2009年10月13日火曜日

ルイちゃんの誕生日

今日はルイの誕生日でした。11歳です、プレゼントはレゴです。これって自分で選んで一緒にアマゾンで注文したんだけど、ルイって自転車を買った歳を除いて、いつも毎年レゴです。1歳の誕生日プレゼントもレゴでした。

今日はレモンケーキを作りました。ケーキの台自体はすぐにできます。材料を計って入れるのが5分、まぜて型に入れるので3分。あとはオーブンに入れて焼くだけです。レモンケーキは普通のスポンジケーキの材料に、レモンの皮をおろしたのとレモン汁を入れるだけ。

ここにレモンカードというクリームを作って中に挟んで、上にもかけたのですが、これは初めてでした。レシピーは、卵とレモン汁を混ぜてそこに砂糖とレモンの皮おろしを入れ、そこにバターを入れて湯煎しながら混ぜるというもの。これが材料を混ぜてみると、ぜんぜんそれらしくありません。卵とレモン汁という液体状態の中に、バターを入れて暖めると、バターが溶けて余計にどろどろで水みたい。これはどこかでレシピーを読み間違えたかなあと思いながら湯煎すると、あらあら不思議、だんだんクリーム状、バターのような感じになってきました。

結果は見かけは今ひとつぱっとしなかったけど、味は新しい味でおいしかったです。

晩御飯は手巻きすし。うちでは大体誰かが誕生日のときは手巻き寿司です。でも9月のチャーリーの誕生日には、日本から海苔を持ってくるのを忘れたのでできず、みんなでインド料理を食べに行きました。とってもお金がかかった。今日は母が日本から買い忘れた海苔と餃子の皮を送ってくれたので、無事にできました。

写真はおなかが一杯になってきたチャーリーが食べ物で遊びだして、作ったお寿司です。

昨日はルイはお父さんと一緒に、来年から行く予定の中学、ビデフォードカレッジを見に行きました。中学の入学申し込みの締め切りは今週週末です。ルイは友達がみんな行くこの近所の学校にすっかり行くつもりでいます。わたしもまあ、校長先生も悪くない学校だと言うし、それでいいやと思っていたんですが、今頃になって急にインターネットでデボンの中学のリーグ表(比較チャート)を見ていろいろ考えています。

この辺から通える公立の学校というのは4つくらいなのですが、この中でこの学校は一番ランクが下です。でもどこの学校も公立なので、その差はたいしたことありません。それにこのビデフォードカレッジ、7年位前までは評判が悪かったのですが、最近はめきめき向上していて、去年は全国で成績の上がったトッブ21番目の学校でした。

ちょっと10日ほど前に書きましたが、イギリスの中学というのは中学と高校が一緒になったようなもので、7年から11年生までが必修、そのあと大学に行きたい人だけが残って12年、13年をします。去年の結果を見ると13年生のうちで大学にいったのは57人。7年生は一学年300人なんですが、そのうちの100人くらいが13年生まで行くとして、半分くらいは大学に行くことになります。まあこれは悪くないかなあ。

その大学を見ていると、大半はあまり知られていない大学。といってもイギリスは日本ほど掃いて捨てるほどは大学はないので(おそらく100くらい)、日本のように箸にも棒にもかからない名前だけの大学と言うのはありません。有名なのは誰もが知っているオックスフォード、ケンブリッジ、そしてロンドン大学のキングスカレッジ、インペリアルカレッジ、ユニバーシティーカレッジ、ロンドンスクールオブエコノミックス(LSE)、そのちょっと下がブリストル、エジンバラ、グラスゴー、ウォーリックなど。

卒業生を見てみるとさすがにオックスフォード、ケンブリッジはいませんでした。でもインペリアルカレッジが一人いました。ブリストル、エクセターも数人。

わたしの高校も阪大に現役で入る人なんて、一人いれば良いほうだったし、現役で国立大学というのも50人以下だと思うからなあ。それも500人中。それでも一応進学校だったし。

いまさら悩んでも締め切りは金曜だし、ルイちゃんはもうすっかりビデフォードカレッジに行く気でいるし。よっぽどのことがない限り、このままだと思うんだけど。でも締め切りを前に、お母さんは少し悩んでいます。

良い学校に行っても勉強しな子はしないし、普通の学校でも出来る子は出来るんだから、その子供次第だとは思うんだけど。それにもちろん大学がすべてではなく、大人になってから心機一転して勉強して立派な学位をとったり学者になったりする人もいるとはわかってるんだけど。親というのはそういう回り道でなく、一番早道で良い道を歩んで欲しいって思っちゃうものなんですよね。紆余曲折ならお手の物のわたしでもそう思うんだから、世の普通の親たちは本当に何とかできるだけ子供の人生にレールを敷いてあげようと思うんだろうなあ。英語ではfeathered nest(ふわふわした巣)を用意するって言うんですけどね。

一応ルイちゃんにも言っておきました。ビデフォードカレッジにはいろんな子が行くから、すごくがんばって勉強しないと、オックスフォードとかケンブリッジとかの良い大学にはいけないよって。そうしたら、うん、わかったとは言っていましたが。

ルイちゃんは将来なりたいものがころころ変わります。ちょっと前までは血を見るのが嫌だから医者は嫌だといってましたが、今は医者か科学者になって大学の研究所で働きたいそうです。行きたい大学はスティーブン・ホーキンス博士のいるケンブリッジ。(ルイちゃんが行くまで生きてるかなあ)そういえば考古学者ってつい先週は言ってたなあ。(わたしが自分が考古学に興味がないので、軽く聞き流してましたそういえば)

チャーリーは獣医か動物園の飼育係か悩んでましたから、動物園の専属の獣医になればとキャリアアドバイスしてあげました。





詩のブログ更新したので、酔狂な方はよろしく。
http://fordfarmpoems.blogspot.com/

6 件のコメント:

こんの さんのコメント...

ルイさん 11歳のお誕生日 おめでとうございます
間もなく多感な青春前期ですねぇ

お母さまの今日のブログ
ルイさん 読まれたら如何でしょう
今すぐでなくても、後ででもいいかなぁ

お母さまが、ルイさんをどんなに思っているか(愛しているか)がきっと伝わりましょう

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、うちは子供たちが日本語あまり出来ないから、一生これを読むことないんじゃないかなあ。それって寂しいなあとちょっと思ったこともありました。でもまあ子供なんて親の人生のことなんて本当はあまり知らないもんだし、親だって中学生以上になった子供のことなんてわからないし、お互いが見せ合う部分は限られてるのだから、一生何をしているのか考えてるのかよくわからないお母さんだったなあで終わっても、まあ良いかって思ってます。

いえいえ、これは愛じゃないんですよ。息子に良い大学に行ってもらって、良い職業につかせて、お母さんは鼻の高い思いをしたいというエゴなんですよ。

あくあ さんのコメント...

そんな、エゴだなんて言いきっちゃって、もう!

しかしまあ、流れに任せてればいいんじゃないんですか?もう数日しかないんでしょ。てことはきっとそこに行けということですよ。

人生、何がいいかなんてわからないしね。

しかし、親に言われたことで人生の選択を変えたことについては、未だにちょっと恨みっていうか、しこりが残ってるなぁ。留学を止められたこと中高各一回、理系の大学に進むことを止められたこと一回。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、ご両親の言うこと聞いて進路を変えたんですか?中高のときの留学は、お金を出してくれないとどうしようもないからしょうがないとしても、理系と文系までご両親の言葉に従ったなんて、そんな従順な娘だったんですね。

わたしは親が反対すると絶対にそれを押し切るという自動反応が備わっているので、あの時あんなに反対されなければもっと自分で頭を冷やしてちゃんと考え直したかもしれないのに、と思うことがあります。まさにアブラハムの教えどおり、子供は放っとけです。

わたしの高校は進学率はあんまりよくなかったんだけど、それでも振り返ってみて、何物にも変えがたい良い高校生活だったと思うので、大学のことばっかり考えて学校を選ぶのもよくないだろうと、今はルイの好きなところに行かせようと思ってます。

本読みと山歩き さんのコメント...

子供の進路を考えるのは難しいですね。

「なやんで自分で選んだ道が正しい道」なのです。

 私は中学時代は賢いわけではないが勉強はできました、それで、進学高にはいりましたが、成績は驚くほど下のほうでした。(笑)
“いい”高校にはいれば、“いい”大学にいけば、人生への可能性は広がりますから、それにこしたことはありませんが。。。
 それは一般論で、やはり最後は人がどう思うかでなく、自分がどう満足するかですよね。
 てなことを子供にいってきかせていますが、分からないでしょうね。きっと。
 所詮、親だって、人生一回しか経験していないんだから、たいしたことないですよ。
 で、結局最初の言葉に戻ります。(笑)

Atsuko さんのコメント...

山歩きさんも子供の進路で悩みましたか。

自分自身を振り返ってみて、高校も大学も自分で決めたけれど、それぞれ14才、17才だったから、いろいろなことを考えて決めたとは言いがたいですね。そんな歳でこれからの長い人生のこと、決めることは出来ないですよ。でもかといって、親の言うことを聞くのが良いのか、先生の言うことを聞くのが良いのが。だから大人になって大学に入りなおしたり、新しい資格を取ったりするのがもっと簡単になれば良いんだけどなあ。

ルイはまだ11歳なので将来のことはぜんぜん考えてないみたいです。でもがんばって勉強すればするほど、興味あることや面白いことが増えてくるし、良い大学にいけばそれだけ面白い人に出会ったり、新しい機会にめぐり合えるよ。仕事も店の店員(彼は買い物が大嫌いなので)などではなく、面白い仕事が出来るよといってあります。わかってないだろうなあ。

本人はビルゲイツのようにお金が儲かる仕事がしたいそうです。考古学者じゃだめだよ、それは。