イギリスのお正月って、日本のお正月とは大違いで、二日酔いで一日中だらだらする日です。
なので大晦日は、二日酔いになるようなことをする日と決まっています。
私の住む町ビデフォードは、大晦日にみんなが仮装して街に繰り出すことで有名な町なんですが、ここ10年くらいは若者の飲酒がひどくなり、大晦日は仮装した酔っ払いが橋の上でぎゅうぎゅう詰めになって新年のカウントダウンをするという のが恒例となってます。
今年からは娘のチャーリーも飲酒できる年になったので、ルイと一緒に仮装して堂々と出かけました。それぞれ別の友達の家でパーティーのあと、夜中の11時ごろから街に繰り出す予定です。
私と家人デイブは家で大晦日番組を見て、デイブはすでに酔っ払い、私は一人で年越しそばを食べるという、寂しいと言えば寂しい、穏やかと言えば穏やかな大晦日。
が、いよいよ年も越そうかという時間にルイからメール。どうやらすごく酔っ払って救助が必要のようでした。それで私が車で街をぐるぐる回って回収。チャーリーに電話すると、こちらも酔っ払ってるけど、まあ大丈夫そうです。
ルイは無茶苦茶怒りながら帰ってきましたが、酔っ払っていて筋が通りません。そのまま明けましておめでとうも言わずベッドへ。
翌朝(元旦)、ルイは「途中まで友達の家で楽しんでいたのは覚えているけど、そのあとは街ですごく怒ってた記憶がちょこっとあるだけ。」とのこと。朝ご飯を軽く食べて、またベッドへ。
チャーリーは昼頃帰ってきて、そのままベッドに直行。
そう、イギリスのお正月ってこんな感じみたいです。
夜は無理やり手巻きずしを作り、無理やりプロセッコで乾杯して、なんとかお正月の形を整えました。
しかしなぜ、イギリスではこんなに命がけで新年を迎えないといけないのか。毎年子供たちの友達数人は、酔っ払いの人込みで怪我したり骨折したり急性アルコール中毒で救急病院のお世話になってます。私は無事に二人とも帰ってくるまで、気が気じゃありません。
日本のお正月が恋しいです。
ではこちらもよろしくお願いします
4 件のコメント:
すごいなー。あの町でそんなことが起きてるのか!
お子さんたち、ご無事で何より。
ルイを探しに車で回っていたら、仮装した人たちがたくさん家路に歩いてました。天候が良かったこともあり、なかなかフレンドリーな感じでした。ルイは途中どこかの芝生で力尽きて寝ていたら、誰かが大丈夫かと声をかけてくれたそうです。
が、そこまでして大晦日に酔っ払う必要があるのか?
遅くなりましたが明けましておめでとうございます!しっかし何という命懸けの年越しでしょうかっ。親って子供がいくつになってもずーっと心配してないといけないんですね。うちの息子達もどうなるやら…。お子さん達、怪我とかせず無事でよかったですね〜。ところでお二人は日本語話せます?うちの長男が全然話そうとしなくて(泣)
さっちまんさん
そう、イギリス的には二人とも成人で、心配しなくてもいいはずなのに。ロンドンにいる息子のほうは、もう心配しだすときりがないので、考えないようにしてます。ロンドンでもあんなに酔っぱらって、どうしてるんだろう?
うちは二人とも小さいとき私が全然日本語で話しかけなくて、息子が10歳くらいの時から家で詰め込みで教えました。完全な外国語として覚えて、GCSEも受けましたよ。まあ、お母さんが日本語で話し続ければ、そのうち気が向いて日本語で話すようになるんじゃないかな。あと日本に3か月くらい連れて行くとかはどうでしょう。
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