2018年9月6日木曜日

ルイの免許

イギリスでの車の免許の取り方は日本とかなり違うらしいです。まずお金を払って仮免を取ります(誰でも取れる)。これが取れると、となりに免許を持った人が座っている限り、一般道で運転していいんです。だからイギリス人は、週に一度程度先生の車で路上教習する傍ら、レッスンの合間に親の車で親が隣に座って練習するのが普通です。

試験は、まず筆記試験を受けて、通ったら実技を受けます。これがなかなか通らなくて、一回目で通る人は半分くらいだとか。でも周りでは、一回は落ちる人が大半の様子。私も2回目で通りました。 中には何回も落ちる人もいて、8回目で通ったという知り合いもいます。

妹のチャーリーは今年3月に免許を 取りました。11月くらいから週に一回教習を受けて、私の車でもちょっと練習して、2回目で通りました。チャーリーは免許を取ったらすぐに運転したがることはわかっていたので、「1回目は落ちたほうがいいかな。」と実は内心思ってました。

ルイはロンドンの大学に行ってますので、別に免許は必要ないんだけど、将来必要になるかもしれないし、免許があるといろんなプレースメントのオプションも広がるかもしれないからと、この夏休みにチャレンジしました。きっちり2か月くらいしか時間がないから、本当にチャレンジ、受かったら儲けものっていう感じでした。

イギリスには教習の合宿もないから(たぶん)、普通の先生に日を詰めて、週に2回とか3回とかレッスンを受けました。そしてレッスンのない日はお母さんの特訓・・・・。

って、これが問題でした。親が子供に運転を教えるのは(夫と妻とかでも同じ)、喧嘩になる元っていうのはよく言われているんです。知り合いの人も息子を教えようとして、家を出て50メートルで挫折しました。「我々はそもそも隣り合わせに長時間座ることすら不可能!!」って怒ってましたよ。

私とルイもすごく衝突しました。が、考えてみたらどうして衝突するのか全然わかりません。別に私が怒鳴ったり叱ったりするわけでもないのに。ちょっとでも親に間違いを指摘されるのが我慢できない年齢/性格なのかもしれません。

とにかく、この車の教習で親子の関係が悪くなったことは間違いありません。

そしていよいよの実技試験はロンドンの大学に戻る2日前の、8月31日でした。私もデイブもチャーリーも、きっと無理だと思ってました。「まあ試験に落ちても、運転する技術が身についたことは間違いないから。」とか、前日にすでに慰めてました。

前日はデイブが朝に1時間、私が午後に2時間と夜に2時間、合計5時間も教習しました。私の車のガソリンタンクを半分からにするくらい北デボンを走り回りました。夜の10時まで。

翌日の試験は、ルイは朝が苦手なのに、なんと8時でした。さぞや寝ぼけ眼だったことでしょう。

そして結果。合格だったんです。

いや~、ラッキーというかありがたいというか。ルイは当面運転する予定もないし、ペーパーでいいんだから、免許が一発で取れて、みんな大喜びです。お金も節約になりました。

というわけで、結果的にはルイには充実した夏休みだったことでしょう。

ではこちらもよろしくお願いします


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