2012年3月10日土曜日

パラリンピックス

おとといテレビで水泳のオリンピックの選考競技会をやっていました。そのあとでそのまま放送は、パラリンピックスになりました。それでそのままなんとなく見てました。

初めにやっていたのは個人メドレー。これは障害の種類によってハンディキャップが違い、ポイント制になっていて、いちばん早く泳いだ人が勝つというわけではありません。女子のレースで勝ったのは北京オリンピックで世界記録を出して金メダルを取ったエリー・シモンズという女性です。彼女は小人で本当に小さいんです。

この人は有名で、チャーリーも雑誌で彼女のことを読んで知ってたので、喜んで応援してました。

そのあとに16歳の男子が一人で泳ぎました。彼は両足が腿の付け根から10センチくらいしかなく、しかも片腕は肩から15センチくらい、もう片方は指が数本足りません。出てくるときは車椅子でしたが、椅子から下りると、立つのもバランスがむずかしい だろうと思うのに、ぴょんぴょんと軽々とジャンプして自分で水の中に入りました。

彼はまた別のカテゴリーで、彼の個人メドレーはバタフライがなくて、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の3種類でした。これが本当に早いんですよ。片腕でどうやって泳げるんだろう?すごいパワーです。

パラリンピックスって 障害者の人ががんばってるなあという上から目線になるんじゃないかという居心地の悪さがちょっとあったんですが、そういうのは吹っ飛びました。本当にマッチョですごかった。

チャーリーの様子を見ても、障害者の競泳という同情の混じった見下し視線などぜんぜん無いようで、本当に最近の子供は平等教育がよくされてるなあと、ほっとしました。

この週末はうちの子供たちの水泳の大会です。明日も5時半起きです。

ではよろしければこちらのボタンのクリックお願いいたします。
 
地域情報(ヨーロッパ) ブログランキングへ

オリンピックのチケットはすごい競争で、身近で入手できたという人は2人くらいしか知らないくらいで、当然私達も外れました。でもパラリンピックスの水泳まだ残ってるようなら、 見に行こうかなあ。

6 件のコメント:

本読みと山歩き さんのコメント...

今、日本でもオリンピックの選考会が真っ盛りです。
今日も名古屋で女子マラソンがあります。
パラリンピックはやはり、あまり話題になりませんね。
出る人は、がんばっているんでしょうね。
 一般的には、健常者が“上から目線”になってしまうのはある意味仕方がないでしょう。
 でも私は、五体満足な人間は、のほほんと人生を過ごしがちですが、ハンディキャップがある人はそれを克服する為にどこかほかの機能を発達させようと努力する(または発達する)というのは自然の理に適っていると思います。
そんな姿を見るのは気持ちの良いものですし、尊敬できるし、啓発されます。

Atsuko さんのコメント...

イギリスってパラリンピックスですごくたくさんのメダルを取るそうです。でもチケットはまだ簡単に取れるみたいなので、やっぱり興味のレベルが違いますね。
まあ一度見てみてください。どうしてあんなすごいことができるのかという人がたくさん出ていますから。

こんの さんのコメント...

この世には、いろいろなハンディをもちながら生きてる人が大勢います
いわゆる「健常者」と言われる人々と同じ地平で競技することはもとよりムリですが、ハンディキャッパーなりに努力しているそれを競い合うのは良いことです
手助けが要る場合が多いので、やれることを惜しまないでやりたいですねぇ
ある意味で、学ぶこともたくさんあるものです

あくあ さんのコメント...

「五体不満足」という本を書いてブレークした、手も足もない人がいますが、人間として、私なんかまったく敵わない、立派な方です。私なんか、パラリンピックスで泳いでいる人よりも全然全く泳げないし。

障害者を上から目線で見ちゃう人って、女性を蔑視する男性と同じかなぁ・・という気がします。昔、男尊女卑・部落差別なおじさんと戦ったことがありますが、そんな感じでした。本人、まったく自覚してないから困るのよね。

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、それがすごいんですよ、パラリンピックスに出てる人たちって。まあ本当に世界一流のスポーツ選手と言えるだけあります。普通の人なんて全然かないませんよ。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、パラリンピックスのスイマーと比較しちゃいけません。すごいですよ、一度見てください。きっとうちのルイよりも早いと思う。
デボンにも15歳くらいの女の子で片腕がひじまでしかないスイマーがいるのですが、州大会で健常者に混じって決勝に進出していました。うちの子供だって決勝にはなかなか出られないのに。きっと彼女もパラリンピックス目指してるんだろうなあ。
たぶん水泳って、インパクトも少ないし重力の影響も少ないので、肢体の障害者の人の間では競技人口が多いのかもしれません。だからレベルが高いんじゃないかなあ。