒になったようなところがあり、そこでブルーベリーの苗を買いました。3年くらいで実がなるそうです。

2008年10月8日水曜日

はじめまして

イギリスに住むあつこと申します。もうイギリスに来てかれこれ24年くらい。というと歳がばれちゃいますが、初めはロンドンで10年近く住んでました。すごくロンドンが好きで、世界中で一番素敵な街だと今でも思ってます。

それがどういうわけか今はイギリスの南西の田舎に住んでます。農業してるわけじゃないんだけど、元農場があった家に住んでいて、家庭菜園とか果樹園とか趣味でやってます。

職業はヨガの先生とアロマセラピストです。長らくイギリス人男と同棲していて、子供が二人と猫が1匹います。同棲といってもまあ実質は結婚してるようなものですね。だからそんなにロマンチックなものではぜんぜんありませんよ。

趣味は家庭菜園やヨガのほかは、ニューエイジ関係のことやらスピリチュアルなこととか、ちょっと怖いような不思議な話が大好きです。そして詩やエッセイも書いてます。詩のブログもありますので、よければ覗いてやってください。
http://fordfarmpoems.blogspot.com/

今日の写真は庭で取れたりんごと梨。梨の木は7年位前に植えて、初めてまともに収穫できました。

このブログの内容はこういった畑関係ばかりではありません。イギリスの伝統や習慣から、今話題の音楽やテレビ、日本のこと、読んだ本、いろいろ考えたことなど、なるべくいろんな話題をできる限り毎日更新したいと思ってます。どうぞよろしくお願いします。