2009年10月10日土曜日

ブラックベリー



今日もブラックベリーのジャムを作りました。辞書を見ると黒イチゴと載っています。きっと日本にはないんじゃないかな。こんなのです。


今年は秋が暖かいのでそのせいかブラックベリーが豊作。いつも8月の末位から収穫時になり、9月末には終わりですが、今年はまだ取れています。

ブラックベリーは別にうちで育ててるわけではありません。勝手に育ってるんです。こんな感じです。


実はこの植物自体はするどいとげがあって、英語ではbramble、日本語ではいばらと辞書には出てます。でも日本でいばらというものを見たことがないので、日本のいばらと同じかどうかは定かでない。ガーデナーには、というか土地を耕す人には目の敵にされる雑草です。土地をしばらく手を入れないで放っておくと勝手に生えてきて、それもすごく生命力が強い、超厄介な植物です。

でも秋にはブラックベリーがなります。これはそのまま食べるとちょっと口の中に種が残るのが難点なのですが、味はとてもおいしい。生で食べるよりもバイに入れたりジャムにしたりすることが多いです。わたしも今年はべラックベリージャムとブラックベリー&アップルジャムを作りました。砂糖の甘みとぴったりマッチしてなんともいえないおいしい風味があります。これを一度食べると、イチゴジャムなんて食べられません。

この辺では秋になると道端でブラックベリー摘みをしている人を時々見ます。うちの近くでも見ます。家の近くは車があまり通らないし、良いと思うのですが、あまり街中でしている人を見ると、ちょっと排気ガスが気になりますね。

うちには裏ドアのすぐそばに毎年すごくよく取れるところがあります。もしも本気で全部とると10キロくらいは軽く取れるのではないかな。でもそんなにジャムやパイを作らないし、それに何より小さいですから、一つ一つとるのが時間がかかってしょうがないので、5分の1くらいしか収穫しません。それで毎年、隣の人に取らせてあげます。すると今年はお礼にと温室で取れたトマトをくれました。これが田舎の良いところ。わたしにすれば、自分でブラックベリーを植えたわけでも手入れをしてるわけでもなく勝手に実がなって、それを取らせて上げてるだけでお礼をもらえたから、得な取引です。

庭にはまだりんごと梨が残っています。どれもあと1週間くらいで最後の収穫かな。今年はたくさんできた梨を、いろいろ人にあげています。

イギリスは金曜位から急に寒くなりました。暖房を入れるのはいつも10月1日が目安なんですが、今年は金曜まで、9日まで入れなかったから、よくがんばったほうです。今年はインディアン・サマーですがそれもいよいよ終わりで、秋本格的というか、日本なら初冬とでもいえそうな天気です。木曜の朝は摂氏3度でした。朝は、7時20分に起きるときには、まだちょっと薄暗いです。今月末には夏時間が終わって、朝は明るくなるけど夕方は4時過ぎに暗くなるように変わります。そうなるとイギリス人はキリギリスからありに変わって、暗いうちに出勤して暗くなって帰ってきて、ほとんど日の目を見ることなく、頭をたれてぶつぶつ良いながら、春が来るまで何とかやり過ごします。

それまでの2週間、秋晴れのひが何日かあれば良いのですが。
そういえばブラックベリーという携帯電話がありますが、名前の由来はこれです。

2 件のコメント:

こんの さんのコメント...

ブラックベリー
日本のキイチゴ(熟すと赤くなる)を大きな蔓にした感じですねぇ

ノイバラ 散歩道のあちこちに可愛い小さな花をたくさんつけます。秋には赤い実をたくさんつけますが、食べられません

イギリスの秋は、紅葉は如何でしょう?
やはり秋には木々たちが紅葉するのでしょう

日本の紅葉は、これから本格的な錦秋になります

Atsuko さんのコメント...

ちょうどここ数日、日本にある紅葉という物がイギリスにもあるんじゃないかと思って、注意してみてたんですが、なかなかないですね。(一年中えんじ色の葉はありますが。)普通の樹木はまだ青々しています。その中で、ちょっと黄色い葉っぱが目立つようになったかなあという感じです。もう少し注意してみてみます。同じ温暖気候なのに、どうしてかなあ。