2014年4月11日金曜日

元水泳選手と元バレリーナ

水泳の公式試合に行くと、たくさんの審判員がいます。各レーンに、スタート側とターン側にひとりずつ、プールサイドの両方に2-3人ずつ。審判だけで、10レーンのプールだと26人くらい。そのほかに、大会を運営する人たちが10人くらいはいます。当然アマチュアスポーツなので、みんな無償でやってる人たちです。

水泳クラブもしかり。ほとんどのコーチは無給です。今の子供たちのヘッドコーチはちょっとお給料もらってるようですが(でもバイト程度)、ヘッドコーチ以外はやっぱり無給。そのほかクラブを運営する人たちも当然無給です。

で、どういう人たちがこういうことをやってるかというと、自分の子供が泳いでいたからという人が多いんですが、自分本人が元々スイマーだったというケースも多いです。特にコーチはみんな元スイマーです。

そういう人たちを見てると、中にはもちろん、歳に関係なくすらっと引き締まった体型で、今も泳いでるんだなあと思わせる人たちもいますが、半分くらいは普通のイギリス人の中年男女のようにしっかりと肉をつけて、とても昔泳いでいたとは思えない人たちもいます。

確かに毎日泳いでるとすごくよく食べるから、泳がなくなると太るという話は聞きました。太ったからといって水泳のテクニックを失うわけではないからまだ泳げるんだろうけど、とても競泳なんて出来ないでしょうね。

そういえば思い出しました。チャーリーは4年位前までバレエを習ってたんですが、そのバレエの先生は、50代半ばくらいの、元ロイヤルバレエのプリンシパルでした。

その先生、確かに歳は取ってるんだけど、今でもすごくスタイルよくて、たぶん昔とほぼ同じだろうと思わせます。着ている服もミニスカートだとか、若いんだけど、それがスタイルがいいからまた似あって違和感ないんです。

そして、まあ当然かもしれませんが、バレエもまだすごくうまい。生徒さんでロイヤルバレエのジュニアアソシエートに通っているすごく上手な人たちが何人かいましたが、 そんな若くてぴちぴちの生徒さんたちよりもやっぱりうまいし、何よりも華があって、目を引かれるのです。

この違い、バレエと水泳の違いかもしれません。でも元バレリーナで、今は太って全然踊れないって言う人もいるだろうしね。

その時は別にそれが当然と思ってましたが、こうして考えると、チャーリーのバレエの先生、年を取っても全然衰えないように、大変な努力をしてたんだろうなあ。

でも彼女は性格がかなりドラマチックな人だったので、単純に「私もマリオンのように努力せねば。」とは思いませんけどね。太った水泳コーチのようになるのも嫌だけど、60近くまでミニスカートはけるように努力続けるのもしんどいなあと思っちゃいます。

努力せずに60歳までミニスカートはけたら最高なんだけど。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

バレエの人は現役の時からスタイルをキープするために食事制限したりするのに慣れてるのかもね。

努力しないとミニスカートはける体型が維持できないというのも思い込みだよねえ。思いこみを書き換えないと!

Atsuko さんのコメント...

やっぱりバレエって見られる仕事(?)だからって言うのもあるだろうね。
確かに、そう思えば、思い込みってたくさんあるだろうなあ。努力しないでミニスカートはくぞ。