昨日の天気予報によると、今日は「身を切るように寒い」とのことでしたが、朝目がさめてみると太陽が出ています。それで朝ごはんのあと散歩に行こうと言うことになりました。わたしが言いだしっぺだったんですが、私は近所を歩こうと言うつもりだったんですが、ルイが「じゃあ、あの滝のあるところに行こう」といったので、車で15分位のハートランドという海岸沿いを歩きました。
日は出たり隠れたりしてましたが、寒かったですね。何しろ海沿いの切り立った崖を歩くんですから。それでも数年前初めてここを歩いたときはかなり遠かったような気がしましたが、今日は案外近いなあという感じでした。
ハートランドキーというパブが一見ある小さい波止場に車を止めます。ここは絶壁でとっても厳しい景色で、イギリスの中でも有数の美景なんですが、何しろ都市から遠いので、いつきてもすいています。ここはそういうわけで、船が難破することでも有名。
そこから崖に沿って2ー3キロ歩きます。するとスピークス・ミル・マスという滝に着きます。これが海に流れ込んでいます。途中小川が流れていたり、牛や羊が放牧してあったりします。波が良いときは、岩だらけの、ありえないようなところでサーファーがサーフィンしてるのが見えます。
このちょうど中間点くらいにセントキャサリンズ・トー(St. Catherine's Tor)という場所があります。Torというのは古い英語で、丘という意味。ここになんとも奇妙な形の、ちょうどおわんをひっくり返したような丘が海沿いにあります。そしてこの丘から陸よりの場所に、大きい陸上競技場位の大きさの平地があり、それが、3方が石造りの壁で囲まれています。壁の高さは1メートルくらい。
何でもここには昔settlementがあったとか。セトルメントというのは集落という意味ですが、語感としてはもっと原始的な感じです。それでそれについての歴史を調べてみたんですが、なかなか見つかりません。何でもここに修道院があったとか、ローマ時代の集落があったとか。どちらにしても、どうしてこんな場所にというような、とても不便なところにあります。
ここはいつ来てもなんか不思議な感じがします。時間の狭間につかまったようなと言うか、そこだけ時間が大昔から変わっていないような、わたしがその昔の時間にタイムスリップしたような。空気の濃度が違うと言うか、なんか妙なんです。でも怖いとか不気味だとかそういうのではない。良いか悪いかで言えば、良い感じです。
別に何かの霊が見えたり聞こえたりするわけでは全然ないんですが、何かspiritを感じます。スピリットというのは日本語にすると霊とか魂とかですけど、そんなおどろおどろした感じではなく、何かの息遣いが感じられると言う感じです。
この先にある滝(スピークス・ミル・マス)、そこにはこの海岸線の散歩道を見つける前に、別の方角から車で2回ほど昔行ったことがありました。(今ではもう車で行くのは無理なんじゃないかなというくらい、細くて危ない道なんですが。)
そのときもこの場所をすごく気に入ったんですが、そのときの気に入り方も、ちょっと不思議な気に入り方でした。なんだか別世界に来たような、現実ではない場所に足を踏み入れたような気になったのを覚えています。そのときは、「やっぱりこんなに人里はなれた、ほとんど人が来ない場所に来たからだなあ。」と思っていましたが、今から思えば、何かあったんですよきっと。セント・キャサリンズ・トーとは1キロくらいしか離れてないんですから。
写真は途中で撮った海岸線。なぜかセント・キャサリンズ・トーの写真は撮り忘れました。次のときに覚えて撮ってきます。何かうつってるかも?!
日は出たり隠れたりしてましたが、寒かったですね。何しろ海沿いの切り立った崖を歩くんですから。それでも数年前初めてここを歩いたときはかなり遠かったような気がしましたが、今日は案外近いなあという感じでした。
ハートランドキーというパブが一見ある小さい波止場に車を止めます。ここは絶壁でとっても厳しい景色で、イギリスの中でも有数の美景なんですが、何しろ都市から遠いので、いつきてもすいています。ここはそういうわけで、船が難破することでも有名。
そこから崖に沿って2ー3キロ歩きます。するとスピークス・ミル・マスという滝に着きます。これが海に流れ込んでいます。途中小川が流れていたり、牛や羊が放牧してあったりします。波が良いときは、岩だらけの、ありえないようなところでサーファーがサーフィンしてるのが見えます。
このちょうど中間点くらいにセントキャサリンズ・トー(St. Catherine's Tor)という場所があります。Torというのは古い英語で、丘という意味。ここになんとも奇妙な形の、ちょうどおわんをひっくり返したような丘が海沿いにあります。そしてこの丘から陸よりの場所に、大きい陸上競技場位の大きさの平地があり、それが、3方が石造りの壁で囲まれています。壁の高さは1メートルくらい。
何でもここには昔settlementがあったとか。セトルメントというのは集落という意味ですが、語感としてはもっと原始的な感じです。それでそれについての歴史を調べてみたんですが、なかなか見つかりません。何でもここに修道院があったとか、ローマ時代の集落があったとか。どちらにしても、どうしてこんな場所にというような、とても不便なところにあります。
ここはいつ来てもなんか不思議な感じがします。時間の狭間につかまったようなと言うか、そこだけ時間が大昔から変わっていないような、わたしがその昔の時間にタイムスリップしたような。空気の濃度が違うと言うか、なんか妙なんです。でも怖いとか不気味だとかそういうのではない。良いか悪いかで言えば、良い感じです。
別に何かの霊が見えたり聞こえたりするわけでは全然ないんですが、何かspiritを感じます。スピリットというのは日本語にすると霊とか魂とかですけど、そんなおどろおどろした感じではなく、何かの息遣いが感じられると言う感じです。
この先にある滝(スピークス・ミル・マス)、そこにはこの海岸線の散歩道を見つける前に、別の方角から車で2回ほど昔行ったことがありました。(今ではもう車で行くのは無理なんじゃないかなというくらい、細くて危ない道なんですが。)
そのときもこの場所をすごく気に入ったんですが、そのときの気に入り方も、ちょっと不思議な気に入り方でした。なんだか別世界に来たような、現実ではない場所に足を踏み入れたような気になったのを覚えています。そのときは、「やっぱりこんなに人里はなれた、ほとんど人が来ない場所に来たからだなあ。」と思っていましたが、今から思えば、何かあったんですよきっと。セント・キャサリンズ・トーとは1キロくらいしか離れてないんですから。
写真は途中で撮った海岸線。なぜかセント・キャサリンズ・トーの写真は撮り忘れました。次のときに覚えて撮ってきます。何かうつってるかも?!
4 件のコメント:
いいですね~。
なにか、心洗われる風景です。
山もそうですが、万年単位の世界に身置くと、人間謙虚になります。
冬の海!海に光る太陽が眩しい。
セントキャサリンズ・トー、みたい!
きっと波の浸食作用でできたんでしょうが、
見てみたい。
次回の写真を楽しみにしています!
セント・キャサリンズ・トー
はやりどこの国にもそういう場所があるのですね
うふふ 先に書かれた方も興味がおありのようで...
中国にもそれに似た所があるのをテレビでみたことがあります
日本では、青森県の恐山とか...
この世(現世)から隔絶したようなムードですよね
霊とかそういうことがイメージされる所が沖縄にも... そちこちにあるのですね
滝大好きですから、その滝も観たいなぁ
山歩きさん、ここは訪れる人こそ多くありませんが、知る人ぞ知る、すごい景観の場所です。Hartlandという土地ですので、ご興味あれば調べてください。デボンとコーンウォールの境目くらいにあります。
私はやわですから、これくらいの距離で十分満足なんですが、この北デボンのこの海岸沿いの道(coastral path)は何十キロも続いているようです。もしかしたらイギリス中ぐるりと回れるようになってるかも。ますます興味が出てきたでしょう。
こんのさん、恐山というとなんだか怖い気がしますが、実際行ってみるとそうではないのかもしれませんね。
ここの場合は、呪われてるとかとりつかれてるとか言うのではなく、その昔の人々の魂がそのまま残っていそうな、妖精でも出てきそうな、心がしんしんと洗われるような感じです。
オーストラリアのそういう場所の映画を見たことがあります。やっぱりそういう場所は世界中にあるんでしょうねえ。
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