今日は焚き火の日です。というか正式には11月5日なので昨日でした。でも昨日は雨だったし、今日は土曜なので、われわれは今日出かけます。
それは正式な名前はガイ・フォークス・ナイト。詳しいことは去年書いたので省きますが、昔ガイ・フォークスという人が王権の失脚を図って国会議事堂を爆破する計画を立てたのを、未然にふせがれたことを記念して、焚き火や花火をする日です。ハロウィーンに近いので、なんとなくこの二つはまとめて祝われたりもします。
家で花火をあげたり焚き火パーティーをする人もいますが、われわれは今日はルイの友達の家族と一緒に隣町のラグビー場で行われる花火大会に行きました。7時からということで、われわれが会場に着いたのはもう7時近く。たくさんの人が歩いて向かっています。車もいっぱい停まってます。
会場では野原の真ん中にまだ火がついていない焚き火の山があります。直系も高さも10メートルくらいでしょうか。周りに柵があって、見物人は30メートルくらい離れたところに人垣を作ってます。人出はざっと見ただけでは1000人くらいはいたんじゃないかなあ。入場料は大人3ポンド子供2ポンド、ファミリーは8ポンドでした。収益は地元のチャリティーに行きます。
15分くらい待っていると、なんと雨が降ってきました。今日1日中曇りではあったけど雨はぜんぜん降らなかったのに。厚着して帽子かぶってるのであまり感じませんでしたが、実はかなり降ってきました。その中でまず焚き火に火がつきました。ああこれで火が大きくなってくればちょっとは乾くかなあと思っていたら、いきなり大きな音がして花火が上がり始めました。
焚き火から20-30メートルくらいのところで上げてます。花火の上がる元のところを見たのは初めてですが、いちいち火をつけるのかと思っていたら、ぜんぜん違うみたい。はじめだけ数人の人がたいまつのようなもので火をつけていたようですが、そのあと3つの花火の打ち上げ台のようなところから、15分くらい勝手に花火が上がり続けていました。大きいのやら小さいのやら、ちゃんとうまい具合に自動的にプログラムされているみたいでした。
その間焚き火は燃え上がり続けていて、一番前で見ていた私たちはちょっと焦げそうという感じまで熱くなりました。雨も降り続いてました。でも帰りにはもうやんでいたので、本当に花火のときだけ雨でした。なんとも悔しい。
花火自体はなかなかよかった。時間的にも規模的にも、平均的といったとこでしょうか。子供たちは、花火のあと日本のPLの花火の話をしてました。今年じゃなくて去年の夏だったんだけどね。やっぱりインパクトが大きかったんでしょうね。まああれ以上の花火大会はめったにないよ。
でも私はやっぱりこういう行事はすごく好きです。先週のハロウィーンもそうだけど、イギリスって日本に比べるとちょっと行事が少ないような気がします。日本だとお雛様とか七夕とかいろいろあるでしょ。それなので、少なくとも子供が喜んで参加してくれるうちは、できるだけ行事に家族で参加したいですね。自分の子供のころを振り返っても、そういう季節に沿った行事の思い出というのはいい思い出だし。
食べ物も行事とは切っても切れません。ハロウィーンはパンプキンパイだったけど、ガイ・フォークスの日はどういうわけかりんご飴です。スーパーではりんご飴の隣にりんごチョコレート(赤い飴の代わりにチョコレートでコーティングしてある)を売っていたので、子供はそれを食べました。
このくらいの時期ってすごく寒い年があります。今年はちょっと寒さはましでしたが、それでも私たちも足元は長靴、コートを着込んで帽子をかぶってマフラーに手袋で行きました。私は寒さが苦手なんだけど、こんなふうに寒い夜に覚悟して着込んで出かけるっていうのは、それはそれで楽しいもんですね。
5 件のコメント:
そうか、読んでてイギリスって行事が多いんだなと思ったら、日本の方が多いのか。大人になって子供がいないと雛祭りも七夕も関係ないからねぇ。せいぜいクリスマスとお正月くらいか。
あくあさん、日本は正月、節分、ひな祭り、花見、こどもの日、七夕、お盆、月見、紅葉狩り、クリスマスと、大体月に一度くらいあるではないですか。イギリスはパンケーキデー、イースター、ハロウィーン、焚き火の日、クリスマスくらいです。
クリスマスはあまりにも大きなイベント過ぎて、行事という感じはしないですね。
自然や宗教には節目節目に行事がありますね。
それは日本もヨーロッパも同じだなっと思っていました。
こっちはでは、冬が長いので、冬の終りと春の訪れをつげるカーニバルの類が盛んだと思っていました。ベルギーにはあります。
イギリスにはないんでしょうか?
意外やな~。
山歩きさん、カーニバルって言うことは街を練り歩くといういことですか?こちらでは街によってやったりしますが(ここビデフォードで秋にもある)、別に宗教的や全国的なのは無いですね。ベルギーは案外宗教色が強そうなので、イースターのあたりでたくさんあるのではないですか?
あつこさん 行事 いろいろありますが、要するに関心とやる気でしょうねぇ
あつこさん 感心するのは、そうやっていろいろと家族で参加していることです
とてもいいことだなと思います。おおきな拍手ですね
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