イギリスでは今Xファクターという音楽タレント番組を毎週やっています。これは今年で6年目らしいんですが、9月からオーディションが始まり、最後に誰が勝ち残るかを3ヶ月くらいかけて競い合う番組です。おととしはリオナ・ルイス、去年はアレクサンドラ・バークが勝ち、どちらも今では有名になりました。
はじめのほうのオーディションは結構箸にも棒にもかからないような人たちがたくさん出て、それでもこういうのも放送されます。だから見る人はそういうのを面白がってみる。そしてだんだん絞っていって最後の12人が残ったところから、毎週生放送でステージでライブで歌い、それを視聴者が電話で投票して、毎週一人ずつ振り落とされていくという番組です。
うちもチャーリーが大好きで、毎週見ています。はじめの方のオーディションは歌の下手な人がたくさんいて、こんなの見たら音痴になると思って、私は見なかったのですが、最近は毎週見てます。さすがにここまで来ると一組を除いて皆聞きほれるほど歌がうまい。
でもこの12人の中にJohn and Edward(ジョンとエドワード)という二人組みがいます。彼らは17歳のアイルランド出身の双子。この二人がすごく話題になってるんです。
この二人、外見はそっくりで見分けがつきません。二人ともブロンドでまあイケメンといっても良いでしょうが、その性格がなんとも面白い。生意気というか、偉そうというか、かわいいというか、無邪気というか、ずるがしこいというか、頭が良いというか、不真面目というか、野望家というか。多分この全部が混じったような性格なんです。これが二人いて、その二人の会話がまたすごく面白い。
この二人、歌は下手です。度下手ではないけど、まあ日本で言えばSMAPくらい。踊りも下手。特に残りの11人が皆惚れ惚れするくらい歌がうまいので、特にずば抜けて下手に聞こえます。
この二人が今すごく話題になってる。この番組の審査員は、どうしてこんなに下手な二人が残っているのかと頭をひねっています。新聞にもネットにも、ジョンとエドワードバッシングが激しく、ひどくこき下ろされています。でもその一方で、ファンもすごい勢いで増えてきてるようなんです。
うちのルイはこういう歌番組は嫌いなんですが、最初からジョンとエドワードが好きと言っていました。私は初めてみたときは、歌の下手な生意気な若者と思ったんですが、だんだん好きになってきました。そしてステージパファーマンスが始まってからは、すっかりファンになってしまいました。今ではネットで彼らのビデオダイアリーまで見てます。
今で3週間ライブショーをしたのですが、するたびに審査員にひどいことを言われます。観客からのブーイングも結構ある。でもこの二人ぜんぜん動じないで、ニコニコ、というかニヤニヤして聞いてます。そのライブショー、確かに歌は下手だし、踊りも今ひとつなんですが、また見たいなあという何かがあるんです。見ていて面白くて、とても楽しい気分になる。とにかく理屈なく楽しいんです。この二人のパフォーマンスに比べると、ほかの人たち確かに歌はうまいけど、才能もキャラクターもない生真面目すぎるつまらないただのタレント志望者に見えてくる。
今の時代なので、ネットで彼らのビデオダイアリーが見れます。これがまた面白い。別にこれといってわざと面白いことを言ってるわけではないんですが、キッチュな妙な面白さがあるんです。
昨日はその3週目のライブショーで、この二人を入れて10組残っています。そして今日はその視聴者投票の結果発表でした。私は家族中の誰よりも気合を入れてこの番組を見ました。そしたら、なんと!今週も彼らは通過しました。落ちたのは女性3人組のグループ。とっても歌が上手で個性的で、残って欲しかったんだけど、仕方ありません。
来週は9組残っています。ジョンとエドワードを除いて、残っているのは誰も歌唱力があって、レコードデビューしてもぜんぜんおかしくない人たちばかりなので、明日の大衆紙にはまた激しくこけおろしの記事がのるでしょう。でもそれこそ「光が強くなると影も濃くなる。」です。反ジョンとエドワードの声が高まると、ますます電話投票する人の数が増えるようです。
まあいくらなんでも最後まで勝ち残ることはないと私も思うんですが、あまりにもシリアスなタレント番組に新風を送り込んだこの二人、将来はテレビデビューするのは間違いないでしょうね。
http://www.youtube.com/watch?v=A0V7YFP1HTg
百聞は一見にしかず。YOUTUBEのリンクを載せときます。最後にすごいブーイングが入ってます。でも今週も無事通過したもんねー。
はじめのほうのオーディションは結構箸にも棒にもかからないような人たちがたくさん出て、それでもこういうのも放送されます。だから見る人はそういうのを面白がってみる。そしてだんだん絞っていって最後の12人が残ったところから、毎週生放送でステージでライブで歌い、それを視聴者が電話で投票して、毎週一人ずつ振り落とされていくという番組です。
うちもチャーリーが大好きで、毎週見ています。はじめの方のオーディションは歌の下手な人がたくさんいて、こんなの見たら音痴になると思って、私は見なかったのですが、最近は毎週見てます。さすがにここまで来ると一組を除いて皆聞きほれるほど歌がうまい。
でもこの12人の中にJohn and Edward(ジョンとエドワード)という二人組みがいます。彼らは17歳のアイルランド出身の双子。この二人がすごく話題になってるんです。
この二人、外見はそっくりで見分けがつきません。二人ともブロンドでまあイケメンといっても良いでしょうが、その性格がなんとも面白い。生意気というか、偉そうというか、かわいいというか、無邪気というか、ずるがしこいというか、頭が良いというか、不真面目というか、野望家というか。多分この全部が混じったような性格なんです。これが二人いて、その二人の会話がまたすごく面白い。
この二人、歌は下手です。度下手ではないけど、まあ日本で言えばSMAPくらい。踊りも下手。特に残りの11人が皆惚れ惚れするくらい歌がうまいので、特にずば抜けて下手に聞こえます。
この二人が今すごく話題になってる。この番組の審査員は、どうしてこんなに下手な二人が残っているのかと頭をひねっています。新聞にもネットにも、ジョンとエドワードバッシングが激しく、ひどくこき下ろされています。でもその一方で、ファンもすごい勢いで増えてきてるようなんです。
うちのルイはこういう歌番組は嫌いなんですが、最初からジョンとエドワードが好きと言っていました。私は初めてみたときは、歌の下手な生意気な若者と思ったんですが、だんだん好きになってきました。そしてステージパファーマンスが始まってからは、すっかりファンになってしまいました。今ではネットで彼らのビデオダイアリーまで見てます。
今で3週間ライブショーをしたのですが、するたびに審査員にひどいことを言われます。観客からのブーイングも結構ある。でもこの二人ぜんぜん動じないで、ニコニコ、というかニヤニヤして聞いてます。そのライブショー、確かに歌は下手だし、踊りも今ひとつなんですが、また見たいなあという何かがあるんです。見ていて面白くて、とても楽しい気分になる。とにかく理屈なく楽しいんです。この二人のパフォーマンスに比べると、ほかの人たち確かに歌はうまいけど、才能もキャラクターもない生真面目すぎるつまらないただのタレント志望者に見えてくる。
今の時代なので、ネットで彼らのビデオダイアリーが見れます。これがまた面白い。別にこれといってわざと面白いことを言ってるわけではないんですが、キッチュな妙な面白さがあるんです。
昨日はその3週目のライブショーで、この二人を入れて10組残っています。そして今日はその視聴者投票の結果発表でした。私は家族中の誰よりも気合を入れてこの番組を見ました。そしたら、なんと!今週も彼らは通過しました。落ちたのは女性3人組のグループ。とっても歌が上手で個性的で、残って欲しかったんだけど、仕方ありません。
来週は9組残っています。ジョンとエドワードを除いて、残っているのは誰も歌唱力があって、レコードデビューしてもぜんぜんおかしくない人たちばかりなので、明日の大衆紙にはまた激しくこけおろしの記事がのるでしょう。でもそれこそ「光が強くなると影も濃くなる。」です。反ジョンとエドワードの声が高まると、ますます電話投票する人の数が増えるようです。
まあいくらなんでも最後まで勝ち残ることはないと私も思うんですが、あまりにもシリアスなタレント番組に新風を送り込んだこの二人、将来はテレビデビューするのは間違いないでしょうね。
http://www.youtube.com/watch?v=A0V7YFP1HTg
百聞は一見にしかず。YOUTUBEのリンクを載せときます。最後にすごいブーイングが入ってます。でも今週も無事通過したもんねー。
4 件のコメント:
見たよー。これ、面白いよ。歌手ってより、コメディアンだよね。うん、毎週合格していく理由がわかります。この演出を自分たちだけでやってるんだとしたら、結構な才能ですよ。
でしょ。でもバッシングの声もボーイングの声もだんだん高まり、Youtubeにもひどいことばかり。かわいそう。
あまりにもかわいそうなので、なんと私はFacebookに参加して、彼らのファンサイトに激励のコメントまでしました。
こんな罪のない若者のこと、どうしてこんなにひどいこと書く人たちがたくさんいるのでしょう?あるインターネット旅行会社なんで、彼らにアイルランドまでの片道切符をただでオファーしてるらしい。ひどいでしょ?
絵でも写真でも、そう歌でもそうなのでしょうが、上手いのが売れる(有名になる)、人気が出るわけではないですねぇ
上手いという才能の他に、もっと別の要素がないと面白くない(だから選ばれない、売れない)
本当に才能がある人は、他人のこころに響く(共鳴)ものをもってます
最初は、違和感を感じても、やがて共鳴するそのことに気づいてフアンになってしまうということがある。うん 本物のもつ才能は、うう 物真似を必ず凌駕する ただ、そこに微妙ななにか(私は「運」とよぶ)があるような気がする
こんのさん、同感です。この番組に限ると、本当に惚れ惚れするくらい歌のうまい人たちばかりなんですけど、この双子に比べるとなんだか色あせる。魅力というのかカリズマというのか。でもそれも、時代に乗るということも大切なので、たまたまその短期間だけ、何か大衆に強くアピールするものがあるのかもしれない。その辺は運なのかもしれませんね。
でも逆に言えば、そんな「魅力」というようなよくわけのわからないもので勝負するのも大変でしょうね。
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