たまたまテレビをつけたら、マイケル・ペイリンという旅行番組をよくやっているプレゼンターが北朝鮮を旅して取材する番組をやってました。マイケル・ペイリンはあのモンティ・パイソンのメンバーだったことで一番有名です。
まず旅の始まりは北京。ここから電車で入ります。北京を出てからの中国の田舎はちょっと昔の日本の田舎っぽい景色でした。そして川をわたって北朝鮮に入るのですが、途端に景色が一変しました。茶色い平らな土地が延々と続きます。一応耕されてるようですが、作物は見当たらないし、建物もなく人もほとんどいません。 車も全然通ってなくて、時々自転車が通るくらいです。アジア風でもなくアフリカ風でもなく、何とも異様な光景でした。
平壌に入ると、男女一人づつのガイドが付きます。が、ガイドとは名ばかり。英語ではマインダーと呼ばれてましたが、要するにお目付け役です。
平壌の町は、昭和40年くらいはこんな感じだったんじゃないかなという感じの町。でも地下鉄はすごく豪華でした。モスクワに習ってるんでしょうね。他にも、ヘルススパとか、意外なところに驚くほど豪華な、シャンデリアキラキラみたいな施設がありました。
このヘルスクラブには床屋があるんですが、どうやら男性は、10個くらいの髪型から選ばないといけないようです。そうか、自由にリーゼントとかモヒカンにされては困るんでしょうね。この10個の髪形は、どれも同じようなリクルートカットみたいな髪形でした。女性は知りませんが、同じかもしれません。
そのあと学校とか、メーデーのパーティ(花見みたいな感じでした)とか取材してました。一般人が主に映ってました。
こういうの見てると、なんかそれなりに幸せそうにやってるみたいです。消費社会ではないし、民主主義でもないけど、マスメディアとかマーケティングとか、そして政治論争とか、そういった疲れる要因がなくて、のんびりと平和に暮らしてるって感じ。
そういうのもありかな・・・・。
ちょっとそう思いかけたんですが、危ない危ない。これはマスコミ操作されたイメージかもしれません。何しろ取材できる対象が限られてるし、常に5人のお目付け役がいつでもカメラをストップできる体制でくっついていたんですから。もしかしたら公園でお花見している人たち(100人は写ってました)も、政府の用意したエキストラだったのかもしれません。
来週も続きがあるので、忘れずに見ようと思います。
ではこちらもよろしくお願いします
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