2010年11月8日月曜日

クリスマスまであと46日

クリスマスまであと46日に迫りました。

ナーンていっても日本の人は、何を言ってるんだと思うでしょうね。でもイギリス人にこれを言うと、「えっ、たったそれだけしかないの?」という返事が来ます。そして「まだ何も買い物して無い」とか、人によってはいいます。

イギリスもクリスマスもニューイヤーもあるんだけど、日本ではクリスマスは平日だしちょこっとおしゃれにお祝いして、お正月がくると気分は完全に一新されて新しい年を祝いますよね。でもイギリスではクリスマスは超特大イベントで、翌日もボクシングデーといって祭日です。そしてこのお祭り気分がお正月まで続きます。お正月が来ると逆に、「ああクリスマスも終わったし、明日から仕事だな」という感じですね。

イブの24日は、基本的には休日ではないので、会社はあいてることになってますが、その会社しだいで午前中だけだとが、午後はただみんなでコーヒーを飲んでミンスパイ(というクリスマスの食べ物)を食べて解散なんて感じですね。シティーで働いていたときは、金融なので閉めることはできないので、一応5時まで働いてましたが、休みを取ってる人も多いし、ただいるだけという感じでした。それはそれで結構好きだったように覚えてます。

店は24日も開いてます。最後の買い物があるからね。スーパーなどは24日の午前中は1年で一番忙しいかも。6時くらいに開店したりします。でも夕方は5時くらいに閉まるのかなあ。そのくらいからいよいよクリスマスっていう感じがしますね。

それで私も例によってクリスマスショッピングをちょこちょこ続けてます。先週買ったのはクリスマスカードが2パック(50枚)、子供たちの長靴に入れるチョコレート、チャーリーの長靴に入れるための口紅とマニキュア。

ああ、しかしこのペースではぜんぜん買えていないなあ。あと46日しかないのに。食品は12月になってから考えるとして(でも七面鳥だとかの肉類は12月5日くらいまでに肉屋に予約入れないといけないんですよ。)、子供のプレゼント、長靴の中身、親戚の子供、友達の子供、バスの運転手などのプレゼント、ああ、買えていない。まあ親戚は金ですませるか・・・・・。カードももっといるし、ラッピングペーパー、そうそうツリーも毎年生の木を買うし。ああ、あと46日かあ。

まあ、ショッピングって楽しもうと思えば楽しめるから、せいぜい楽しんでクリスマスまで買いまくります。

2010年11月7日日曜日

りんごの使い方

うちにはりんごの木がいろいろ入れて8本あります。全部私が植えたのですが、一度に植えたわけではないので、このうちの数本はまだほとんど収穫できていません。しかも今年は凶作だったのですが、それでも9月から今までずっとりんごが採れてました。

でももう11月ですから最後の木となったゴールデンデリシャスも全部もぎました。間引きを怠ったので、小さいのがたくさんできてしまいました。それで小さすぎるものはお隣さんのポニーのえさ用に上げました。りんごの種類によっては、きちんと保存すればかなり持つのもあるんですが、これはすぐしわしわになってきてます。

それで毎年りんごの季節はどうやって食べるか、利用するかに頭を使います。実際にそのまま食べるっていうのはごく一部です。たぶん10パーセントくらい。あとはパイだとかのデザートにしたり、ジャムやチャツネ(スパイス入り漬物)に加工したりします。ジューサーもあるんだけど、なんかこれはめんどくさくて今年は使いませんでした。

先週収穫した最後のりんご、どうやって使い切ろうかなあと思っていたら、こんのさんが干し柿の写真をブログに載せてらっしゃいました。それでドライアップルを作ろうという気になりました。自然食品店とかで、輪のドライアップルが売ってます。それでネットで作り方を調べてみると、オーブンで簡単にできるとのこと。150度にセットして、それで6から8時間くらい入れておけばいいそうです。

それで昨日やってみたのですが・・・・・・・

大失敗でした。この150度というの、摂氏ではなくて華氏だったんです。摂氏で言えば65度くらい。良く考えたらもちろんそうでした。イギリスのレシピだと普通摂氏で書いてあるんですが、ネットで見たのでアメリカのサイトだったようで、華氏だったんですね。

結果はこげこげ。

それでりんごもだいぶ減ったし、どうしようかと思ったのですが、やっぱりまた挑戦することにしました。昨日は10個くらいやったんだけど、今日は5個くらい。まだオーブンで乾燥の途中です。

残り20個くらいだったので、5つくらいフルーツボウルに残して、あとは全部皮をむいて芯を取って冷凍しました。小さいりんごだからアップルパイひとつ分くらいかなあ。

そういうわけでりんごの季節は本当に終わりました。これで秋が終わって、冬がくるんだなあという気がします。

2010年11月6日土曜日

焚き火の日

今日は焚き火の日です。というか正式には11月5日なので昨日でした。でも昨日は雨だったし、今日は土曜なので、われわれは今日出かけます。

それは正式な名前はガイ・フォークス・ナイト。詳しいことは去年書いたので省きますが、昔ガイ・フォークスという人が王権の失脚を図って国会議事堂を爆破する計画を立てたのを、未然にふせがれたことを記念して、焚き火や花火をする日です。ハロウィーンに近いので、なんとなくこの二つはまとめて祝われたりもします。

家で花火をあげたり焚き火パーティーをする人もいますが、われわれは今日はルイの友達の家族と一緒に隣町のラグビー場で行われる花火大会に行きました。7時からということで、われわれが会場に着いたのはもう7時近く。たくさんの人が歩いて向かっています。車もいっぱい停まってます。

会場では野原の真ん中にまだ火がついていない焚き火の山があります。直系も高さも10メートルくらいでしょうか。周りに柵があって、見物人は30メートルくらい離れたところに人垣を作ってます。人出はざっと見ただけでは1000人くらいはいたんじゃないかなあ。入場料は大人3ポンド子供2ポンド、ファミリーは8ポンドでした。収益は地元のチャリティーに行きます。

15分くらい待っていると、なんと雨が降ってきました。今日1日中曇りではあったけど雨はぜんぜん降らなかったのに。厚着して帽子かぶってるのであまり感じませんでしたが、実はかなり降ってきました。その中でまず焚き火に火がつきました。ああこれで火が大きくなってくればちょっとは乾くかなあと思っていたら、いきなり大きな音がして花火が上がり始めました。

焚き火から20-30メートルくらいのところで上げてます。花火の上がる元のところを見たのは初めてですが、いちいち火をつけるのかと思っていたら、ぜんぜん違うみたい。はじめだけ数人の人がたいまつのようなもので火をつけていたようですが、そのあと3つの花火の打ち上げ台のようなところから、15分くらい勝手に花火が上がり続けていました。大きいのやら小さいのやら、ちゃんとうまい具合に自動的にプログラムされているみたいでした。

その間焚き火は燃え上がり続けていて、一番前で見ていた私たちはちょっと焦げそうという感じまで熱くなりました。雨も降り続いてました。でも帰りにはもうやんでいたので、本当に花火のときだけ雨でした。なんとも悔しい。

花火自体はなかなかよかった。時間的にも規模的にも、平均的といったとこでしょうか。子供たちは、花火のあと日本のPLの花火の話をしてました。今年じゃなくて去年の夏だったんだけどね。やっぱりインパクトが大きかったんでしょうね。まああれ以上の花火大会はめったにないよ。

でも私はやっぱりこういう行事はすごく好きです。先週のハロウィーンもそうだけど、イギリスって日本に比べるとちょっと行事が少ないような気がします。日本だとお雛様とか七夕とかいろいろあるでしょ。それなので、少なくとも子供が喜んで参加してくれるうちは、できるだけ行事に家族で参加したいですね。自分の子供のころを振り返っても、そういう季節に沿った行事の思い出というのはいい思い出だし。

食べ物も行事とは切っても切れません。ハロウィーンはパンプキンパイだったけど、ガイ・フォークスの日はどういうわけかりんご飴です。スーパーではりんご飴の隣にりんごチョコレート(赤い飴の代わりにチョコレートでコーティングしてある)を売っていたので、子供はそれを食べました。

このくらいの時期ってすごく寒い年があります。今年はちょっと寒さはましでしたが、それでも私たちも足元は長靴、コートを着込んで帽子をかぶってマフラーに手袋で行きました。私は寒さが苦手なんだけど、こんなふうに寒い夜に覚悟して着込んで出かけるっていうのは、それはそれで楽しいもんですね。

2010年11月5日金曜日

英語のことをあれこれ

私は柿が大好きなんですが、イギリスでは獲れません。それでもこの季節になると輸入ものの柿が売られてます。輸入先はイスラエルなどです。それで面白いことに、柿には二つ名前があります。店では富有柿みたいな平たい柿と(こちらはちょっと小さめ)、もっと丸い柿(これは大きい)がおいてあります。(日本で干し柿に使われるような形の柿。)それで、私の中ではこの二つはどちらも柿なんですが、店では前者はSharon Fruits,後者はPersimonという名前で売られてます。こちらの人にとっては、別の果物のようです。

みかんも同じなんですよ。日本でいうみかんは、こちらではTangerine, Clementine, Satsumaという3種類の果物です。前の二つはちょっと小ぶりで、サツマが一番日本のみかんに近いけど、色がちょっと黄色い。このほかにもMandarine というのがあって、これもほとんど同じなんですが、こちらはちょっと皮がむきにくくて、種があることが多いです。

ちなみにどうしてサツマというかというと、初めてこのみかんが日本から輸入されてきたときに、鹿児島からのみかんで、箱にSatsumaと書いてあり、それ以来このみかんがサツマといわれています。すっかり英語になじんでいて、たぶんイギリス人はこれが日本語という意識はないと思います。

これは日本語では区別は無いけど、英語では区別する例ですが、他に例を挙げると、かえるだとかワニもそうです。かえるはFrogとToad. Toadのほうは陸に住むがま蛙。CrocodileとAlligatorはおなじみですね。あとは足も英語ではFootとLegに分けられます。

その逆、つまり日本語のほうが言葉が多いのは、SisterとBrother。英語では生まれた順序にあまりこだわらないのかなあ。それでも封建制の時代とか、今でも王室とかでは、第一子と第二子ではぜんぜん重要性が違うことは日本と同じなんだけどなあ。

それから身近なところでは水とお湯。どちらもWater でお湯の場合はHot waterだから、やっぱり言葉が存在しないですね。ご飯とお米もどちらもRice だけど、まあこちらは文化を反映してるんでしょうね。

英語って昔からラテン語だとかフランス語だとかケルト語だとか、いろんな言葉が入ってきてるから、語彙が多いそうです。たとえば速いというだけでも、fast, quick, speedy, swift, rapid, expressなど、たくさん言葉があるといわれてます。きっと他にも早いという意味の言葉あったと思うんだけど、誰か知ってるかな。

2010年11月4日木曜日

アルバム






皆さん最近撮った写真どうしてますか?おそらくみんなPCのハードドライブに落としたままで、せいぜいそれをバックアップしてる程度でしょう。私もここ数年そうでした。調べてみると2006年の夏以来そのままでした。

昔は(ロンドンに来てから子供が生まれる前まで)、写真を現像してもらうたびにその中から数枚を吟味して、それをフエルアルバムのようなしっかりしたアルバムにきちんと貼っていました。そのころはすごく凝っていて、写真をいろいろな形に切ったり、写真のほかにも切符だとかいろいろ入れて、スクラックブックのような感じで、マメにやってました。

子供が生まれてからは写真の枚数が莫大に増えたので、いちいちそこまではやってられないんだけど、逆に枚数が多いからいいものだけを選ぶ必要は大きくなり、やはりいい写真だけ吟味して、これはただ日付と簡単な説明だけを入れて、同じように貼っていました。それが6-7年くらいまで。

そのあとがデジカメになったんですよね。デジカメになったらもう現像しないから、定期的にまとめて写真を整理するってことがなくなりました。うちのプリンターはフォトプリンターなので写真のプリントもできるんですが、家でプリントするととにかく時間がかかるし、失敗も多い。それにあとで気づいたのですが、だんだんちょっと色あせてくるんですよね。

それでインターネットで写真をアップすると、翌日か翌々日に現像して郵送してくれる会社を使い始めました。それを使い始めたころはインターネットのスピードも遅かったし、結構アップするのに時間がかかりました。それでもネガを現像していたころに比べると、アルバムに貼るものだけをプリントすればいいし、(昔は36枚撮りのうち二-三枚貼って、あとはネガだけとっといて捨ててました。)写真を見て吟味する作業も楽しくて、数回やりました。でその最後が2006年の夏だったんですね。

それがなぜか最近また思い立って、写真をプリントしてもらいました。なんといっても4年分ですから、選ぶだけで数日かかりました。枚数にして120枚。これは多いのか少ないのか。で、やっぱり同じ会社でネットでアップすると、翌々日につきました。120枚のうち40枚はサービスで無料になったので、払ったのは送料入れて10ポンド強。これって安いですよね。1枚9ペンス(11円くらいか)です。こんなのいちいち家でプリントしてられませんよ。インクだった写真用の紙だって高いのに。

それでそのうちの半分くらいを先日アルバムに貼りました。そこでアルバムが切れたので買いに行かないといけないんだけど、まだこの手のアルバム(昔風の透明のフィルムをばっとはがして、貼り付けるタイプ)売ってるのかな。

この今回使った会社、昔フィルムを現像していたころは、専用の封筒に入れて郵送すると、現像して送り返してくれるという業務をしてました。それがデジカメになったので、対応してそのシステムを変えたんですね。それはいいんだけど、昔フィルムのころは、特に子供が小さい頃は毎月のように現像してたんだけど、最近は4年に1回、10ポンドなんていう注文の仕方してます。この会社なかなかビジネスは大変なんじゃないだろうか。世界中でプリントされる写真の枚数が昔に比べると99パーセントくらい減ってるんじゃないかなあ。

スクリーンで見ると大きくてきれいに見えていいんだけど、やっぱりアルバムに貼ってあるというのもいいですね。

写真はちょうどそのころのものを載せてみました。2006年の末から2007年初めくらいまでの数枚。やっぱりチャーリーが小さくて可愛いですね。

詩のブログも更新しました。「春を祈る」「50Kクロスカントリースキー」「競泳の朝」の3編です。
http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2010年11月3日水曜日

ルイの手作り晩御飯

今日は私は晩御飯を作らなくてもいいんです。なぜかというと、今日ルイが学校の調理実習でチリ・コンコーネを作ってきたからです。作ってもその場で食べるのではなく、家からタッパーを持っていって持って帰ります。牛肉500グラム入れて作ったから、晩御飯分くらいはあるはず。一応量が心配なので、ちょっと他にも野菜とか用意するつもりですが。もちろんご飯も炊かなければ。

この今日のメニューは牛肉か羊肉を入れるレシピーですが、菜食主義の人はどうするのかなあと思ってました。するとなんとルイの料理の先生はビーガン(Vegan)なんだそうです。これは絶対菜食主義者というか、肉だけでなく卵とか牛乳など、動物系のものは一切食べないというもの。それなので昨日の実演では、先生は大豆でできた肉もどきのようなもので作ったそうです。

この調理実習は来週でおしまいです。来週はクッキーを作るらしい。ピザとかスコーンとかパンとか作ってきたけど、考えてみたらちゃんとおかずになるのは今日くらいでした。

まだ食べていません。食べてから味を報告します。

さてさて・・・・・・・・

んー、ムシャムシャ・・・・


食べました。まず暖めなおしたのですが、もって帰ってくるときに少しこぼれて水気が減ったので、トマトピューレをちょっと足しました。それからルイの許可を得てチリももう少し入れました。我が家は辛いのが好きですから。ちょっと塩コショウも足したかったんだけど、それは失礼かなあと思ってぐっと我慢しました。

味は好評でした。でもやっぱりちょっと塩コショウが足りなかったかな。チャーリーに言わせると、私の作ったののほうがおいしいとのこと。私も実はそう思いましたが、まあそれでも十分おいしかったです。

写真はこのとおりです。

ルイちゃんは学校で一番楽しい授業はこのテクノロジーの時間だそうです。調理実習はフード・テクノロジー。(この言い方は最近のもので、私の年代の人のころははクッキングと呼ばれていたそうです)このフード・テックもあと1週間で終わりで、そのあと別のテクノロジーになります。エレクトトニクス(電気)、ウッド・テック(木工)、そしてテキスタイルがあるそうですが、次はどれになるのかな。

2010年11月2日火曜日

イギリスの秋の色

日本からこの季節は紅葉の話をよく聞きます。紅葉狩りにいった話だとか、どこそこに行けばすごい人出だとか。

いいですよね、日本は。でもこちらでは紅葉って見ないです。紅葉する植木というのがあり、そういうのを植えてる人はいます。それはそれできれいなんですが、庭に1本や2本あってきれいだなあというのと、山全体が燃えるように紅葉してるのでは話が違います。

それでも今年は特に注意して見ているせいか、なんだか結構目に付くんですよね。紅葉というのは無いけれど、黄金色になっている森や並木道もあります。私の気のせいかなと思っていたら、デイブもそういってました。荒れ果てたままになっている庭の花壇の潅木を見て、あの美しい黄色い葉の木は何かと聞かれました。どれどれと思ってみてみると、何のことは無い名も知らない雑草の木でした。ここ数年ここに生えてたと思うんだけど。

紅葉というのはヨーロッパではあまり無いそうです。詳しくは忘れましたが、気温とか昼と夜の気温差とか、いろいろ紅葉する条件というのがあるらしく、ヨーロッパではそれは当てはまらないんだそうです。でも今年はちょっとあるので、場所によっては条件が合ったところもあったのでしょう。

で、庭の木の写真を撮ってみました。

これはただの樫の木と桜。紅葉というよりは枯れかけ。




こんなふうに色づくのは珍しいんです。デイブの見た黄色い雑草はこの上の写真の木のミニ版。


ついでに庭の隅からお向かいさんの庭の木も覗いて撮りました。これは植木だけに毎年きれいに色がつきます。

2010年11月1日月曜日

ハロウィーンの続き





明るく軽いブログにするとか言いながら、重い詩をあげちゃいました。詩のブログにあげるつもりだったのだけど間違えた。でもこの事件については去年の2月にここに書いたので、事情を知ってる人も多いので、残しておきます。

昨日のハロウィーンの続きです。今日ヨガを教えに行ったら、近所に住む生徒さんに「昨日はうちに来てくれなかったわね。お菓子買って待ってたのに。」と言われてしまいました。そのうちは去年行ったのですが、明かりがついていたのに誰も出てこなくて、ハロウィーンが嫌いな人たちかと思って実は遠慮したのでした。それにここ数週間ヨガに来てなかったので、ホリデーかなとも思ったのです。

あとでお菓子を届けるとまで言ってくれたので、子供たちが学校から帰ってきてから、怖い歯だけつけて行かせました。するとビニール袋にいっぱい、小さいチョコレートを10個くらいずつもらってきました。

実は結構気を使うんですよね。夜にドアをノックされたくない、知らない子供になぜお菓子をやらなきゃいけないんだという人もいるだろうし、そういう人の所はこちらも行きたくない。それで、知ってる人とか歓迎してくれる人の所に行きます。人によってはハロウィーン用のお菓子をわざわざ買って待ってくれている家だとか、表にパンプキンが置いてあったり、自分たちまで仮装してでてきてくれる人もいます。

用意がなくてお金をくれる人もいます。これが20ペンスくらいだったらいいんですが、おととしは1ポンドずつくれた人がいて、これはちょっと気を使いましたね。

もしも私とデイブが子供が大人になって家を出て二人だけですんでいたとしたら、ハロウィーンには近所の子供に来て欲しいですね。いろいろお菓子を買って、パンプキンのランタンを表に出して、もしかしたら仮装までして待ってると思います。そこを誰も来てくれなかったらすごく寂しいですよね。

でもこれもこういう田舎だからで、大都会の真ん中だったら、知らない子供たちがたくさん押しかけてくると怖いかもしれない。5歳くらいの可愛いお化けだけとは限らないし、中学生とかがつるんでくると怖いですよね、やっぱり。

ところでこのかぼちゃなんですが、たぶん日本では売ってないでしょうね。(東京の青山とかの高級スーパーではあるかも?)これはランタン用に育てられたものです。うちは毎年庭で育てるのだけど、今年はナメクジにやられたのではじめて買いました。このサイズで2-3ポンドくらいです。

これをランタンにするのはやり方さえ覚えれば難しくありません。でも彫る前に中をくりぬかなければいけない。その中身は一応かぼちゃなんですが、日本のようなおいしいかぼちゃではなく、水っぽくて味が無い。それでいろいろ試行錯誤して、パンプキンパイとパンプキンスープにするとおいしいことがわかりました。でもすごい大量に出るので、半分以上を冷凍します。実は冷凍庫には去年のかぼちゃの中身もまだ残ってます。しばらく食べ続けねば。

しかも種は塩としょうゆと七味をふってオーブンで焼くとなかなかおいしいおつまみになります。

今年は1ポンド50で買ったんだけど、こうして考えるとパイが数個、スープが数回できて、おつまみにもなって、しかもランタンになるんだから安いものだ。

G先生の自殺

G先生が自殺した翌日
子供たちは学校に行く
何度も親を振り返り
手を振って教室に消えていく

G先生が自殺した翌日
親たちは子供を学校に連れてくる
笑って子供を見送っては
校門でひそひそと囁きあう

G先生が自殺した翌日
先生たちは早く出勤する
職員室での会合の後
誰もいない教室で
教材をもう一度確かめる

出席が取られ
給食費が集められる
教科書を広げ誰かがそれを読み始めると
教室は静かになる

昨日まで普通だったものを
珍しいものを眺めるように
一つ一つ指で取り上げては
積み木を積んでいく
退屈で整然とした詳細を
慣れない手つきで不器用に集めなおす

休み時間が来ると
子供たちはいつものようにざわざわと
話をしながら校庭に出る
誰かが倒した椅子がひとつ
床に転がっている

子供達がいなくなると
教頭先生は数秒壁に眼をやる
そしてほっとしたように
歩いて
椅子を拾い上げる

暗く暗く暗く
冷たい場所では
G先生が梁からぶら下がっている
誰もまだ知らない数時間
車の音も
庭の鳥の声も届かない
空気のしんとした闇の中で
静かに
静かに
静かに
先生は揺れている