また今日も子供のことになるんだけど、今日は音楽の話です。
デイブのお父さんは本業は農家(酪農)なんですが、教会でオルガンを長いこと弾いてます。あとは合唱団を率いたりしてます。10年以上も前に現役引退したので、最近はそちらが本業というか、あちこちの教会に呼ばれたり、結婚式やお葬式でオルガンやピアノを弾いて、謝礼をもらってるそうです。5年前くらいに、女王様から「音楽に貢献した民間人」みたいな賞状ももらってました。
私自身はピアノは少し習ってたけど、ほぼ弾けないに等しいです。それでも中学のころと大人になってから合唱団に入っていたので、音楽は好きですね。デイブはぜんぜん何もできません。
それでルイが小学校に入るとピアノを習わせました。私自身が、何かひとつくらい楽器が自由に弾けたら楽しいだろうなあというのが一番の理由ですが、もうひとつの理由は責任感です。どういう責任かというと、デイブのお父さんがなかなか音楽の才能があるみたいなので、万が一うちの子供たちにもその才能が遺伝していたら、それを埋まらせては申し訳ないという責任です。で、「これはとりあえずピアノ習わせないとしょうがないなあ」という気持ちではじめました。
それで今でルイは5年くらい、チャーリーは4年くらいやってるんだけど、才能は無いみたいです。先生が好きというのもあるんだけど、練習もぜんぜん嫌がらずにやるし、ピアノは好きみたいなんだけどね。試験を受けることもできるんだけど、もうそれはいいですと断って、ただ楽しみのために習わせてます。だからいつやめてもいい。
で、ピアノはそうなんだけど、最近ルイは毎日のようにギターを弾いてます。うちにデイブのアコースティックギターがごろんと転がっていて、それを自分でひき始めたのがきっかけです。一応デイブのギターなんだけど、彼も私のピアノ以上にほとんど弾けなくて、それでもいくつかコードを教えてあげると、本を見ながら勝手にひくようになりました。
最近はあのDeep Purpleの Smoke on the Waterばっかリ弾いてます。これって確か私が中学のときに軽音楽部の部室から毎日のように聞こえてきていたなあ ・・・。
それをどういうわけか台所で弾きたがります。私に聞いて欲しいのかな。正直言ってうるさいんだけど、まあ我慢して料理しながら聞いてあげてます。そのうち自分の部屋にこもって弾くようになるんだろうし。
私が小学生のころ、母が数年間再婚していた相手に連れ子がいて、彼は中学生だったんですが、よく自分の部屋でギターを弾いてました。吉田卓郎とかフォーク音楽。今から思えばなかなか上手だったんだけど、うちの母はうるさいうるさいとよく文句言ってました。まあ自分が演歌しか聴かない人だから、フォークとかロックとかってうるさいとしか聞こえないんでしょう。それにしても、もしも自分の本当の子供なら少しくらい「この子はなかなかギターがうまい。才能があるのでは。その道を追求させようか。」とか思うと思うんだけど、やっぱり継子はぜんぜん可愛くなかったのかなあ。まあうちの母が継母というのも、なかなか大変だったとは思うけどね。
ああ、なんか話がすごく飛んじゃいました。
とにかくそういうわけで、ルイはピアノの才能はなさそうですが、ギターはちょっと自分で弾いただけで、なかなか上手になってます。可愛い我が子だからうるさいといわずに聞いてあげます。
9 件のコメント:
あつこさん 今日のも(」いいなぁ)です
こういうさりげない語り口が良い!
あつこさんの立ち位置、お子さんへの視線がいいし、ディブさんや、お父さんへの眼差しも(良い!なぁ)です
あつこさん お人柄がね 文章にでるのです
こんのさん、お褒めいただいてありがとうございます。なんかだらだらと、焦点をあわせずに書いちゃったなあと思ってたんですが、そういっていただくと嬉しいです。
ところで思ったのですが、うちの子供は日本語読めないので好きなこと書いててますが、読めたらちょっとこれはかけなかった内容かも?
あつこさん お子さんね、ぜひ日本語を読めるように教えてください。 日本語のよい先生がいつも傍にいるのですから、もったいないことです
バイリンガル っふふ 自分がダメですからね 憧れるんですよぉ
豊かな人生になると思ってますからね
横に来てギターを弾くなんてかわいいね。そんなことしてくれるのも今のうちかもしれないけど・・・。
こんのさん、2年前まではぜんぜん話せなかったのに、今は言われたことはだいぶわかるようになったので、かなり進歩してます。読み書きはね。今やってもすぐ忘れるから、必要があるときに覚えるしかないかなあ。
あくあさん、そうそう、あと2-3年もしたら、ほとんどお母さんとは口も利かないなんてことになるかなあ。
兄弟関係と違い、親子の仲は、死ぬまで「親子」として繋がってます
あつこさんの日頃の姿を拝見してますと、ルイさん・チャーリーさんとも、ずーっと仲良くお喋りができるはずです!
それと「子離れ」「親離れ」は別の次元
こんのさん、でもティーンエージャーって日本でもイギリスでも親と口をきかないもんだと決まってるみたいでしょ。だからしばらくはそうなるかなって覚悟はしてるんですよ。
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